廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

”カープロード”が開かれた

2009-05-24 23:23:23 | Weblog
 今週末もいつものレンタル屋で映画のDVDを借りた。 一本目は『ひゃくはち』です。 これは神奈川県の架空の強豪野球部(甲子園大会で優勝出来るレベル)を舞台に、そこでベンチ入りを目指して頑張る二人の高校球児を主人公にした物語です。 今、”ベンチ入りが目標”だと書きましたが、そう、もはやレギュラーを狙うとか言う次元の話では無く、20人のベンチ入り枠を狙って努力すると言う、ある意味まるでプロ野球の世界の話(一軍と二軍の間)みたいな感じで、同じ”アマチュア野球”と呼ばれていても全く別の世界の話でした。 私は昔から高校野球の映像を見て、試合中の客席に陣取るユニフォームを着た”野球部員”の存在が気になっていました。 中には3年間、一度も公式戦のグラウンドに立てない子も居ると聞いて何が楽しくて野球をやっているのか、自分自身が試合に出られるレベルの野球部に入ればいいのにと思っていますけど...

                            

 物語は主人公が2年生の時の夏の神奈川県大会(学校の数が多いのに東京都みたいに2地区に分けられず、全国一過酷な県大会だそうです...)の決勝戦で敗れて甲子園行きを逃すところから始まります。 しかし当の主人公二人はベンチ入りすら出来ずに客席で応援なんですが... 側で3年間一度も試合に出られなかったと言う部員がオリジナルの応援用サンバをみんなで踊り、その子が地元テレビ局のインタビューを受けながら泣く場面があるのですが、こうして”出られなかった部員”としてテレビで紹介してもらえただけでもマシなのかも... 一方で主人公二人は落胆の広がる応援席の中で「これで3年生達は卒業だ、やっと俺達の時代が来る...」と隠れてニヤニヤしていた場面が何とも笑えないと言うか、自分達が”参加”出来ないレギュラーチームが負けても何とも思わない、マスコミが”作っている”高校野球のさわやかイメージとは違う生の高校野球の姿を正直に描いていてある意味好感が持てました...

 そんな訳で”最後の夏”のベンチ入り(繰り返し言いますが”レギュラー獲り”では無くベンチ入り枠に滑り込む為の努力です)を目指して秋から冬、名門校だからプロ入りの掛かったドラフト会議、そして進級して最終学年となった春、レギュラー組は選抜大会に行きましたけど主人公二人はマネージャーとして同行(いわゆる”女子マネージャー”は居ない、女子が入る事の”悪影響”を危惧しているのか?)を打診されたが断って学校に残って多くの控え部員と一緒に練習、最後の夏に向かって猛練習に励みます。 しかしそんな中、有望な一年生部員が入って来て親友2人が同じポジションでベンチ入りが出来るかどうかの明暗が分かれる非常な運命に。 果たして主人公二人の”最後の夏”は?...と言うお話です。



 映画を見て印象に残ったのは本当の意味でリアルな高校球児を描いている事で、例えば主人公の一人はお菓子の入れ物の中にタバコを隠していて夜に寮の屋上でこっそり吸っているとか、実家に帰省した時に父親から「お前も飲め。」と酒を勧められる事とか、練習が休みの日に合コンに行ったり彼女とデートしたりとか、高校野球の”作られた”禁欲的なイメージを激しく逸脱していますけど、一方で部内での喧嘩はあっても一方的な暴力は一切ありませんでした。 確かに未成年の飲酒や喫煙は法に反していますし、男女交際とかにも厳しい野球部はある様ですが、一方で暴力や虐め、果てはレギュラーの望みの無い子による強姦未遂事件...とか色々なニュースが流れて来ます。 高校生に”酒・タバコ・女”を勧める訳ではありませんが、”作られた”禁欲的なイメージの中にエネルギーの溢れる高校生達を無理矢理押し込めている事は”悲劇”を誘発する事にも繋がるのではないかとこの映画に描かれた子たちの”苦しくても楽しかった青春”を見て思いました...

                                   

「高速千円」バスに打撃 乗客減少、大渋滞で延着も(朝日新聞) - goo ニュース

 私も”高速千円”は悪法だと思います。 だって恩恵を蒙るのが一部の人達だけなのですから。 こんな悪法は期限通り2年でスパッと止めてもらいたいですね。 私は車どころか免許も持っていない(原付のはありますが...)ですから、こんな下らない事に多額の税金を注ぎ込む事に不満を持っている国民は意外と多いと思いますよ、特に大都市圏では。 まして事はこれだけでは済まず、渋滞が酷いからと高速道路をもっと増やせと言い出したら...今の料金では建設費を償還出来ないはずですし、交通量が増えて痛んだ道路の補修費用はどうするのでしょう? 一部の人の為だけに莫大な税金が”無駄遣い”させられる悪法は今すぐにでも止めるべきでしょうが仕方が無いので期限の2年間でスパッと止めるべきだと思います...

                        

アクアライン値下げ 効果は? 財源20億円は国費で(朝日新聞) - goo ニュース

 こちらも値下げの話ですが、”値下げ効果”なんて本当にあるのでしょうか? 私も東京湾アクアライン値下げの”功罪”について紹介したテレビのニュース番組での特集を見ましたけど、神奈川県側はまだしも千葉県側にしてみれば本当に効果があったのか疑問なんですけどね。 現に木更津市などは中心市街地のお店が東京や横浜、川崎など”対岸”の大都市に客を奪われて衰退していると聞きますけど。 森田健作千葉県知事も何が楽しくて値下げにご執心なのか理解に苦しみますけど... 仮にアクアラインの値下げに”効果”が発生するとしたら、人口の多い神奈川県側から千葉県側に人を呼べる”何か”があればの話ですね。 わざわざ800円も支払って千葉県に落花生でも買いに行くのでしょうか? 自然は豊かなのかも知れませんが、他に何かをやらないと神奈川県側に”吸い取られる”ばかりで南房総地方が衰退するばかりだと思いますけど...



 交流戦を前に広島駅からマツダスタジアムへ続く線路沿いの道にカープの歴史や選手などを紹介するパネル30枚が張られて”カープロード”が完成したそうです。 これはおそらく名古屋の”ドラゴンズロード”をモデルにしたものだと思われます。 もっとも向こうは地下鉄の最寄り駅からナゴヤドーム付近の地上出口に向かう地下通路に作られているのですけどね。 まあ、いいものは遠慮無く真似すればいいと思いますよ、しかし真似ばかりでは”本家”には永遠に勝てません、だから常に革新性を追及して自らが”先駆者”となる為に努力する、ローソンの新浪社長の受け売りですけどね...

                              

 今日からカープはホームのマツダスタジアムでライオンズと対戦、7-5で勝ちました。 試合はカープ先発の新人・小松投手が初回いきなり中島選手のタイムリーと”お代わり君”中村選手の3ランで4失点し、どうなる事かと思いましたけど打線がその裏すぐに”鯉の狩人”赤松選手のタイムリーで1点、嶋選手の犠牲フライで1点、石原捕手のタイムリーで2点...とあっさり同点に追い付き、2回に栗原選手の2ランで勝ち越し、4回にも赤松選手のタイムリーでこれで7点、その後は中島選手のホームランで2点差にまで詰め寄られたが継投で凌ぎ、最後はストッパーの永川投手が締めました。 永川投手は大野豊投手の持つ球団記録138セーブを抜き、旧バファローズの赤堀元之投手に並ぶ189セーブ記録を達成しました。 小松投手のプロ入り初勝利と並んで記録ラッシュのいい一日でした。 試合内容は褒められたもではありませんが、連敗脱出した事の方が大きいですからね。 それにしても西口投手、昔はライオンズの”絶対的エース”だったんですけど一体どうしたのか...

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 ...以上です。
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