処暑が過ぎ、最近は暗くなると急に秋の虫たちの声が、大きく聞こえるようになってきました。
わが家の周囲は草深い?ので、窓の外でよく鳴いてくれていますが、何の虫なのでしょうね。素養が無いため皆目分りませんでした。で、今日は少し調べてみましたよ。
古くから俳句や和歌の世界では、虫といえば’秋に鳴く虫’を指していました。それで今年は遅ればせながら私も、’虫の声’に耳傾ける人のようになってまいりました~ψ( ̄▽ ̄)ψ
さて、言葉についてです→「虫すだく」とは?
「すだく=集く」は、もともと’集まる’とか’群がる’の意味なのですが、’虫すだく’、今は「虫が集まって鳴いている」という解釈で使われているようです。ハイ、皆がそういう意味で使えば次第にそうなるものです。
秋に鳴く虫も、大きく分けると’コオロギの仲間’と’キリギリスの仲間’がありますね。
親戚同士かもしれませんが、姿形と生態が違うらしいの。その辺の区別は虫の研究家や専門家なら分るのですね、当たり前ですが・・^^;
代表的なコオロギ(蟋蟀)の仲間とは?
コオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタン、クサヒバリ、カネタタキなど。
この仲間たちはとにかく声が良いこと。微妙で複雑な美しい鳴き声。特に素晴らしいのは、カンタンだそうです。透き通った翅、かすかに緑色をおびた黄色の体。ただこのカンタンの声は、そう簡単に聴けないらしいのです(笑
あの中国の故事に出てくる「邯鄲の夢」のカンタンなのですって。。(邯鄲については、長くなりますのでまたいつか)
カンタンの鳴き声は「ルルル、ルルルル」と。これを聴いた人は、何かしら夢見る思いがしてきて、あたりに幽玄の趣きさえ漂うらしいです。・・というわけで’邯鄲’の名がつけられました、の説がありますね。人気のスズムシと同じくらい良い声のようです。
声といっても、咽喉からではないですよね。翅の’ある器官’をすり合わせて音を出す仕掛けです。バイオリンやマンドリンに似ていますかしら。しかも、この草むらのバイオリン弾きは男性だけなのですね、そうそう、男性側からのラブコールでしょう。
コオロギの分類とは?これくらいの代表的なのを↓あらかじめ覚えておくと楽しい~♪(∩.∩)
リーリー、リーリーリーと鳴く→ツヅレサセコオロギ
コロコロ、コロコロコロと鳴く→エンマコオロギ
チチチチ、チチチチチチと鳴く→オカメコオロギ
チッチッチッ、チンチンチンと仏具のお鈴(オリン)を叩くように→カネタタキ
う~ん、昼間も外でさかんに鳴いているのはオカメコオロギのようです。この前の夜は、ツヅレサセコオロギだったのでしょうか。あぁ秋だなぁ・・と。優雅で哀愁感もあり、とても気持ちが落ち着きましたね。
一方、キリギリスの仲間たちは野生的、野趣と現実の生活感にあふれています。
ギーッ・・・・チョン!と鳴く→キリギリス 機織の音に似ているのでハタオリともいわれています。
スイッチョ、スイッチョと鳴く→ウマオイ 馬を追い立てるときの御者の舌打ちに似ているので。
ガチャガチャ、ガチャガチャ→クツワムシ 馬の口につけた轡(くつわ)の音に似ているため。
よすがらや壁に鳴き入るむしの声 蝶夢
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む (新古今集より)
ここで詠われている’きりぎりす’↑はコオロギなのだそうですが・・。昔の人も、あまりキリギリスとコオロギの区別はしていなかったのかもしれませんね(='m')
さて、先日は白花露草を一輪見つけました。よ~く見渡すと、一つ見つかればたくさん見つかる!のコトワザ通り(←コレ私が作ったのよね^^)群生していました。
昨年は少数を別の場所で見つけまして、それ以来です。
いつも草を刈られた後では、よけい気が付かなかったのかもしれません。群生していても、色味が無いのでまず見落とします。ここでは普通の青い露草よりも多かったので、正直驚きました^^☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/8b/463f08babf76d8c3d52506f5eab65ae5.jpg)
シロバナツユクサ↓(白花露草)↑とウマオイ↑(たまたま隣に写っていました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/29/5cc435d2b68218332f34bfe6ffd23c27.jpg)
露草の古名はツキクサ(月草)、万葉集にも詠われています。別名は青花。つゆくさ科ツユクサ属の一年草です。周辺に種がこぼれて、同じようなところに毎年咲くのね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/93/f0c2493ea33e425e1ad6dc63ed626f6a.jpg)
こちらはチラホラと咲いていた↑ほんのり薄紫色の露草。淡い色がうまく出ていませんが、見えますかしら。どれもピントが大甘、お見苦しくて申し訳ありません(^^ゞ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/e4/2b5cf7dfa5803fd869a69f8854c9e541.jpg)
普通の青い露草↑変種栽培では花の大きな露草があるそうです。染料にするのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/55/1c05ec4153a4e147ebe376778e84efc3.jpg)
蝶々の仲良しさんカップルもいましたよ↑私はネ、年は取っても清純派?^^;なので、このアングルしか出せませんの(笑
(※オコジョさんより↑この虫は’カノコガ’↓と教えていただきました、謝謝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/3c/35f9752fee2cc8a517cd87048bd1dfd3.jpg)
(たぶん。。もうどなたも見られないと思うので、仲良しさん↑のところをノーカットにて^^)早々に清純派返上?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baikin_2.gif)
わが家の周囲は草深い?ので、窓の外でよく鳴いてくれていますが、何の虫なのでしょうね。素養が無いため皆目分りませんでした。で、今日は少し調べてみましたよ。
古くから俳句や和歌の世界では、虫といえば’秋に鳴く虫’を指していました。それで今年は遅ればせながら私も、’虫の声’に耳傾ける人のようになってまいりました~ψ( ̄▽ ̄)ψ
さて、言葉についてです→「虫すだく」とは?
「すだく=集く」は、もともと’集まる’とか’群がる’の意味なのですが、’虫すだく’、今は「虫が集まって鳴いている」という解釈で使われているようです。ハイ、皆がそういう意味で使えば次第にそうなるものです。
秋に鳴く虫も、大きく分けると’コオロギの仲間’と’キリギリスの仲間’がありますね。
親戚同士かもしれませんが、姿形と生態が違うらしいの。その辺の区別は虫の研究家や専門家なら分るのですね、当たり前ですが・・^^;
代表的なコオロギ(蟋蟀)の仲間とは?
コオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタン、クサヒバリ、カネタタキなど。
この仲間たちはとにかく声が良いこと。微妙で複雑な美しい鳴き声。特に素晴らしいのは、カンタンだそうです。透き通った翅、かすかに緑色をおびた黄色の体。ただこのカンタンの声は、そう簡単に聴けないらしいのです(笑
あの中国の故事に出てくる「邯鄲の夢」のカンタンなのですって。。(邯鄲については、長くなりますのでまたいつか)
カンタンの鳴き声は「ルルル、ルルルル」と。これを聴いた人は、何かしら夢見る思いがしてきて、あたりに幽玄の趣きさえ漂うらしいです。・・というわけで’邯鄲’の名がつけられました、の説がありますね。人気のスズムシと同じくらい良い声のようです。
声といっても、咽喉からではないですよね。翅の’ある器官’をすり合わせて音を出す仕掛けです。バイオリンやマンドリンに似ていますかしら。しかも、この草むらのバイオリン弾きは男性だけなのですね、そうそう、男性側からのラブコールでしょう。
コオロギの分類とは?これくらいの代表的なのを↓あらかじめ覚えておくと楽しい~♪(∩.∩)
リーリー、リーリーリーと鳴く→ツヅレサセコオロギ
コロコロ、コロコロコロと鳴く→エンマコオロギ
チチチチ、チチチチチチと鳴く→オカメコオロギ
チッチッチッ、チンチンチンと仏具のお鈴(オリン)を叩くように→カネタタキ
う~ん、昼間も外でさかんに鳴いているのはオカメコオロギのようです。この前の夜は、ツヅレサセコオロギだったのでしょうか。あぁ秋だなぁ・・と。優雅で哀愁感もあり、とても気持ちが落ち着きましたね。
一方、キリギリスの仲間たちは野生的、野趣と現実の生活感にあふれています。
ギーッ・・・・チョン!と鳴く→キリギリス 機織の音に似ているのでハタオリともいわれています。
スイッチョ、スイッチョと鳴く→ウマオイ 馬を追い立てるときの御者の舌打ちに似ているので。
ガチャガチャ、ガチャガチャ→クツワムシ 馬の口につけた轡(くつわ)の音に似ているため。
よすがらや壁に鳴き入るむしの声 蝶夢
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む (新古今集より)
ここで詠われている’きりぎりす’↑はコオロギなのだそうですが・・。昔の人も、あまりキリギリスとコオロギの区別はしていなかったのかもしれませんね(='m')
さて、先日は白花露草を一輪見つけました。よ~く見渡すと、一つ見つかればたくさん見つかる!のコトワザ通り(←コレ私が作ったのよね^^)群生していました。
昨年は少数を別の場所で見つけまして、それ以来です。
いつも草を刈られた後では、よけい気が付かなかったのかもしれません。群生していても、色味が無いのでまず見落とします。ここでは普通の青い露草よりも多かったので、正直驚きました^^☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/8b/463f08babf76d8c3d52506f5eab65ae5.jpg)
シロバナツユクサ↓(白花露草)↑とウマオイ↑(たまたま隣に写っていました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/29/5cc435d2b68218332f34bfe6ffd23c27.jpg)
露草の古名はツキクサ(月草)、万葉集にも詠われています。別名は青花。つゆくさ科ツユクサ属の一年草です。周辺に種がこぼれて、同じようなところに毎年咲くのね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/93/f0c2493ea33e425e1ad6dc63ed626f6a.jpg)
こちらはチラホラと咲いていた↑ほんのり薄紫色の露草。淡い色がうまく出ていませんが、見えますかしら。どれもピントが大甘、お見苦しくて申し訳ありません(^^ゞ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/e4/2b5cf7dfa5803fd869a69f8854c9e541.jpg)
普通の青い露草↑変種栽培では花の大きな露草があるそうです。染料にするのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/55/1c05ec4153a4e147ebe376778e84efc3.jpg)
蝶々の仲良しさんカップルもいましたよ↑私はネ、年は取っても清純派?^^;なので、このアングルしか出せませんの(笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/3c/35f9752fee2cc8a517cd87048bd1dfd3.jpg)
(たぶん。。もうどなたも見られないと思うので、仲良しさん↑のところをノーカットにて^^)早々に清純派返上?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baikin_2.gif)
私は鳴く虫は全然わかりません。
そして採りの鳴き声も・・・
白花露草は、見たことはありますが、たくさんはありません。
やはり、清純派の空見さんだから見つかるようです。
書こうどうしようか・・・
仲良しさんはカノコガですね。
蛾゛といっても、蛾らしくありません。
昼間、蜜を吸うが見たいです。
多くの国では蛾と、蝶は区別しないみたいです。
去年までは裏が田圃で虫の音がよく聞かれましたが
今年は家が建ってしまい虫の音が楽しめなくなり残念です。
ツユクサの白と淡い水色に出合って見たくなりました。
いえ、秋の蟲などまったく知らなかったのですが、泥縄のにわか勉強です(爆
最近、蟲の声を聞き分けられるようになったのが嬉しいですね。座敷の窓を開け放して夕ご飯を食べるのですが、大きくて良い声で蟲が鳴いていても、夫は何も聞こえないと言っています。
・・ちょっと信じられないのですが、そんなものなのでしょうか。外人さんには、ただの雑音としか聞こえないといいます。私、耳と鼻だけは良いのですね
カノコガですか~昼間活動する珍しい蛾だとか。これはよく見ますけれど。ハイ、清純派?はアングルを気にしますψ( ̄▽ ̄)ψ
蛾は、オスの方が大きいでしたね。
コメントをありがとうございました(^人^)
「あれマツムシが鳴いている」唱歌を思い出しましたよ。
話は変わりますが、夜のパトロールに出た時、蝉が脱皮したばかりのところを見ました。
体がまだ真っ白なのです。
何分位で色が出るのでしょうかね。
生まれて初めて見ました。
ちょっと感動しました。
ツユクサを見に来てくださって、ありがとうございます。
実物は本当に薄紫色なのです。でも写真に撮ると、白と大差ありませんのね。リサイズして、少し色味が出て良かったです。
きっとそちらにもありますよ♬
白花の群生は、写真に撮るとただの草むらになってしまいました
そうそう、あれマツムシが鳴いている~チンチロチンチロチンチロリン、ですよね。
う~ん、そうなるとマツムシはまだ聞かないなぁ(笑
蝉の脱皮ですか?へぇ~見たことありません。蟲系はなべて苦手です。空蝉は見ましたけど。
でも蝉の誕生を見てしまったら、それは感動するでしょうね!がんばって生きるんだよ!と応援したくなりますね。
早々のコメント、ありがとうございました~
虫の音はこちらもすごいです。
鳴き方や、虫の種類は分かりません。
なお、白いツユクサ、普通のものと一緒に群生?ハスゴイですね、お座布団を。
なお、最後のコメントは空見さんらしいですね(笑い)。
佐渡の住宅にいますと、毎夜虫たち
の声に包まれています。鈴虫などは
すでにお盆の頃からでした。これか
らしばらくの間虫たちの声を楽しん
で、やがてひれらの声がしなくなる
頃には、秋もすっかり深まっている。
そう、冬の足音が..。
今のうちに楽しんでおきたいもので
す。
はい、今朝も朝から大声で蝉と共に鳴いています。昼間は生活音で音がかき消されてしまうのか、そうでもありませんが(鳴いていることは鳴いています)。。また夜はよく聞こえますね。
白のツユクサ、そちらはあまり見ませんですか?お座布団をありがとうございます♬
ボタンヅルを、センニンソウと大幅に修正されたので驚きました。私は②ー3に?だったのでしたが・・。お疲れさまでした
朝から残暑の上天気です。蟲たちも元気のようですよ♬
今は、法師蝉と油蝉が大声で鳴いていますね。ほとんどの虫を(たぶん)見ているはずなのですが、記憶にありません(笑
ウマオイは草取りをする時、手で払っていました。調べたら、これがウマオイだったのです、そんな調子です(笑
このようにハッキリとした四季があること、日本はまだまだ自然豊かで幸せなのでしょうね。日頃は暑いだの寒いだの、と文句を言いつつ忘れておりました。ありがとうございます