生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

幸福だった思い出が<幸福感の原型>

2009年02月06日 | 第6章:明るい感情の領域
気品あふれた美しいA子さんが何故、いつも不幸だ、不幸だと嘆くのでしょう?色々とお聞きすると少女時代、青春時代は実に美しい温かい思い出に満ち満ちています。優しく逞しい父親の愛、なんとも心配りの豊かなお母さん、その両親が飛行機事故で亡くなってからというもの、その時に比較して、それ以上の愛に遭遇しないA子さんはいつも欲求不満です。幸福だった思い出、それに基づいて形成されたA子さんの<幸福の原型>は、逆に現在の生活を哀しく不満にさせています。どんなに愛する人が現れても、過去の両親からのあの素晴らしい愛情を超えるものは出現しません。現在の幸福感と過去の幸福だった思い出、つまり幸福の原型は今では逆に凶器となつています。人間の心の仕組はこのようになつていますので、時々、現在の自分を分析する必要があります。夢よもう一度、これは中々現実には不可能な場合がありますので自分の幸福の原型とは何かをチェックしておきましょう。
<五感で感じた幸福感:224-5>:

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