日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

「ぶれない」軸

2012-10-18 | 読書
【2012.10.18】
主義・主張が実現する時が来ればいい...

・草原ではセイタカアワダチソウの花がそこかしこで目立つ時期になってきました。旺盛な繁殖力を持つ外来種で何時もおじゃま虫扱い。只、群生した状態で花が咲くと遠目には結構綺麗に見えます。

石破さんの最新の著書が出版されています。
ページ数は200P余りで、難しい表現はされてない。興味のある部分だけ、又どこから読んでもかまわない。(と、書かれている。)日頃あまり政治に関心が無い私ですが、この方がどのような想いで国政に臨んでおられるのか、垣間見ることができました。



<国難―政治に幻想はいらない―>
~日本に残された時間は実に短く、とれる選択肢の幅は恐ろしく狭い~
新潮社より2012/8/31発売
多分どこの図書館にもあります。

・先の防衛庁長官時代、後の2007年防衛大臣在任当時のエピソードがかなりのウェイトで語られている。対外的には、これからも難しい対応を迫られる北朝鮮、中国との関わり方について自論が展開されている。
又、国政についてもいくつか触れられている。自民党が野党に下ってしまったことの経緯・分析や、党の綱領が示されない民主党と、自民党との違いについての論説は納得のいくものだった。
ゴタゴタの中で、自民党を一時離党(後には復党)したのは、ある時期において党の方針が自らの主義主張にそぐわなくなった為であったことも...。

・登場する諸氏は田母神俊雄、守屋武昌、橋下徹など...

石破さん、最近では自民総裁選を争い知名度が一段と上がったせいか、ちょくちょくTV番組にも登場するようになりました。しゃべり方が面白く、その言い回しに吹き出すこともしばしばですが、私は好きなので良くみています。
この本での表現も、日頃の独特の語り口を彷彿とさせます。

・自ら農林族、防衛族と言っている石破さんですが、私が持っているイメージは、やはり防衛畑で、その方面で豊かな見識を持つ人という印象が強い。この本を読んでみると軍事、防衛に関する興味は小学生の頃よりお持ちだったことが分かり、成程と思いました。

・最後に語られる自らの<変わる事のない主張>
「集団的自衛権行使を可能とし、独立主権国家にふさわしい憲法を作る。」
「次の時代に負担を残さない健全で機能的な財政を確保するための税制改革を行う。」

の2点を挙げられている。

・文章に表すのは簡単、しかし誰が取り組んでも実行は至難と思えるのですが...
長い議員、閣僚の経験により、キャリアを積み上げられて来た中で、ぶれない軸、信念を持って事に当たられて来た人です。何とか遠大な計画を実現出来る立場に立って欲しいものだと思っています。

・内閣解散時期の表現が”近いうちに”から”然るべき時に”と微妙に変化しています。19日開催の3党・党首会談では、どんな表現が使われるのだろう?

では又

I.O
コメント
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