原稿も書き終えて、さて何か釣りにいきたいところ。
そろそろマダイの乗っ込みも始まるかなと各宿の釣果チェックをしていて目についたのが、勝山のオニカサゴ。けっこう釣れてるじゃないですか。どこでやってるんだろう?興味深い。
しかも、4/5でオニ乗合は終了してしまうとのこと、そんなこんなで最終日にすべりこみ^^;
やってきたのは勝山の萬栄丸。
この日は、オニカサゴ船のほか、マダイ、ヤリイカに出船。
タックルはイカオニGTにFM3000。もうこの型(初代)のFM3000を使っている人も少なくなりました。
船宿の餌はサバ短冊。
シイラの短冊を持参しました。いちばんのサイズはこの餌に食ってきましたよ。
前日は沖の潮がかっとんでいたというので、洲崎沖で開始。
一投め、落としたとたんにアタリがあって幸先よく1尾ゲット。
最近はなかなか本命の型をみない釣りばかりだったので、これはホッとしました。
しかし、その後にアタリは遠くなります。
東京湾のりものシリーズ、貨物船。
船長は、イカ船が沖の潮がそれほど速くないというので沖にいってみます。と、南下。
利島が大島の左手から出てくる位置まで走ったので、洲崎南沖、あるいは平砂浦沖といったところでしょうか。しかし、ここは潮方悪く、オマツリ頻発したので、船長はまた洲崎沖へと戻ります。
東京湾のりものシリーズ、帆船。
洲崎沖はこんどは潮がほとんど流れなく、たまにぽつーん、ぽつーんと型が出る程度。
最後、ちょっと走りますと剣崎沖へ。
剣崎沖といっても剣崎と富浦の中間あたりの場所、水深は150前後とけっこう深いとこ攻めます。
ここはいい感じに潮が流れて、ぽつりぽつりとオニカサゴが上がります。わたしも2尾追加で沖あがり。
船長はこの日深場浅場も交え、いろんなポイントをまわってくれましたが、やはりこの釣りは潮が速すぎても動かなくてもダメ、ちょうど良い潮がいちばん大事、と再確認した次第です。
萬栄丸のオニカサゴ船は、船長のアナウンスが丁寧で、潮の流れ具合、水深の変わり方、海底の状況、釣り方のアドバイスなど、細かく教えてくれます。
この日は平日ながらオニカサゴ船は満船でしたが、その人気の理由もわかります。
釣果を並べて、風に帽子が飛ばされないよう抑えたところをパチリ (写真提供:萬栄丸)
本日の船宿ブログはこちら。
港につくと、「カレーあるからよかったら食べて帰ってください」とのアナウンス。
なぬ?このご時世に沖あがりカレーを出してくれるのか、それは珍しい。
そういえば、萬栄丸に乗ったのは、午後船と夜釣りの船だけで、午前船は今回が初めてだった、カレーのことは知らなんだ。
もちろん、遠慮なくいただきます。
昭和の家庭風カレーの味、どまんなか。
潮風に吹かれながら港で食べるカレーは、美味しさ150%アップですよ。
つけあわせの福神漬け、らっきょうもいいけど、菜の花のナムルがとりわけ美味しかった、ごちそうさま。
ひと昔前は、沖あがりカレーを出す船宿もたくさんあったのだけど、いまや珍しいというほどになってしまいました。
クーラーに氷と一緒に入れたのですが、水もないのに家に戻ってもまだ生きてますよ。
ちょうど孫ちゃんらが遊びにきていて、2号に「ゴジラの赤ちゃんだよ」と言ったら信じ込んで、母親にそう教えてました^^;
オニカサゴは実におどろくべき生命力の魚で、まるごと煮つけにしようと、うろこえら内臓をとって鍋に入れてもなお、バタバタと暴れて煮汁を撒き散らすほどでした。
孫ちゃんらはオニの煮魚を気に入ったようで、ばくばく食べてましたよ。
[勝山港 萬栄丸]
http://www.maneimaru.com/
p.s. 沖あがりカレーの後のラーメンセットで食べすぎ