いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

今度は中国国債買いを命じられたか(笑)

2011年12月20日 18時49分42秒 | 経済関連
お調子者の安住財務大臣が、またまた大活躍、と。そーですか。

>http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7BJ02H20111220


またアメリカ様からのご命令ですかな。
ポチって、本当にそうなんですね。
財務省が中国国債を購入する意義って、明確には存在してないですもん。それなら、これまでのドル買い一辺倒というのが説明できないでしょう?
いや、勿論、極々少額の他通貨も持ってはいるけど、申し訳程度でしょう?

それを責めてはいませんがね、ここに来て急に言い出すというのも超笑えるわけで。

今年、7月28日~11月28日までの僅か4カ月間のうちに(実質的にはほぼ3カ月くらいだ)、13兆6千億円がつぎ込まれたわけですわ。

復興資金にかって?




ざんねーん、違います。
いえいえ、そうじゃないんですよ。

為替介入ですわ。ドル買いにつぎ込まれたんですよ、これほどの資金が。大借金の国債新規発行で。

財界のバカどもが介入しろ、介入しろ、と言うその口で、「復興増税しろ」とか言い、新規国債発行は借金だから止めろ、とか、財政再建が先だ、とか言うわけですわ。

自分たちの為になら、13兆6千億円もつぎ込んでいいぞ、しかし被災者の方々に使う数兆円の国庫負担でさえ「増税で賄え」と言うんですわ。おかしいでしょう?


世の中というのは、こういう出鱈目がいくらでも通用してしまうのですよ。


アメリカ様は、米国債格下げと債務上限引き上げ法案の混沌で、ドル売りが来ていたことを大層気にされていたわけです。このままでは、本当にドル離れが進むんじゃないか、ソブリン債の危機感が伝播して来るんじゃないか、とね。

それで、日本には「ドルを買い支えろよ」というお達しが来ていたわけです。野田総理は以前の財務大臣時代から、ホイホイドル買いをしてくれる、大変物分かりのいい操り人形でしたから、大変重宝されるということなのです。


で、中国が米国債売りをやっていた、ということらしいです。

>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1217&f=business_1217_058.shtml


10月に中国が大幅売り越しとなっていたのを、日本が買い支えました、みたいなものだな。中・英で274億ドル売り越し、日本が222億ドル買い越し、ということですから、売りを吸収したようなもんですわな。

つまり、日本の行った為替介入というのは、米国側の都合で「ドルを買っとけよ」と言われたので、ハイ早速、ということで実施したようなもんだ、ということである。それだけの為に、13兆6千億円がサクッと投入された、ということである。復興財源には、サクッと投入しないのに、ですね、はい。

で、外為特会で為替損が40兆円にも膨れ上がらせた財務省が、今度は中国国債を買います、と言い出した、と。

財務省自身がこんなことを考えて実施するはずがないw。
官僚主義的官僚(当たり前か、官僚だけに)達が、そんな発想を持ち合わせているはずがない。これまで誰もやってこなかった大それた提案を、ここでしようなどと考えるはずがない。あるとすれば、アメリカ様の要請(つまりは、ご命令、である)があった場合のみ、だ。

まさか、拙ブログ記事でも読んでいただいて、それに触発されたわけではありますまいね?

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f9c3eee96dfd2e8357b7c37003337646


米国の貿易赤字圧縮には、人民元高が必要だ、と。為替変動が簡単ではないのなら、日本が人民元を買えばいいんだ、それは同じような効果をもたらすであろう、ということですかな。

まあな、いつもいつも「米ドルを買い支えろよ」と要求するのも限りがあるので(ドル安に戻る度に為替損が拡大するから、40兆円の為替損をウチのブログみたいなド素人にも嗅ぎつけられて責められるからwww)、あからさまなドル買いを要求しにくくなるな、と。

そうすると、日本が人民元を買えば、中国がドルにペッグしようとするなら「ドルを買うよりない」ということになり、ドル売り継続は難しくなるな、と。
人民元高になればなったで、貿易黒字が圧縮されるであろうから、それもよし、と。

だから、日本が人民元を買えばいいんだ、オレっちは何て頭がいいんだ(米国の財政当局の政策を考える誰か?の心の声)、と。


ふーん、そうですか。
まあ、漁夫の利を目指すは上策ですわな。日中間でやらせておけば、米国の金を使わなくても済むもんねー!ってことですわ。


米国が最も怖れているのは、米国債のファイナンスがいずれ困難になってゆく時、だ。中国はもう以前のようには、ばかばかドルを買ってくれなくなっている、と。むしろ、ドル売りの潜在的脅威である、と。


そうなると、ドル買い=米国債買いの主体として残ってるのが、日本くらいしか存在してないぞ、と。欧州のこれまでの買い手としての資金力は、以前に比べると格段に少なくなっているぞ、と。

そうなると、米国債のファイナンスが「どこまで可能なのだろうか?」と考えるようになってきたな、ということであろうね。何たって、6割くらいが海外の買いでしたかな?

もっとも大きかった中国という買い主体がもし抜ける、ということになると、どうなるであろう?
米国債のロールオーバーの額は、年間何兆ドルかな?その売却先が細ってゆくことになれば、今後発行額が増える一方なのに、どうなるだろう?

そういう恐怖があるわけである。だからこそ、人民元を買え、と求めるわけだ。それは間接的にドルを支えることになる、と。



財務省はFX予算を削減せよ

2011年12月20日 18時46分38秒 | 防衛問題
本当にどうしようもない連中が、この国の防衛を担っているということなのであろう。まあ航空自衛隊幹部には、例の「タモさん」みたいなアレげな人がいたくらいですから、推して知るべしではありますがね。


>http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK804694620111220

[ワシントン 19日 ロイター] 米国防総省は、日本政府が航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に米ロッキード・マーチン(LMT.N: 株価, 企業情報, レポート)が主体となって開発しているステルス戦闘機F35を選定したことに歓迎の意を表明した。

 国防総省は日本政府の発表を受け、「F35プログラム関係当局は日本とパートナーシップを強化し、アジア太平洋地域全体の安全保障の強化に貢献することを楽しみにしている」とする声明を発表した。



予算案で止めるか、民主党で止めるか、くらいしかないでしょうな。だが、それはかなり困難ということになるわけだ。大臣とか閣僚なんかの決定権限なんてものは、単なるお飾りに過ぎないというわけだから。まさに戦略なき国家、特定者利益優先の政治であり国防であることを露呈したということであろう。


また喩え話で書いてみますか。

野デブがペン太ゴンに「おい、お前、ちょっとこっち来てみろや」と呼ばれました。「いい店に連れてってやるぜ、お前も楽しめ」と無理矢理連れ込まれました。そこは単なる「ぼったくりバー」でした。ペン太ゴンに「お前、金払っとけよ」と脅されました。いや、とっても優しく言われました。けど、目はマジで殺し屋みたいな目で睨んでいました。彼は引きっつった笑みを浮かべていましたが、目の奥底では「テメー、死んでみるか」と雄弁に語っていました。払わないとどうなるか、一目瞭然でした。
野デブは仕方なく言いなりになることを選びました。すると、ペン太ゴンは言いました。
「センキュー、センキューべりまっちょ、これからもまた一緒に店に行こうな、楽しみだぜ、イェイ」

そんな感じです。


国防総省は開発が滞っていて困っており、まず予算が足りなくて、このままだと本当に頓挫しそうだ、ということで、兎にも角にも日本に「金よこせ、さっさと資金供給をしろ」と迫ったということです。共同開発参加国の英豪なども金を出すというわけでもなく、今後の進展次第では「このままじゃ、購入できんかもな、そんときゃ、諦めだな」という残念ムードが漂っていたわけです。

このままでは、本当に開発計画そのものが挫折してしまい、永久にお蔵入りになってしまいかねない。それだけは、何としても防ぎたい、と。金づるの日本をどうにかしばき倒してでも、計画に「引き込まねばならない」、と。そうすれば、他の参加国も諦めを回避してくれるであろう、と。要するに、「パトロンが付いたよ」という「見せ金効果」が日本の役割ということである。

要するに、そんだけ。で、購入価格は向こうが決める。円高だから、どんだけふっかけても「シメシメ、ラッキー」ということなんだよ。1機6000~7000万ドルとか言ってたのも、出まかせ。「ああ、思ったより開発予算がかかっちゃったみたい、だから、1機150億円ね」みたいに、後でいくらでも高値をふっかけることが可能、ということだ。それは、国防総省への「日本の約束手形」みたいなものであり、しかも額面の書いてない「白紙の小切手」みたいなものなのである。


日本の空幕幹部は、後年の負担のことなど心配なんかすることもないのだ。今さえよければいい、ということ。自分の今の立場、利益さえ守れるなら、日本の国のことなど「どうだっていい」というような連中ということである。F35でもいいなら、オレが画用紙に戦闘機の絵を描いて、「ハイ、1機40億円ね、これで日本の空を守ってね」と言ってやろうか?オレの絵とF35の実質的違いはあるか?ないだろう?

それでも防空体制には支障ない、ということなのだから、予算はいらない、と表明したも同然だろうよ。


機種選定は寄生虫どもの勝利となってしまったわけだが、これを止める方法は予算カット以外にはない。


ロイター記事の国防総省の発表を翻訳してみましょうか?

「日本へのタカリを強化し、アジア太平洋軍の軍事費ぼったくり強化に貢献できることを楽しみにしている」

すごーく、一般人にも分かりやすく言い換えるとね、次のようなことです。

国防総省は以前から日本に対して、「さっさと金持ってこい、バカ野郎、言われた通りにやってりゃいいんだ」と脅してばかりいたわけですわ。ゲーツが日本にやってくる度に、「もっと払えや、ボケカスどもが」と凄まれておった、と。これに加担する売国「地頭クラス」が国防総省をバックに威張りまくってきた、と。

今回のF35選定でも、やはり「開発の遅れは日本が金を出さないと解決できない、開発予算が限られてきたせいで、進展してこなかったんだ、だから、日本が加入してくれさえすれば、一気に進むことができるし、配備の目途も立つ」とか、色々とうまいことを言われて、その気にさせられ煽てに乗せられて、「これに決めました」と言わされたんだよ。
断ればどうなるか分かってるな、普天間が止まっている今、FXでもアメリカ様の不興を買えば、我々は終わる、それがイヤならF35と言え、と。


こうしてぼったくりに遭うわけですわ。
日本というのは、本物のアホな国ですな。正真正銘の、寄生虫にとってはまことに都合のよい、おいしいカモなんですよ。

敢えてカモになりたい、と申し出る政治家たちの真意を知りたい。
謎ですわ。ワケが分からん。