*** 7/14
○ドイツ 0-0(延長1-0) ●アルゼンチン
前半戦はスコアレスだけど濃密な試合。アルゼンチンはドイツのディフェンスラインの裏を狙う、ドイツのDFもよく統制されていてチャンスはイグアインが抜けた1回。ドイツの攻撃は中央からの切り崩しと左サイドの突破。アルゼンチンのDFもこれまた統制されている。いやぁ、どちらも強固なディフェンスだし、どちらもカウンターのスピードは抜群。緊張感のある面白い試合。早めにスコアが動くとさらに面白くなりそう。
後半戦も点は入らない。どちらも攻める姿勢はあるんだけど、とにかくDFが強い。ラインをあげて中盤にスペースを作らない。そしてほとんど守備のミスがない。こんな試合を90分やる両チームはほんとにレベル高いと思う。延長戦で決着がつくのだろうか。PK戦で優勝が決まるのは嫌なので、延長で試合が動くことを希望。
延長の立ち上がり、激しい攻め合いでゴールの雰囲気はあったけど、やはりどちらも最後で腰を割らない。そのうち足も止まってきた。シュバインタイガーは蹴られ殴られ流血してまさに死闘。
そして延長後半、ついにゴール。ゲッツェの素晴らしいゴール。ドイツ勝利。
決勝らしい緊迫したミスの少ない好ゲームだったと思います。
ドイツ国民のみなさま、おめでとうございます。
さて、次はロシア大会、4年後が楽しみ。
*** 三位決定戦 7/13
○オランダ 3-0 ●ブラジル
ドイツ戦の大敗と地元優勝の逸機で精神的ダメージの大きいブラジル。
2戦連続で延長戦の末、120分戦いPK戦で破れ、さらに休みはブラジルより一日少ないオランダは体力的ダメージが大きい。傷を持つ同士の三決となりました。
オランダのファンファーレ監督は三決の存在に否定的、そんなインタビューも乗ったりしていました。わたしもそう思うところはあって、本当にこの試合って必要かなと思ってました。力が抜けて良い試合になることは多いんですけどね。
モチベーションの点では常勝を国民から望まれるブラジルの方がはるかに高いと思われ、試合結果もブラジルが順当に勝つだろう、と思ったのですが、まったく逆の結果に^^;
ブラジルはかなり重症にみえます。攻撃のパターンがサイドから上がってクロスを出して真ん中で勝負、という「英国か!?」と突っ込みを入れたくなるようなサッカーでした。
攻撃スイッチが入ったらテンポアップしてダイレクトパスをつないで華麗にDFを崩す、そんなサッカーがブラジルらしいという印象があるのだけど、ネイマール不在のせいかセレソン着ていなければどこの国かわからないサッカーでした。
対してオランダは素晴らしいですね、改めてこのチームに優勝して欲しかったの思いました。しかし、どんなにいいチームを作っても、どんなスーパースターがいても優勝の手前で終わるのはオランダの宿命なのかもしれません。クライフ、ニースケンス、ライカールト、ファンバステン、フリット、ベルカンプ、クライファート、数多くのスタープレイヤーを輩出したチームは、今回もロッベンらの名前を記憶に残して去っていきました。次回大会はGKシャウエッセン、じゃなくてシレッセンが大会No.1 GKになって戻ってくることを楽しみにしています。
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