廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

ラストゲーム

2009-05-17 23:23:23 | Weblog
 今週末もいつものレンタル屋で映画を借りた。 一本目は『ラストゲーム 最後の早慶戦』です。 物語は太平洋戦争の最中の1943年、この時代にはプロ野球以上に人気があった大学野球にも戦争の陰が忍び寄っていた。 この頃は戦況の悪化に加えて野球そのものがアメリカの国技でもある事から野球をやっていると言う事にも軍部などから圧力が掛かり始めていた。 そんな中、横浜の戸塚にある早稲田大学のグラウンドと合宿所にも憲兵がやって来て野球などやっている場合か、これだけの広い場所があるのなら畑にして作物を植えるか軍事教練に使うべきだと言い、合宿所で「大本営発表は嘘ばかり、日本は負けているのでは?」と囁いていた部員に殴る蹴るの酷い暴力を振るったりする。 私はこの手の戦前の光景には昔から嫌悪感を持っている。 自由にものも言えず、異常な暴力が蔓延していた酷い時代です。 戦後の日本が乱れているとして戦前の気風を懐かしむ声も一部に聞こえますが、少なくとも軍国主義時代は間違っていたと言いたいですし、こうして映画やドラマなどでこの時代の”異常さ”は常に告発して欲しいと思っています...

 そうしている間にも戦況は更に悪化し、ついに大学生の徴兵猶予が廃止されて繰り上げ卒業となって男子大学生全員が故郷に戻って徴兵検査を受けて軍に入隊させられる事になった。 この時、既に東京6大学リーグは休止させられていたが、せめて最後に試合をさせてやりたいと慶応大学が伝統の早慶戦を出陣のはなむけにやりましょうと申し入れて来た。 早稲田野球部の監督はもちろん快託したのだが、学長は軍部に睨まれる、大勢の観客が一ヶ所に集まっていると空襲の標的になるからと猛反対して”最後の早慶戦”は実現しないまま部員達も徴兵検査に備えて帰郷を始めていた。 そんな中でも実現への最後の望みを持って早稲田の部員と監督は熱心に学長に訴え、最後の最後のギリギリのところで試合は実現するのですが、その試合の結末は...

 ネタバレになってしまいますけどこの映画のラストシーンは”最後の早慶戦”ではありません。 その試合の後で選手達は徴兵され、戦時中の記録映像で有名な学徒出陣の場面が映画の最後の場面となります。 数日前までの大学生達が銃剣を担いで陸上競技場のトラックを行進する御馴染みの映像ですね。 そうして戦場へと送られて行った野球部員達のほとんどは生きて還れなかったのだそうです。 沢村栄治投手や景浦将選手ら戦場で亡くなった有名プロ野球選手の名は歴史に残っていますが、名も無き多くの野球選手が戦場で亡くなっているとこの映画では描かれています。 今の時代は一応平和で日本のスポーツ選手達は競技に専念出来ますが、お隣の韓国では今でも兵役制度があって、国際大会での活躍による兵役免除の特典が韓国選手の意欲に繋がっているとも言われますし、戦争とスポーツに対して考える時があったもいいですね。 その為にも原爆ドームのお向かいにサンフレッチェのサッカー専用スタジアムが必要なのですが...

                            

19年ぶりに広島に“クモ男”が出現!!(スポーツニッポン) - goo ニュース

 この事件は私もテレビ中継で見ました。 でも今回の事件は単なる酔っ払いの”暴走”に過ぎないですね。 最近のカープの余りの打撃不振にイライラしてついやってしまったのではないかと。 前回も今回もジャイアンツ戦になったのは単なる偶然で、2週間ほどのロードゲームの間の打撃不振にイライラしていたところで久しぶりのホームゲームに来て見たらそれでも打てない事に酔いも影響して”爆発”したのだと思いますけど。 現に今回の事件はただバックネットに登っただけでボールボーイに説得されてすぐに降りて来たそうですしね。 前回の”クモ男”は衣装からしても凝っていましたし、「巨人軍は永遠に不潔です!」などと書かれた垂れ幕を用意して登ったバックネットからぶら下げたりしていましたから事前に周到な準備をして”作戦”の通りに仕掛けたのでしょうから。 何でジャイアンツ戦だったのかと言えば全国中継されるからでしょう。

 そう言えば”クモ男”はいいとして、今季ここまで広島で開催された試合は5試合ほど全国中継されていたみたいですけど、これを見て全国のジャイアンツファンはどう思ったのでしょうか? ちゃんとした”ボールパーク”で試合をすればジャイアンツは大リーグに負けない面白い野球を出来るのだと思わなかったのでしょうか? 地価の高い東京では民間の力だけではなかなか野球専用の施設は難しいと思います。 東京の野球ファンが声を上げて行政を動かし、東京にも”プロ野球専用劇場”の実現を!

                                  

橋下知事、「新型インフル対応」見直しを厚労相に要請(朝日新聞) - goo ニュース

 確かに今の新型インフルエンザ(”豚インフルエンザ”の名称は豚肉への風評被害を避けるために使っていない、そもそも豚肉は生では食べられないので安全に決まっているのだが...)への対応は下手をすればパニックを起こしますし、人込みが危ないとみんなが恐れては街から人が居なくなって経済へも悪影響が出ます。 プロ野球やJリーグだって”無観客試合”をする羽目になるかも知れません。 冷静な対応をしないといけないですよね。 病院も感染を恐れてインフルエンザの疑いのある患者の診察拒否など異常な状況ですから。 単純ですけど家や職場でうがいや手洗いを徹底する事から始めるべきでは。

                               

岩隈「はやり」に乗って?今季初完投(スポーツニッポン) - goo ニュース

 別に完投が”流行っている”訳では無いと思うのですけど、先発投手が最後まで投げる試合が週に1、2度でもあれば投手陣のやり繰りが楽になりますから、エースには極力完投を目標にして投げて欲しいとは思っています。 そもそも”先発の役目を果たした”とか”試合を作った”とは大リーグから入って来た言葉だと思いますが、それが投手起用の仕組みの違う日本で当たり前に使われている事には違和感を覚えます。 大リーグでは毎日の様に試合があり、先発投手は中4日間隔で登板しています。 そうなると次の登板までにまた投げられる様に回復する事も考えれば100球の手前で降板して中継ぎにバトンタッチするのも当然、大リーグには巨大なマイナー組織があるから中継ぎが当番過多になればマイナーの投手と入れ替えれば済むでしょう。 だから大リーグの先発投手は勝敗の行方が定まらなくても試合を壊さずに中継ぎに繋げられれば”Good Job”と言う事になるのでしょう。 でも日本では中5日か6日で一週間に一度先発するだけです。 ”マーティー監督”が一度実験的に中4日ローテーションを試しましたが、移動日がある日本の日程には合わず、今はカープも中6日で投げさせています。 だから日本の先発投手は試合を壊さずに中継ぎにバトンタッチしただけでは”Good Job”では無いでしょう。 完投にこだわる必要はありませんが、任された試合は自分一人で勝つ気持ちだけは持って欲しいものです。 この問題に関してはまた機会を見て書きます...

               

 今日もカープはマツダスタジアムでジャイアンツと対戦、カープは予定していた篠田投手の復帰が遅れ、誰が投げるのかと思えば二軍から上がって来たばかりの新人・小松投手が先発だった。 ジャイアンツは東野投手でした。 試合はまたしても投手戦...いや”貧打戦”となって両チーム共に点が入らず、ジャイアンツは脇谷選手のホームランで先制したもののその1点だけで終盤を迎える。 時期が時期だけに不謹慎ですが、まるでカープの打撃不振が”伝染”したかの様に昨日からジャイアンツ打線も打てなくなった。 もちろん今日は小松投手の出来も良かったとは言え。 今週の前半に対戦したタイガースも週末のスワローズ戦では打撃不振に陥って3連敗していますし... 結局カープ打線は小松投手を援護する事が出来ないまま、小松投手降板後の8回裏にジャイアンツ・越智投手のワイルドピッチで三塁走者が還って何とか同点には持ち込んだものの、9回表にストッパーの永川投手がこちらもワイルドピッチで三塁走者を還してしまってそれが決勝点になり負けてしまいました。 本当に今回の打撃不振は異常です。 今日が交流戦前のラストゲームだったのですが、何とも嫌な形で終わってしまいました。 明後日からパ・リーグ球団との戦いになります。 指名打者(DH)制の試合を経験する事で打撃不振から立ち直ってくれればいいのですけど。 今日の試合では先発出場の機会を得た末永選手が2度の出塁に盗塁も決めて守備でもファインプレーを見せましたし、妻子の為にも今回のチャンスを絶対に掴むと言う気概で交流戦でも頑張って欲しい。 彼が台頭すればカープの選手層も厚くなりますから。 小松投手も次のチャンスで勝って欲しいですね...

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 ...以上です。
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