いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

王毅大使の紳士協定

2005年04月30日 17時20分39秒 | 外交問題
この発言を受けて、日本側は小泉さんを始め、その他閣僚経験者達や、中曽根さんまでが「聞いたこと無い」「存在しない」というコメントを述べていた。そりゃ、そうだろう。そんなの知ってたら、靖国参拝の方法を考えるに決っている。ところが、今まで存在しなかった「紳士協定」ということなのに、中国側は「紳士協定に基づいて、靖国参拝を考えて欲しい」という発言をしたのだ。これは一体どういうことか?中国側がなんとか考えた一手なのであった。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 靖国参拝 「紳士協定」を否定 中国・王大使言及に日本政府

ご承知の通り、今までの反日デモで顔写真を焼かれたり、落書きされたりと、格好のターゲットにされた小泉首相であるが、中国側の公安当局にもデモを抑制するには限界があるという国内事情がある。日本側で何か「派手なアクション」があれば、中国国内ではすぐさま反応するであろうことは、中国政府もよく知っている。あんなデモが度々起これば、海外からの批判や民間投資に悪影響をもたらすことは必至で、EUの対中武器輸出延期というあからさまな不利益を受けてしまった。天安門事件を想起させるような反日デモが、EU諸国の心理的冷え込みを呼び込んだと言えるかもしれない。


今後更にデモや暴徒が発生するようであれば、中国にとっては大きなダメージに繋がりかねないという判断であろう。そのためには、日本には「大人しくしていてほしい」ということである。そして、目立たぬように行動し、中国国民を「煽り立てないでくれ」という意思表示でもある。そこで日本首脳の動きを封じる(靖国参拝はしないでおいてね、ということ)メッセージとして、「紳士協定」発言をしたのであろう。いつまでも靖国参拝を取り上げても問題解決が難しい、との判断で、具体的に「参拝しないでくれ」という事例を中国側が示したということになる。日本側としては「参拝するな」などと言われたくないし、かと言って「参拝するな」に応じてしまえば日本国内の反発も大きいという”痛し痒し”の問題であるので、中国側は「これだけは勘弁してくれ」ということでしょう。それが、「首相、外相、官房長官」というパターンだったのです。多分前2者が主な目的だと思いますが、一応ボカシを入れて官房長官としたのだと思います。中国国内のニュースやネット上での注目度が高いのは、恐らく「首相、外相」であり、日本の顔である。そりゃそうだろうな、と思う。


なので、この3者が参拝しなければ「靖国参拝についてとやかく言わないし、問題として取り上げたりしませんよ」という具体的な解決策を日本側に提示したのですね。王大使は明文化されていない「紳士協定」という、証拠のない、うまい逃げ道を考え出した。これなら、過去の文書などを調べる意味もない上に、内政干渉などとも言われない、と踏んだのでしょう。今後これを守って下さいね、というはっきりした提案ですから、日本側はこれだけに配慮して靖国参拝を考えればよくなる、ということですね。流石は中国。ずるいが、ある意味うまい方法ではある。中曽根さんが否定したのは当然ですが、中国も困った末に考え出したのでしょう。その意を汲むかどうかは、日本側に選択権が与えられており、「対決姿勢」を選ぶなら無視して参拝することになります。これはある種のテストですね。「対話姿勢・協調姿勢」を選択するならば、麻生さんとか中山さんとか、その他閣僚や与党幹部に参拝させたとしても、3者は公式に参拝しないということになりますね。こっそりお忍びでならいいですよ、と言えるかもしれません。誰にも気づかれなければ、他者にとっては参拝していないことと同じですからね。


今後もこの「紳士協定」を守って頂き、不文律として残してくださいね、という意図もあるだろう。日本側がこれを守る限り、靖国問題でこじれることもなくなるでしょう。


記事の訂正など

2005年04月30日 10時14分14秒 | 俺のそれ
昨日の記事で、「きっと事故現場に来る前の塚口駅付近のカーブで、実際に「曲がれた」ので、同じくらいの制限速度のカーブなら「同じ方法でいけるんじゃないか」と思ったかもしれない。」と書きましたが、これはテレビ報道などを見ると何処にカーブがあったか判りません。航空写真ではほぼ直線的のように見えていました。この記事は、次の毎日新聞の記事を読んだ時に、塚口駅近辺にも別なカーブが存在したものと思い込み、それを元に書いたのです。

MSN-Mainichi INTERACTIVE

ですので、昨日の記事に書いた「塚口駅付近のカーブ」は誤りでしたので訂正いたします。乗客の証言は「事故現場のカーブ」を指していたのではないかと思います。

あと、ブレーキはペダルではなく、レバーであったようです。また、ブレーキは非常ブレーキであったとの報道がありました。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 事件

やはり、遠心力でカーブ進入後相当左側に傾いてしまったと思われ、そこでの制動荷重によって車体バランスに大きな変動があったものと考えられるのではないでしょうか。車輪のロックはよくわかりません。