
仙台2日目、この日は風が強くて釣り船は出船できず。
ラグでしこたま飲んでいたので、午前中はホテルでゆっくりくつろいでいると、10時過ぎに田村くんが迎えに来てくれました。
案内してもらったのはこちら。
JAXA(Japan Aerospace eXploration Agency,独立行政法人宇宙航空研究開発機構)角田宇宙センターです。
ここにはJAXAの前身であるNASDA(宇宙開発事業団)の頃から発射された宇宙ロケットの解説、部品展示などがされています。
わたしの子どもの頃は、大きくなったらなりたい職業ナンバー1が確か、男子は宇宙飛行士、女子はスチュワーデス、だった覚えがあります。当時の子どもにとってはロケットは羨望の対象だったですね。
小中学生の子どもを連れてきたら喜びそうな展示がたくさん(^^)。
惑星イトカワのモデルも。
さて、今回主に説明してもらったのはこれに関わる技術。
上の写真は、1999年に打ち上げに失敗したH-IIロケット8号の残骸です。
太平洋の水深2000mから回収されたものです。
この失敗の原因になったのが、インデューサーのキャビテーション。エンジンに燃料を送る部品(インデューサー)が高速に回転すると、燃料が気化して泡が発生(キャビテーション)し、その圧力(抵抗)によって燃料ポンプの羽根が破損するという現象でした(ちょと不正確な表現あるかも^^;)。
今回は特別に、その研究室も見学。
これが実験装置。
水や液体窒素を使ってキャビテーションを発生させ、そのデータを採取。
キャビテーション発生を抑えたインデューサーを開発するための実験です。
角田宇宙センターでは、キャビテーションの可視化にも成功して注目を集めています。
これがキャビテーション実験用のコントロールパネル。
地球防衛軍のオフィスみたいでカッコいいですね、バルタン星人が攻めてきても安心(^^)
大学の実験室を綺麗に、かつ大掛かりにしたような雰囲気でした。
[JAXA 角田宇宙センター]
宮城県角田市君萱字小金沢 1
http://www.rocket.jaxa.jp/kspc/japanese/
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