著者 門野晴子
講談社文庫
四人の親の介護は誰がどのように面倒を看るのか?
しかもそれが遠距離であった場合
もしくは末期ガンの場合
あるいは在宅の場合...
実の親だからこその葛藤や
義理故に湧き出でるどす黒い感情
舅の介護から解放されるには離婚しかないのか?
覚悟の離婚をしたにも拘わらず後を追って来た舅
人間対人間としてエネルギッシュに向き合う著者の実体験
嫁だから長女だからの家制度に抗えず
自分自身の生活を犠牲にせざるを得ない
そんな女性のなんと多い事か。
この著は10年前に書かれたものだが
決して古く感じない。
果たして10年後の今、目を見張るような改革はあったのか?
この本に書かれているのは老人の介護に関する事ばかりではない。
頭で判っているはずの“子離れ”の苦しさも綴られている
門野晴子と言えば『PTAとケツを捲って戦う女』のイメージだった
当時よちよち新米PTAだった私は
「そんな見方もあるのか!」と衝撃を受けた
介護においても彼女のバイタリティーは健在であった...
幸か不幸か私の両親はすでに身罷っている
在宅看護の経験がないのでその心労たるや推しはかるのみである。
突然死のように倒れ亡くなった父と
ホスピスで生の残り時間を日めくりをめくるが如く逝った母
東京~北海道を航空回数券で往復した日々などが思い起こされる
今の状況で義理の両親に何か起こった時
自分はどう対処するのだろう
心に波紋が広がる一冊である。
今まさに両親の介護に奔走している友からのお薦め本
講談社文庫
四人の親の介護は誰がどのように面倒を看るのか?
しかもそれが遠距離であった場合
もしくは末期ガンの場合
あるいは在宅の場合...
実の親だからこその葛藤や
義理故に湧き出でるどす黒い感情
舅の介護から解放されるには離婚しかないのか?
覚悟の離婚をしたにも拘わらず後を追って来た舅
人間対人間としてエネルギッシュに向き合う著者の実体験
嫁だから長女だからの家制度に抗えず
自分自身の生活を犠牲にせざるを得ない
そんな女性のなんと多い事か。
この著は10年前に書かれたものだが
決して古く感じない。
果たして10年後の今、目を見張るような改革はあったのか?
この本に書かれているのは老人の介護に関する事ばかりではない。
頭で判っているはずの“子離れ”の苦しさも綴られている
門野晴子と言えば『PTAとケツを捲って戦う女』のイメージだった
当時よちよち新米PTAだった私は
「そんな見方もあるのか!」と衝撃を受けた
介護においても彼女のバイタリティーは健在であった...
幸か不幸か私の両親はすでに身罷っている
在宅看護の経験がないのでその心労たるや推しはかるのみである。
突然死のように倒れ亡くなった父と
ホスピスで生の残り時間を日めくりをめくるが如く逝った母
東京~北海道を航空回数券で往復した日々などが思い起こされる
今の状況で義理の両親に何か起こった時
自分はどう対処するのだろう
心に波紋が広がる一冊である。
今まさに両親の介護に奔走している友からのお薦め本