居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

吉原手引草

2007年11月13日 | 
著者 松井今朝子
幻冬舎


いつも面白い本を教えてくれる心の友からの一押し!


江戸は吉原
妖しい遊郭は生きながらにしての極楽浄土

吉原に初めて足を踏み入れた男が
お職を張る見世一番の花魁「葛城」を巡る出来事について
関わりの者を訪ねて歩く...

端から辿っていく内にやがて渦に巻き込まれるように
話は確信へ迫ってゆく

次第に姿を現した事の核とは....?



吉原を舞台にした小説は数あれど
これ程までに詳しく内情を描いた作品には初めて出会った

大籬(おおまがき)と言われる妓楼の仕来りたるや
生半可な物ではないが
それだけに読み終えた後は一端の遊び人になった心地がする


いやはや吉原も女心も奥が深い
コメント
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