2015.7.12放映
<番組紹介>
2015年6月、ILO(国際労働機関)の総会で、南米ボリビアが新たに制定した法律が議論の的となった。ボリビアであえて「10歳以上の子供の労働を認める」という法律が施行されたのだ。貧困対策として児童労働を認める一方、教育を受ける権利などを保護するものだが、英米を中心とする先進国は、過酷な児童労働の追認であるとして非難している。ボリビア最大の「子供労働組合」に密着し、制度導入の波紋を見つめていく。
ボリビアでは2000年代に入って初めて原住民(インディオ)出身の大統領が誕生した。
大統領は子どもが働かされている現状を改善すべく「子どもの労働を禁じる」という法律を作ろうとした。
それに反対の声を上げたのは、意外にも働いている子どもたちであり、各地で子どもたちによるデモが発生した。
大統領は「いったいどういうことなのか?」と子どもたちと直接対話した。
そして「生きていくためには働かざるを得ない」現状を認識し、不法労働者として無視されることよりも、あえて労働者として認めて保護する方針へ変更したのであった。
子どもの労働は1日6時間まで、夜は働かせない、危険な作業はさせない、学業に支障をきたしてはならない、などのルールを定めたが、まだまだ普及していない。
ボリビア国内では200もの「子ども労働組合」ができた。
その集会では、新・児童法の理解と普及、子どもが自分の夢を語るワークショップなどが催されている。
しかしILOはこれを認めない。
あくまでも「児童労働は犯罪だ」というスタンスをとっている。
番組を見る前はILOの考え方が正しいとばかり思い込んでいた私。
番組を見終わって、どちらが正しいのか単純には判断できなくなった。
<番組紹介>
2015年6月、ILO(国際労働機関)の総会で、南米ボリビアが新たに制定した法律が議論の的となった。ボリビアであえて「10歳以上の子供の労働を認める」という法律が施行されたのだ。貧困対策として児童労働を認める一方、教育を受ける権利などを保護するものだが、英米を中心とする先進国は、過酷な児童労働の追認であるとして非難している。ボリビア最大の「子供労働組合」に密着し、制度導入の波紋を見つめていく。
ボリビアでは2000年代に入って初めて原住民(インディオ)出身の大統領が誕生した。
大統領は子どもが働かされている現状を改善すべく「子どもの労働を禁じる」という法律を作ろうとした。
それに反対の声を上げたのは、意外にも働いている子どもたちであり、各地で子どもたちによるデモが発生した。
大統領は「いったいどういうことなのか?」と子どもたちと直接対話した。
そして「生きていくためには働かざるを得ない」現状を認識し、不法労働者として無視されることよりも、あえて労働者として認めて保護する方針へ変更したのであった。
子どもの労働は1日6時間まで、夜は働かせない、危険な作業はさせない、学業に支障をきたしてはならない、などのルールを定めたが、まだまだ普及していない。
ボリビア国内では200もの「子ども労働組合」ができた。
その集会では、新・児童法の理解と普及、子どもが自分の夢を語るワークショップなどが催されている。
しかしILOはこれを認めない。
あくまでも「児童労働は犯罪だ」というスタンスをとっている。
番組を見る前はILOの考え方が正しいとばかり思い込んでいた私。
番組を見終わって、どちらが正しいのか単純には判断できなくなった。