“子ども”を取り巻く諸問題

育児・親子・家族・発達障害・・・気になる情報を書き留めました(本棚4)。

「恨んでるけど憎んじゃいない」

2015年07月16日 19時10分29秒 | 育児
 先日、中学時代の友人2人とプチ同窓会をしました。
 このメンバー(3人ですが)が揃うのは35年振りです。

 あれやこれや、懐かしい話から夫婦・家族の話まで盛り上がりました。
 その中で、親子関係が話題になりました。

 自分たちの親は、戦後の混乱期に青春時代を過ごした世代です。
 ものがなく、お金もなく、兄弟も多く、将来の夢を描いても実現できずに我慢を強いられた世代。

 そのエネルギーは子どもに向かいました。
 自分が行けなかった大学へ行かせるために「勉強しろ、勉強しろ」とハッパをかけ続けます。
 そんなプレッシャーを疎んじながら過ごした我々の青春時代。
 当時は反抗して、
「あんた(親)のために勉強しているんじゃない」
「そんなに言うなら、自分で勉強して大学へ行けば?」
 と心の中で思っていました。

 月日が流れ、自分たちの子どもが大学へ行き、就職する世代に成長しました。
 子どもと親の立場を自ら経験した我々は、当時の親の気持ちが少しわかるようになってきたようです。

「そういう時代だったんだなあ」
「うん、変な言い方かもしれないけど、自由にしてくれなかった親を“恨んでるけど憎んじゃいない”」
「そうそう、そんな感じだね」
 とみんなで頷いたのでした。

 親子関係って、ケースバーケースだけど、時代の影響も受けざるを得ないものなのでしょう。


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