小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

空手

2008-10-19 03:30:26 | 武道・スポーツ
空手

人間は生まれつき物を殴ったり、蹴ったりする事は出来る。しかし、人間は生まれつき、空気を殴ったり、蹴ったりする能力は備わっていない。空手とは、空気を殴ったり蹴ったりする能力を身につけることである。そして、その能力を身につけるには相当な期間の訓練が必要である。そして、空手とは、そういう空気を蹴る蹴り方で敵を蹴る、ということである。

そして一度、空手が身についてしまったら、空手の殴り方、蹴り方でしか敵を殴れなくなる。

それは、ちょうど、どんなスポーツでも一度、上達してしまったら、出来なかった元の状態にもどせないのと同じである。

私は空手は、上達するのに有利な運動だと思っている。それは空手が一人で練習できるからだ。

空手の初心者が一番、意識すべき事は、「空気を殴ったり、蹴ったり出来るようになる」事だと思う。

そういう点からして、サンドバッグなど物体を早くから殴ったり、蹴ったりしてはいけないのである。

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