韓国では象が大暴れしたらしい。暴徒の次は”暴象”なのか?
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 大暴れのゾウに同情の声=「重労働で酷使」との批判も-韓国
このニュースをテレビで見た時に、私が中学1年の時の国語の教科書に載っていた「オツベルと象」をすぐに思い起こした。昔話で申し訳ないのだが、もう4半世紀も前の話である。何だか思い出すと無性に可笑しくなった。象がバタバタと突進したりするテレビ映像を見ていて、ふと笑いがこぼれた。
私は毎年教科書を学校で受け取ると、その日のうちにだいたい読むことにしていた。教科書に出てくる作品は、面白いものが多く、タダで全集本をくれたようなものだったからだ。始業式が終わって家に帰ると(大抵早く帰れるから、家で時間がある)、そそくさと昼食を食べ、早速読み始めるのであった。巻頭ページのカラー写真の解説などを順に見てから、目次へと進んでいく。全部自分が読んだことのない作品だった。微妙な挿絵に、「ちょっと変かな」などと思いつつ、ゴロゴロしたり、ソファに座り直したり、時々体勢を変えたりしながら読むのが好きだった。いつの間にか日が傾き、教科書の余り白くはない紙質でできたページに夕陽がさし、「もうこんな時間か」などと思ったりして、腹減ったーということで、読み終えるのだった。振り返ると懐かしい(昔のことを懐かしむのは、年をとったせいだという意見もある・・・ガックリ)。
実は今年中学に入学したばかりの、わが子の教科書を読んでみた。入学式の後、どさっと積んであったからだ。
昔と同じように、ページをめくってみた。やはり初めの作品には、「オツベルと象」が収載されていた。私の時と同じであった。これには、驚きと懐かしさと、そして、時代によらない宮沢作品の良さが感じられた。勿論「オツベルと象」を読むのは中1以来で、細かい所は思い違いをしていたり、誤って記憶していて、「あれ、そうだったかな」などと思いながら読んだ。最初に出てくる脚注も、当時と同じだった。「稲こき」だった。
教科書検定について色々言われたりしてはいるが、教科書は誰が読んでも案外面白いものである。とてもよく出来ている。私自身は、昔とは考え方も視点も変わったが、教科書は優れた作品集だと思う。当時の私はそんなことは、露にも思わなかったのであるが(笑)。
他の教科も内容を一通り見ていくと、随分変わったな、と思う。図表、絵、写真が多い。文字が少なくなったような気がする。後は、現代風なパソコンやネットのこととか、リサイクルのこととか、私の時にはなかった内容のものも追加されている。ちなみに地図帳は、昔と同じ会社だった。未だに毎年作っているんだなー、と思ったりして、懐かしかった。今まで家で利用していた地図帳は、私が中学か高校の時に使っていたもので、子供もそれを利用していたのだ(当然ソ連とかのままです)。だが、古い私の地図帳はもう必要なくなった。新しい地図帳がもらえたのだから(笑)。
皆さんも、子供の教科書を一緒に読んだり、その話をしてみるといいと思いますよ。私はこの「オツベルと象」の話をしました。自分が同じ中1だった時のこと、この作品の感想、授業中の失敗談とか・・・。わが子の感想も聞いてみました。教科書の作品が、変わることなくこうして続くといいですね。次は孫の時まで、頑張るかなー(笑)収載されていれば、の話ですが。
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このニュースをテレビで見た時に、私が中学1年の時の国語の教科書に載っていた「オツベルと象」をすぐに思い起こした。昔話で申し訳ないのだが、もう4半世紀も前の話である。何だか思い出すと無性に可笑しくなった。象がバタバタと突進したりするテレビ映像を見ていて、ふと笑いがこぼれた。
私は毎年教科書を学校で受け取ると、その日のうちにだいたい読むことにしていた。教科書に出てくる作品は、面白いものが多く、タダで全集本をくれたようなものだったからだ。始業式が終わって家に帰ると(大抵早く帰れるから、家で時間がある)、そそくさと昼食を食べ、早速読み始めるのであった。巻頭ページのカラー写真の解説などを順に見てから、目次へと進んでいく。全部自分が読んだことのない作品だった。微妙な挿絵に、「ちょっと変かな」などと思いつつ、ゴロゴロしたり、ソファに座り直したり、時々体勢を変えたりしながら読むのが好きだった。いつの間にか日が傾き、教科書の余り白くはない紙質でできたページに夕陽がさし、「もうこんな時間か」などと思ったりして、腹減ったーということで、読み終えるのだった。振り返ると懐かしい(昔のことを懐かしむのは、年をとったせいだという意見もある・・・ガックリ)。
実は今年中学に入学したばかりの、わが子の教科書を読んでみた。入学式の後、どさっと積んであったからだ。
昔と同じように、ページをめくってみた。やはり初めの作品には、「オツベルと象」が収載されていた。私の時と同じであった。これには、驚きと懐かしさと、そして、時代によらない宮沢作品の良さが感じられた。勿論「オツベルと象」を読むのは中1以来で、細かい所は思い違いをしていたり、誤って記憶していて、「あれ、そうだったかな」などと思いながら読んだ。最初に出てくる脚注も、当時と同じだった。「稲こき」だった。
教科書検定について色々言われたりしてはいるが、教科書は誰が読んでも案外面白いものである。とてもよく出来ている。私自身は、昔とは考え方も視点も変わったが、教科書は優れた作品集だと思う。当時の私はそんなことは、露にも思わなかったのであるが(笑)。
他の教科も内容を一通り見ていくと、随分変わったな、と思う。図表、絵、写真が多い。文字が少なくなったような気がする。後は、現代風なパソコンやネットのこととか、リサイクルのこととか、私の時にはなかった内容のものも追加されている。ちなみに地図帳は、昔と同じ会社だった。未だに毎年作っているんだなー、と思ったりして、懐かしかった。今まで家で利用していた地図帳は、私が中学か高校の時に使っていたもので、子供もそれを利用していたのだ(当然ソ連とかのままです)。だが、古い私の地図帳はもう必要なくなった。新しい地図帳がもらえたのだから(笑)。
皆さんも、子供の教科書を一緒に読んだり、その話をしてみるといいと思いますよ。私はこの「オツベルと象」の話をしました。自分が同じ中1だった時のこと、この作品の感想、授業中の失敗談とか・・・。わが子の感想も聞いてみました。教科書の作品が、変わることなくこうして続くといいですね。次は孫の時まで、頑張るかなー(笑)収載されていれば、の話ですが。