親である事の責任を放り自分の巣を作り
生活費は振り込んでやっているという傲慢さ。
見えてないから気付かないふりをしてきた。
それでもいつか戻った時には何事もなかったように
迎えようと思った日もあった。
漸く気持ちが沈殿し新しい家族の形を作り始めた時に
またもや自分の都合で縁を切ると言う。
いまさら?
籍を抜いた後で先方の生活が変わらないのに
私の生活だけ変えるつもりはない。
その為の条件を弁護士さんを通して提示。
そして治らぬ病を抱えている娘の身に何かあった場合の
バックアップもお願いした。
すると...
思いもよらぬ答えが。
嗚呼 ほんの少しでも期待を持った私が馬鹿だった。
分かっていたはずなのに
これだけの時間の経過でも何にも変わっていなかった。
離れてから今日まで一度でも
娘達に労わりの言葉をかけた事があったか?
自分の身勝手で負わせた傷を詫びたか?
もう、いい。
私の心の中で夫の人は死んだ。
両親の庇護のもと育った頃が第一章
結婚して子供を授かり子育てに奮闘していたころが第二章
父親が一抜けて三人寄りそって暮らした日々が第三章なら
ここから先は第四章。
強くなる。
強かになる。
幸い次女は支えになってくれる人が傍にいる。
私が生きている限り長女の辛さに寄りそって行く。
今までも これからも。