一瞬だけ駅の切符販売機の色が変わる時間がある。
誰もが見逃してしまいそうな僅かの間に
その切符を買えた人は幸運の持ち主。
だが、それを使えるのは朝の通勤時と決まっている。
よくよく見ると切符にはこう書いてある
「目覚めた時が到着駅」
朝の通勤ラッシュ時にポッカリと空いた席に腰を下ろしたら
たちどころに切符は効力を発揮する。
両の瞼は重くなり車内アナウンスが間延びして聞こえだす。
この切符の売りは決して熟睡ではなく
うとうととした微睡み。
好きなだけウトウトしても決して乗り過ごす事も
早まって途中下車する心配もない。
程良く足りない睡眠を補うかのように
心地良いひとときを貪る。
ハッと我に返るといつもの駅名のアナウンスが聞こえる。
フワフワと雲を踏むように出口へ向かうが
切符を改札に通した途端シャッキっと目覚める。
何事も無かったかのように眩しい日差しに目を細めながら
大通りの交差点を職場へ向かって闊歩して行く。
さて、こんなラッキーな切符 手に入らないかしら?
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その切符を買えた人は幸運の持ち主。
だが、それを使えるのは朝の通勤時と決まっている。
よくよく見ると切符にはこう書いてある
「目覚めた時が到着駅」
朝の通勤ラッシュ時にポッカリと空いた席に腰を下ろしたら
たちどころに切符は効力を発揮する。
両の瞼は重くなり車内アナウンスが間延びして聞こえだす。
この切符の売りは決して熟睡ではなく
うとうととした微睡み。
好きなだけウトウトしても決して乗り過ごす事も
早まって途中下車する心配もない。
程良く足りない睡眠を補うかのように
心地良いひとときを貪る。
ハッと我に返るといつもの駅名のアナウンスが聞こえる。
フワフワと雲を踏むように出口へ向かうが
切符を改札に通した途端シャッキっと目覚める。
何事も無かったかのように眩しい日差しに目を細めながら
大通りの交差点を職場へ向かって闊歩して行く。
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