【2016.05.04(wed)】
★西から東まで大きく開ける展望。
・八頭町日田にある
<遠見山>の登山大会に参加しました。
・八頭町と若桜町にまたがる山です。山ガイド本やネット上にも情報が少ない山でした。
この日、地元の愛好会と公民館主催で登山大会を催されるとの情報を得て、天候が回復したのを機に急遽参加させて頂くことに。
・車は八東川の河川敷に置かせてもらい日田の中島公園に集合。
・遠くは米子市、宍粟市、佐用町などからも参加されていて総勢は47名とのこと。
全員でストレッチした後、ピンク帽のスタッフの方が案内され、2グループが少し間を空けて9:00前後に出発。
・上りは中島登山口から【中島コース】を辿る。
全長2.1km、合目表示もきちんとされていて一番ポピュラーなコースのようだ。
標準コースタイムは上り2h30mとされる。
・昨日は大風が吹き登山道にも倒木や小枝が散乱していたが危険と感じるほどではない。1~7合目まで4回の休憩をはさみゆっくりしたペースで順調に高度を上げる。10:10頃、5合目で3回目の休憩。ここでの標高は510m。
団体登山はペースを変えたり勝手に休んだり出来ないのでつらい部分があるのだが、このゆっくりしたペースはありがたく、おかげで楽に登ることができた。
・7合目の手前で小休止の後、中島コースから少し外れる見晴台に到着。標高720m、10:50の到着。
・鳥取市内側の展望。PM?黄砂?の影響なのか霞んでいる。
・徳丸の道の駅「はっとう」や“はっとうフルーツ観光園”方面
・丹比の中心部と八東ふる里の森に至る谷筋。
・案内スタッフの方がこの展望台での大パノラマ写真を掲げて周囲の山並みの説明をされる。
西の鷲峰山や
高山、ほぼ正面の北方向に
扇ノ山、更には東の
氷ノ山、陣鉢山に至るまで素晴らしい展望。
他の山には無い、この遠見山のロケーションの良さを感じる。
・頂上の到着は11:25。計画表にあった時間とピッタリなのが素晴らしい。
標高805.9m。スタート地点は145mと聞いたので標高差はおおよそ660m位ではないだろうか。
・山頂でのご褒美は木々の間から見える扇ノ山の山頂。
・頂上広場での昼食タイム
・山頂で行われた“緑のポスト”の除幕式。登山者が感想を記すノートやリーフレットが常備されるようだ。
・眺望の有り、無しはその山の人気度に大きく影響すると思う。
ノートに書けば良かったのだが、もう少し頂上からの展望を良くするよう考慮頂ければありがたい。
・登山道の途中や山頂広場にある木の名称を記す札。これが取付けられているのは大変有難いこと。
森林公園のような気配り。
・日田登山口へ降りられるグループと分かれて、山頂を0:25に出発し下山にかかる。7合目から【島コース】へとルートが変わる。
岩場やロープ場があり強風時には慎重に降りたい。
島コースは中島コースより500m長いのだが、下山の所要時間は約2hと変わらないようだ。
・遠見山の登山道で見られる植物としては
馬酔木(アセビ)と
イワカガミが有名らしい。
5合目から上の登山道脇には、すぐにそれと分かるイワカガミの艶のある葉を多く見掛けた。
花はこの5月連休が見頃となる年もあるそうだが、雪が少なかった今年は「4/19に下見で登った時に満開だった。」とスタッフの方が話される。残念!
・下山途中で唯一撮れた白花のイワカガミの写真。今シーズン既に遅いこの時期、4つの開花株しか見かけなかった。
・島コースをドンドン下っていくと道は開けて鉄塔の建つ明るい草原に出会う。今の時期ワラビが多く見られる。
中国電力の八東発電所があるからだろうか?下部の登山道にはステップがあり下りの足に優しい。
・無事に島登山口に到着。
・コースタイム(2h)のとうり予定時刻の14:30に中島公園に帰着。
スタッフの方から冷たい“ユズジュース”を頂きました。初めて飲む味に生き返る。とてもありがたい。
・標高差が660mあるので歩きがいがある。某ガイド本の表現を借りるなら“レベル2 ちょっとガンバレ”かも。良い山だった。
今回案内頂いた2つのコース以外に町内の別地区から上ったり、若桜町から上るコースもあるようで機会があれば楽しもうと思う。
・日田コースを案内して降りられたスタッフの方が書かれている
<若桜山ボーイさんのブログ>を拝見させて頂きました。
・この登山大会を企画された遠見山馬酔木の会、及び丹比地区公民館のスタッフの皆様には親切なご案内、適確な解説を頂き、楽しく安全な登山をさせて頂きました。大変お世話になりありがとうございました。
I.O