日本銀行が7月18日、19日に開催した「シナリオ分析」に関するワークショップでの資料を9月11日に公開している。オペレーショナル・リスク管理の高度化の手段の一つである「シナリオ分析」の中で、地震リスクをどのように分析しているのか非常に興味深い発表がなされている。
切迫している東海地震は静岡県、愛知県、三重県、岐阜県等に被害が発生することが想定されている。特に静岡県に甚大な被害をもたらすことが予想されているが、その地域に163箇所の営業拠点を持つ大手地方銀行の静岡銀行が「東海地震を想定したリスク分析と対応」について報告している。公表資料には静岡銀行の公式見解ではないとの注意書きがされているが、「非常時のリスク」についてよく分析されている。他の都市銀行、地方銀行、信金等の金融機関、生損保等も積極的に開示してほしいと感じた。
静岡銀行の資金量は約6兆8千億円、自己資本比率は邦銀のトップクラス、格付はA+の優良銀行である。もし、東海地震が起こればどのように影響するのであろうか。この資料は大いに参考となる。
出所
日本銀行
「オペレーショナルリスク シナリオ分析ワークショップ」を開催
http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji_new/fsc0608b_add.htm
切迫している東海地震は静岡県、愛知県、三重県、岐阜県等に被害が発生することが想定されている。特に静岡県に甚大な被害をもたらすことが予想されているが、その地域に163箇所の営業拠点を持つ大手地方銀行の静岡銀行が「東海地震を想定したリスク分析と対応」について報告している。公表資料には静岡銀行の公式見解ではないとの注意書きがされているが、「非常時のリスク」についてよく分析されている。他の都市銀行、地方銀行、信金等の金融機関、生損保等も積極的に開示してほしいと感じた。
静岡銀行の資金量は約6兆8千億円、自己資本比率は邦銀のトップクラス、格付はA+の優良銀行である。もし、東海地震が起こればどのように影響するのであろうか。この資料は大いに参考となる。
出所
日本銀行
「オペレーショナルリスク シナリオ分析ワークショップ」を開催
http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji_new/fsc0608b_add.htm