今年の千倉沖マハタは11月の活き餌解禁から絶好調。
いつもならすぐに取材にいくところなんですが、今年は他のミッションがあって私は行けず(みひろぎさんが取材にいって12/15号に載っていますのでご一読を)、なんと千鯛丸イワシ五目は今シーズン初めてですよ。
数こそ開幕当初ほどは出なくなったものの、12月11日には6.5kgのビッグワンも飛び出して射幸心が煽られる(笑)釣りになっています。
まあ、6.5kgなんてのはそうそう出ないし、食わせても釣り上げるのがディフィカルトではありますが、キロオーバーのマハタを1尾釣れば刺身も鍋も楽しめます。今年の調子なら、型をみるのはそれほど難しい話ではないでしょうと期待十分で5時半に港へ集合。
ビューティフル朝焼け。
いい天気になりそうですが、海は北東の風波でばちゃばちゃしてます。
波はまだいいのですが、寒い!風が冷たい!もう冬MAXじゃないでしょうか、マジ寒い。
イワシは元気です、今くらいの水温だと弱りは少ないです。この日は針に付けてから4回ほど入れ替えしてもまだ泳いでいるくらいでした。餌の消耗が少なく、10尾も使ってないと思います。
さて、釣りの方ですが、いつものように千倉沖から開始し、オモリ60号と80号を使い分けながら灘や沖めをあちこちの根を攻めていくパターン。
水温が2度低下し、潮が流れないです。潮が流れないと根掛かりも少なくて釣りやすいのだけど、根の上をアグレッシブに流すマハタ釣りには悪条件。カサゴは食うけどマハタは上がらず、しばらくは辛抱の流しが続きました。
タックルはマダイ用で、ドラグきつく締めて底から3m棚を切って、でかいの食っても糸を出さずに勝負です。
本日のハイライトは7時くらいかな。ミヨシから2番目の人にいい感じの引き、3番目の人がタモを持つと3番目の人にもアタリ、そんならばと4番め(トモ)の私がタモを持つと、ミヨシの人にもヒット。右舷は私以外^^;3人にヒット!
ミヨシはキロ弱くらいかな、マハタを抜き上げ。2番目は2kgくらいの良型マハタ。3番目はまだ巻いている。すると私の置き竿もぐわんぐわん揺れてます。タモを渡して席に戻ってファイト開始。いい引きですよ。
3番目の人はでっかいハチカサゴだったので、まさかの思いも頭をよぎりましたが、これはおそらくきっとたぶんマハタの引き。ボコンと浮いたのはナイスなサイズでした。
2.3kgのマハタ(写真提供:千鯛丸)。
いやぁ、これ1尾釣ればもう満足、という魚ですよ。
しっかり血抜き。
その後は船長いろいろなポイントを流し、小ぶりながらマハタや外道いろいろ顔を出します。
マトウダイ。
チカメキントキ。
他の人にはヒラメ、カンパチ、オニカサゴ、ハチカサゴ、アオハタ、かな。
根を攻めていろいろな魚が混じるのも千倉沖マハタ五目の特徴です。
実はヤガラが欲しかったのだけど、この日は顔を出しませんでした。
マハタ2尾(2.3kg、500g)、マトウダイ2、キントキ1でクーラーはけっこう重い。
船釣果はマハタ0-3尾ですが、ほとんどの人は大なり小なりのマハタの顔をみてました。
本日の船長ブログはこちら。
今年はマハタの魚影濃く、例年以上に数がでています。11月は盛況で、満船もあったようですが、12月は例年並みの客足に戻ったようで、まだマハタを釣ってない人は今が釣りどきかも。
マハタは鱗とぬめりをしっかり落としてホワイトハタにして熟成させます。
週末に孫ちゃんが遊びにくるので食べさせてあげよう。
みなさん粗末に扱うマトウダイですが、カワハギみたいにエンガワの棘部分をハサミで切り落としてから、皮を手でべりべりと剥いてから三枚に卸すと簡単に身がとれます。
左はキントキ、右はマトウダイの三枚におろした身。刺身でもいけますよ。
キントキは鱗が硬いので、ウロコをつけたまま三枚に卸して皮を引くのがポイントです。
[千倉港 千鯛丸]
https://chidaimaru.com/
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ホワイトハタはキッチンペーパーをあてて(側面2枚づつ、腹の中にまるめて1枚)、ポリ袋でくるんで、その上から新聞紙を巻いて冷蔵庫です。3日以上寝かす場合は、2日目くらいでキッチンペーパーを替えてあげます。
ポリ袋よりもラップの方が良いかと思いますが、面倒で^^;