大地震の発生で激しい揺れが起こり建物を倒壊させるだけでなく、心配なのが地震による火災だ。
東京都が想定している東京湾北部地震、いわゆる首都直下地震の建物被害をみると、倒壊による全壊被害数よりもはるかに火災による全焼被害数が大きいことがわかる。
どんなに家を頑丈にしても、周辺で火災、マンション等の共同住宅内で火災が発生したら、地震直後の断水、消防能力の低下により延焼被害は拡大する可能性がある。
しかし、被害の大小は、キーポイントとしてそのときの天候、時間、季節により大きく左右する。また、火元があるかないかだ。最近の都市ガスは大地震では自動的にガスが停止する。地震時は火を消せは昔の話。怖いのが、地震後に電気調理器、アイロン、水槽などの電源を切り忘れたまま避難した場合の火災だ。
<東京都 地震被害想定>
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/tmg/pdf/keikaku/h-sinsai1-02.pdf