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さて、2022年もいよいよ終わり。恒例のベスト10釣行を選んでみました。
治療中のCKDですが、みなさんに心配頂いていて、その気持ちがありがたく過ごしておりますが、現在は悪化の兆候はなく、このまま現状維持できればいいなというところです。来年も釣りの方は通常通りに行けそうです。
周囲の状況は変わりました。つり情報誌から声をかけていただき、1月から巻頭特集のハウツーを主に記事を書き始めました。5月には、つり丸が休刊となりました。親しくしていた友人はじめ、今年に亡くなった人も多く、せつない出来事も多かったです。
さて、釣りの方ですが、この一年を振り返ってみると、なかなか地味な一年でした。いずれの釣りも、過去に経験した釣りの繰り返しです。
わたしの場合、何十年も「沖釣り」という趣味を続けてきたことのモチベーションは大物狙いや数釣り狙いでは無いです。未知の魚、未知の食味、未知の釣法、未知の港、未知の船、未知の道具と、すべては未知なるものへの好奇心から、釣りへのモチベーションが成り立っていたと思うのですが、その好奇心が加齢とともに減っているのでしょう。
とはいえこのまま老け込むのもアレなので、2023年はもうちょっとアクティブに釣りに行こうと思っています。
第10位 手バネが楽しい、大貫沖のマゴチ |
ひさしぶりのマゴチ釣り、さらにひさしぶりの手バネマゴチ。これまたひさしぶりの合わせで糸を手繰る感覚。手バネの釣りは実に面白いです。手バネマダイが絶滅した今、手バネが楽しめるのはマゴチ、スズキ、イイダコ、ハゼくらいでしょうか。 手ばね楽し かの海、大貫沖のマゴチ
第9位 イカメタルでケンサキイカ |
釣果的にはトップになるような釣りなんですが、ここの船宿は情報公開していないので、控えめにこの位置に置いときます。イカがでかすぎるので、ドロッパーに掛かって2杯になると重くて巻くのも一苦労でした。釣果的には胴付きブランコ仕掛けの方が数が伸びますが、楽しさという点ではイカメタルに軍配があがります。 イカメタルでロングなケンサキ乱舞ナイト
第8位 東京湾のシロギスが好調 |
今シーズンは何年かぶりに東京湾のシロギスが好調に釣れました。わたしは初めて乗合船に一人で乗ったのは東京湾のシロギス船でした。当時に比べるとタックルや仕掛けは大きな進歩を遂げていますが、キス釣りの楽しさは昔もいまも変わりません。対して、相模湾のシロギスは相変わらず不調か続いているのが気になるところ。 トップは束越え、東京湾シロギス
第7位 大型揃いの大原フグ |
9月解禁の大原沖フグが、今年は良型が多く好調なスタートでした。食べるには小さなフグの方が美味しいんだけど、釣り味でいえばでかいフグに限ります。小さなアタリに合わせてカットウをさくっと刺した後の強烈な抵抗は、この釣りの楽しさ。 今シーズンはかなりイイんじゃない?太東沖のショウサイフグ
第6位 各地で好調のヒラメ |
今シーズンに取材依頼が多かったのがヒラメ。人間が薄っぺらいせいで薄っぺらい魚の依頼が集まるのでしょうか^^;、ヒラメは相模湾、常磐、外房と取材にいきました。この釣りもライトタックルへの移行は観られるものの、基本的には昔のままの釣りです。活きたイワシになるべくコンディションのよい状態で頑張ってもらう、と。今年もカレイ釣りにいけなかったのが残念ですが、来年もヒラメにカレイと平べったい魚狙いを楽しみます。 茨城北部海域解禁!型良し、大洗沖のヒラメ
第5位 鬼のサンクチュアリ?飯岡沖 |
飯岡沖のオニカサゴは攻めている船も出船機会も少なく、そのサイズが魅力。また、幻指数では最大級の大アラが交じるという夢のある釣り場です。近年ではすっかりマイナーなターゲットになってしまった感のあるオニカサゴですが、沖釣りのダイバーシティはこういう魚種から感じることができます。 大𩺊三連発、驚愕の飯岡沖オニカサゴ
第4位 ドラゴンクラスが狙えるテンヤタチウオ |
アオリイカオフシーズンに、きよし丸のリクエスト乗合でテンヤタチウオ。でかいのが釣れました。いまや東京湾ではトップの座を争うほどの人気魚種になったタチウオ。テンヤでもテンビンでもお好みの釣り方ができます。こんな時代だから、絶滅釣法ジグカッタクリのタチウオをまたやってみたい。 土砂降りのなか、スーパードラゴンゲット
第3位 大型アマダイ健在、千倉沖 |
マダイ、アマダイのリレー釣りで出船。欲張ってあれもこれもと狙う日は、貧果に終わることが多いのですが、この日はマダイも釣れて、後半には50cmの大アマもあがりました。千倉沖はアマダイやってる船が無く、まだまだでかいアマダイが期待できますよ。なお、千鯛丸では例年なら冬に人気のマハタ、ヒラメ五目が、エサ屋さんの廃業により活きエサが使えなくなりました。現在は、冷凍餌を持ち込みでやっていますが、マハタ狙いなら冷凍イワシでも食いに遜色はないようです(ヒラメはややテクニックいるかも?)。アマダイもマハタも、手つかずの場所が多く狙い目でしょう、年明けに行こうと思ってます。 クワトロ鯛に多彩な外道、千倉沖
第2位 いつ釣っても楽しいマダイ |
沖釣りのターゲットの中で何がいちばん好きかと聞かれれば、迷わずマダイと答えます。適度に難しいし、適度に引くし、適度に美しいし、適度に美味しい。なかでもコマセダイは数あるマダイ釣りの中でも、一番長くやっている釣法です。春には久しぶりの東京湾で、乗っこみマダイを楽しめました。 久里浜沖はマダイ絶賛激釣中
第1位 沖釣りはアジに始まってアジに終わる |
今年一番回数が多かったのはアジ釣り。なによりも魅力なのはその食味で、特に東京湾のアジは絶品に旨い。アカムツやシマアジ、マハタなど高級魚と呼ばれる魚は数あれど、食べても食べ飽きない、定期的に食べたくなる、そんな魚はアジが極めつけだと思います。ライトアジの普及で、道具立てもシンプル、気軽にできる釣りというのみ魅力のひとつです。
2022年も楽しい釣りがたくさんありました。
2023年も自然への感謝の気持ちを忘れずに釣りを楽しみたいと思ってます。
本年のブログ更新はこれにて終了です。拙ないブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさん、良いお年をお迎えください。
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p.s. 静かな大晦日。
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