ロイターが報じたところでは、三重県亀山市のシャープ亀山工場は被害がでることなく、製造ラインを稼動再開したとのこと。今回の地震による影響は全くなさそうだ。
シャープのホームページに亀山工場の概要が記されている。亀山工場は甲子園球場8個分の約330,000平方メートルの大きさ。第一工場(2004年1月稼動)、第二工場(2006年8月稼動)からなり、大型液晶や液晶テレビを製造しているシャープの主力工場。工場は、地震の揺れを吸収するため建物全体に制震構造設計を採用しており、震度7レベルの地震が発生しても被害を最小限に抑えるなど、不測の事態に対して万全な備えをしている。今回の震度5強程度の地震では工場に被害が生じないのは当たり前といったところか。
シャープ(株)亀山工場
http://www.sharp.co.jp/kameyama/
今回の三重県中部を震源とする地震の解明が待たれるところだが、政府の地震調査研究推進本部が2004年4月に公表した「布引山地東縁断層帯」に関わる地震と思われ、発生確率、予想地震規模から言って予想外であったことに違いはない。
<地震調査研究推進本部公表「布引山地東縁断層帯の長期評価について」>
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04apr_nunobiki/index.htm