夢を抱えて「ビジョン」を語ろう
コロナ感染が拡大し、甚大な感染症被害が広がっている。
自宅療養者が減る見込みが立たない。
ビジネス界も同じである。
ところがこんな状況の中、威勢のいい話を連続して聞いた。
おひとりは自分のビジネスがコロナで下降線をたどる未来を見据え、新たな個人サービスを開発した。
ここで事業内容は公開できないが、それはランチェスター戦略にのっとった素晴らしいビジネスモデルである。
本人はそのランチェスター戦略を知らず、危機感から考えに考え抜いて新ビジネスにたどり着いたそうだ。
「そういう戦略思考があったのですね」
と言われたので私の方がびっくりしたが、考える人は考えている。
考えを尽くすと、時代に合ったビジネスが見いだせることの証明だ。
もう一人は、かねてから考えていた「食」ビジネスにバラエティを持たせて新境地を拓きつつある。
単なる農業の「6次産業化」ではなく、ニーズの高いマーケットにリーチできるものだ。
そこで大事なことだが、お二人の共通点は自分の「夢」を捨てていない点にある。
しかし「夢」に酔ってはいない。
目の前の厳しい現実を考慮し、
・自分と相性の良いビジネスの中から
・コロナとビジネス共存の可能性を読みつつ
・アイディア溢れる「身の丈経営」
に乗り出している。
お二人は、夢を抱えながらその「ビジョン」を語ってくれた。
夢は尊いが、「ビジョン」とは実現可能なものだ。
「ビジョン」がしっかり語れると一種の力を持つ。
更に「ビジョン」に向かって歩めば、いつかは目的地にたどり着く。
もう一つ、実行へのヒントを書いておこう。
お二人とも実際の行動の中から新ビジネスを見つけ出した事だ。
苦労したと思う。
がビジネスプランに実感がある。
思考だけの産物ではないところに「大いなるヒント」があるのだ。
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