地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

シャープ亀山工場製造ライン再開

2007-04-15 | 地震リスク

ロイターが報じたところでは、三重県亀山市のシャープ亀山工場は被害がでることなく、製造ラインを稼動再開したとのこと。今回の地震による影響は全くなさそうだ。

 

シャープのホームページに亀山工場の概要が記されている。亀山工場は甲子園球場8個分の約330,000平方メートルの大きさ。第一工場(2004年1月稼動)、第二工場(2006年8月稼動)からなり、大型液晶や液晶テレビを製造しているシャープの主力工場。工場は、地震の揺れを吸収するため建物全体に制震構造設計を採用しており、震度7レベルの地震が発生しても被害を最小限に抑えるなど、不測の事態に対して万全な備えをしている。今回の震度5強程度の地震では工場に被害が生じないのは当たり前といったところか。

シャープ(株)亀山工場

http://www.sharp.co.jp/kameyama/

 

今回の三重県中部を震源とする地震の解明が待たれるところだが、政府の地震調査研究推進本部が2004年4月に公表した「布引山地東縁断層帯」に関わる地震と思われ、発生確率、予想地震規模から言って予想外であったことに違いはない。

<地震調査研究推進本部公表「布引山地東縁断層帯の長期評価について」>

http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04apr_nunobiki/index.htm


三重県中部を震源とする地震(続報)

2007-04-15 | 地震リスク

三重県亀山市で震度5強を記録したが、亀山市といえば液晶テレビの雄シャープの亀山工場があるところ。ロイターが報じたところによると同社亀山工場は製造ラインを緊急停止し点検を行っているとのこと。安全装置が働いたようだ。従業員、工場には被害がない模様だ。明日の株式市場への影響はなさそう。シャープからの正式なニュースリリースを待ちたい。


三重県で震度5強

2007-04-15 | 地震リスク

三重県北部で震度5強(朝日新聞) - goo ニュース

 

三重県亀山市で震度5強、津市、鈴鹿市、伊賀市で震度5弱を観測した。震源は三重県中部で深さ10kmと浅く、マグニチュードは5.3との情報。発生時刻は12時19分、近畿地方で強い揺れを観測した。

 

現在、官邸連絡室が設置されているが、各メディアから特報がないことから被害は小さいのではないか。亀山市で住宅一部損壊の報道もある。

 

気象庁情報

http://www.jma.go.jp/jp/quake/15124100391.html

 

防災科学研究所(最大振幅分布図、アニメーション)

http://www.hinet.bosai.go.jp/AQUA/max_amp.php


東京都の防災

2007-04-15 | 地震リスク

都民の審判がおりた東京都知事選挙。石原知事圧勝で幕を閉じた。首都東京に住む私たちとしては正しい選択をしたと思っている。

 

東京に迫り来る首都直下地震に対しての都知事候補者たちの鈍感さには驚愕したが、平成19年能登半島地震の地震災害が都民にとって地震防災を再点検するきっかけになったのではないだろうか。

 

東京都の防災ホームページがリニューアルされたが、相変わらずどの利用者を想定しているのかテンコ盛りのメニューで構成されていてわかり難い。老人が、子どもが利用するにも専門的な内容が多く、その中に小さく「キッズコーナー」とあるのが子どもが興味をもって探しきれるか気がかりだ。本当に東京都の防災力が向上していくのか疑問に思う。防災理論のお披露目ではなく、防災のための行動をおこさなければ改善しない。

 

批判ばかりいう根拠は、いっこうに都内の密集市街地の改善、住宅の耐震化がすすんでいない現状からだ。東京都には37地区2,339ヘクタールもの密集市街地が存在し、巨大地震が発生すると火災延焼により多くの人命も失われる可能性がある。世田谷区三宿1~2丁目、豪徳寺1丁目、目黒区目黒本町4~6丁目等が重点密集市街地として指定されており、早急な改善が必要だ。東京都で平成18年3月現在で公表した「地震時における地域別出火危険度測定」が現状の姿だ。

東京消防庁

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/bou_topic/bou_tp03.html