地震リスク delphis manta blue

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<未曾有の巨大災害 記録>

地震デリバティブ

2006-09-04 | 地震リスク
今年に入り、全国の地銀で「地震デリバティブ」の取扱いが活発だ。

最近の例では、9月1日から京都銀行が取扱いを開始した。

「地震デリバティブ」は、主に企業が地震発生による損害(収益減、支出増)をあらかじめ設定した地震規模、震度が指定した観測点で観測した場合に、あらかじめ設定した金額を受け取る仕組み。銀行は商品の媒介を行い、相手は損害保険会社になる。企業は損害保険会社にオプション料を支払う。

京都銀行の例では、対象を取引法人および地方公共団体とし、期間は1年、提携損保は東京海上日動、最低オプション料100万円、全国600観測点(京都の場合7箇所の観測点)、震度6強以上を観測した場合に設定金額を受け取る仕組み。(出所:京都銀行ニュースリリースhttp://www.kyotobank.co.jp/news/pdf/2006_08_29.pdf)

各地銀のホームページを拝見すると「地震デリバティブ」の取扱いの有無がニュースリリースで確認できる。
 現在取り扱いしている主な地銀⇒七十七銀行、阿波銀行、大垣共立銀行、北日本銀行、百五銀行、宮崎銀行、百十四銀行 等々

(オプション料の一例)
観測点を高松市とし、震度6強以上、期間1年、受取金額1億円とした場合、オプション料は150万円

企業向け地震保険との大きな違いは、損害査定の必要がなく支払われること。

個人向け地震デリバティブができたら活用したい。オプション料は地震保険より割高になるかな?