知覧特攻平和会館/南九州市
今回の鹿児島旅で、開聞岳と並んで訪れたかった場所です。
特攻隊員の立像「とこしえに」
【陸軍一式戦闘機「隼」】
映画「俺は君のためにこそ死にに行く」で、撮影のために精巧に作られたものです。
では入館いたします。
海中から引き揚げられた零式艦上戦闘機。
建物内部の写真撮影が可能なのは、みやげ売り場がある玄関ホール部とこのゼロ戦まで。
広い展示スペースには、「武運長久」と墨書された日の丸、
飛行帽やゴーグル、写真やパネルなど様々な遺品・展示品が並んでいる。
出撃が決まった特攻隊員から、父母や妻子へ宛てた手紙を読んでみた。が、3通ほどで読むのをやめた。
鼻の奥がツーンと痛くなって、涙があふれて来たからだ。
どのような感情を抱き、特攻機に乗り込んだのか。
本心は本人にしか分からないが、
国を護ることは家族を守ることにつながると、戦地へ向かったのだろう。
美化し過ぎるのは良くはないが、
身命を賭して国を護った方々を貶めるのだけは許せない。
【特攻平和観音堂】
【給水塔】
周辺には、当時の航空基地の設備が残されている。
【防火水槽】
【弾薬庫】
弾薬庫には米軍機による弾痕があります。
【三角兵舎】
特攻隊の出撃地はここ知覧が有名ですが、同じ鹿児島県の「鹿屋」にも存在してました。
出撃者数はむしろ鹿屋の方が多く、現在の海上自衛隊鹿屋航空基地には歴史史料館がありますので、
機会を作ってそちらの方もいつか訪れたいと考えております。