鍵はかかっていませんでした。
でも玄関の敷居は高かった。
レンゲさん元気?
どうなんでしょうか?
久しぶりにレンゲさんの「極私的詩集」を読ませてもらいましたよ。
そうですか?
なんだか浮かないですねぇ。
ウツですねん。
じゃあ、ちょっと気分を変えてみるためにも、ここで (^Д^)ギャハって言ってみてくださいよ。
そんなアホな事、よう言えしませんわァ~。
ダメですか?
子供じゃあるまいし。。。
でもね、レンゲさんには天真爛漫なところもあるんですよ。僕は知っていますよ。
そうですかあああ。。。
なんだか投げやりですねぇ~。
だから言ったでしょう?あたし、ウツですねん。
頑張って生まれ変わろうと努力していたでしょう?あれは、見せかけだけだったのですか?
あたし、別に、生まれ変わろうなどとしていませんでしたわ。
レンゲさんは僕の期待を裏切るのですか?
じゃあ、お聞きしますが、デンマンさんはあたしに期待していたのですか?
僕はいつも言っているでしょう?レンゲさんは僕の心の恋人なんですよ!
ええ、何度も聞きましたわ。
もう、耳にタコが出来ましたか?
デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?
レンゲさんはすばらしい人なんですよ。
そう言ってもらえるのはありがたいのですけれど、何度も言ったように、そう思ってくださるのはあたしのドクターとデンマンさんだけですわ。
それもレンゲさんの思い込みですよ。多くの人がレンゲさんのすばらしさを知っています。僕だって、レンゲさんが下らない女だったら、端(はな)から相手にしなかったですよ!
デンマンさんは初めからそのように思われたのですか?
初めからと言えばウソになります。 初めてレンゲさんとネットで出会った時の印象はそれ程強いものではありませんでしたよ。その時の事を次の記事で僕は書きました。
『僕はレンゲさんがネットで出会った11番目の人物だった』
あの打ち上げ花火が出てくる記事でしょう?
そうですよ。良く覚えていますね?
だって、花火のアニメがたくさん出てくるのですものォ~、忘れませんわァ。
そうですか~。花火のアニメでねぇ。。。。
それで、いつあたしの事を。。。
初めてレンゲさんに出会ってから4日目に、あなたは『ビーバーランド XOOPS』のメンバーになったんですよ。僕がバンクーバーに居た事、僕が海外生活が長い事、。。。そのような事を読んだとみえて、XOOPSで初めて僕にメッセージを書いたのが英語だったんですよ。
そうでしたか?
覚えてないんですか?
あたしが英語で書いたのですか?
そうですよ。サンフランシスコに住んでいるレンゲということで僕にメッセージを書いたんですよ。英語でね。
覚えてません。
僕はその時のメッセージを探したんですが、見つからないんですよ。どこかに保存してあるはずなんですが。。。
それでどのような事を。。。
はっきりと覚えていないんですよ。でも、僕はあなたがハーフだと思い込むほど、あなたの英語の使い方が垢抜けていた。つまり、単語の選び方がアメリカでの生活が長い事をうかがわせるような、。。。そんな書き方だったんですよ。
デンマンさんは、あたしをどなたかと勘違いなさって居るのではありませんか?
いや、決して勘違いなどしていませんよ。僕に英語でメッセージを書いたのはあの当時日本からではあなただけだった。あとはすべて日本以外からでしたよ。
あたしにはそれ程のメッセージを書けませんわ。
もちろん、あとであなたの経歴が分かったから、なんとなく納得は出来ましたよ。あなたはニューヨーク、ロス、シスコに居た事がある。旅行程度でしたけれどね、でも、その程度で、あれだけの単語の選び方が出来るというのは、やっぱりレンゲさんには知的なところがあると思いましたよ。
そうですか?
ずいぶんあとになってから、レンゲさんの知能指数が140あると知って、僕には納得できるものがありましたよ。
もう、IQの事は言わないでくださいな。あたし恥ずかしいですわァ~。
何も恥ずかしがる事ではないでしょう。もっと自分に自信を持ってくださいよ。今言ったように、あなたにはすごく知的なものがあるんですよ。だから僕は、あなたが育った家庭環境と知性の点でGloria Steinemに似ていると感じたんですよ。
確かにそう言ってくださったのですけれど。。。
あなたの良くない所は自分に自信を持たない事ですよ。小さい頃のお母さんとの関係で、あなたはそうなってしまったようですよね。自分が母親に愛されなかったとあなたは固く思い込んでいる。
また、メンタルブロックのお話ですか?
違いますよ。あなたは次のような詩を書いたんですよ。
鍵
もう、あの場所へは
二度と行かない
とても難しいことばかり
嫌な気分になるだけ
さんざん悩ませて
鍵を開けてくれる気なんて
これっぽっちもなかったくせに
いつだって笑いものにされてた
答を考えて帰って行くわたしを
もったいぶった高い門のむこうで
いつだってばかにしてた
もう二度と何も聞くもんか
『メレちゃんの詩を読ませてもらいましたよ』より
レンゲさんは自分でそのように思い込んでしまうんですよ。ちょうどお母さんに愛されなかったと思い込んでいるようにね。
あたしは母には愛されませんでした。
誰だって、母親からしかられたり嫌な事を言われたり、そういうことはあるものですよ。
デンマンさんにもあるのですか?
もちろんですよ。
でも、デンマンさんのお母さんはマリア様のようなすばらしい方ではないのですか?
そうですよ。このようにすばらしい母親だったと僕は思っています。つまり、僕とレンゲさんは両極端なんですよ。あなたはお母さんをこき下ろす。僕は母親のことを理想化しているところがある。でも、同じ極端に走るのなら、僕のように理想化した方が幸せですよ。
それはそうです。でも、あたしには母の事を理想化することなど出来しません。
そう思い込んでいるのもレンゲさん自身なんですよ。
でも、あたしにはデンマンさんと違って母親とのスキンシップはありませんでした。
例え、そうだとしても、レンゲさんは、もう4歳女児ではないんですよ。自分を愛されなかった4歳女児のままにしておく必要はないんですよ。ちょうど、レンゲさんはXOOPSから締め出されていると思い込んでいた。それで上の詩を書いたんですよ。でも、こうしてまた僕と“縁(よ)り”を戻す事が出来た。でしょう?
。。。
だから、少し見方を変えればいいんですよ。
でも、なかなか変えることが出来ません。あたしの母はいつも私を突き放してばかりいました。
だから、それをすべての人に投影する必要はないんですよ。それが、レンゲさんの悪いところですよ。
そうでしょうか?
そうですよ。それはレンゲさの一方的な思い込みですよ。
でも、あたしにはそう感じられたのです。素直な気持ちでデンマンさんのフォーラムを訪ねても玄関の敷居は高かったんですよ。私の気持ちは落ち込むだけだったんです。それで出来たのが上の詩なんです。
だから、思い込みだと言っているんですよ。誰もレンゲさんを疎外しようとしていませんでしたよ。レンゲさんは妄想部屋に閉じこもりたかった。その理由を探していたに過ぎないんですよ。
そのつもりではありませんでしたわ。
でもね、結果としてレンゲさんは自分の殻の中に閉じこもりましたよ。
どうして、そのようにおっしゃるのですか?
感情の爆発ですよ。また悪い癖が出たんですよ。僕はレンゲさんを拒絶した事はありませんよ。何度も言うように、レンゲさんは僕の心の恋人なんですよ。僕はこれまでに一度でも、その事を否定したことがないですよ。そうでしょう?否定した事がありましたか?よく思い出してくださいね。
それは認めます。あたしの母とデンマンさんの違いはそこなんです。あたしの母はいつもあたしを突き放してばかりいた。
レンゲさんは、それをすべての人にまで当てはめてしまう悪い癖がありますよ。僕は今でもレンゲさんの中にGloria Steinemを見ることができますよ。「文化のひらめき」をレンゲさんの中に見ることが出来ます!だからと言って、レンゲさんにおべっかを使っているわけではないですよ!
では、何のために言っているのですか?
ダイアモンドは原石から磨いて、それから熟練なjewel cutterの手にかかって。。。
何でダイヤモンドなど持ち出すのですかあああ?
ちょっと聞いてくださいよねぇ~。んも~~ たとえ話をしないと分かってもらえないと思うからですよォ~。
分かりましたわ。お続けくださいな。。。
。。。ダイアモンドは原石から磨いて、それから熟練なjewel cutterの手にかかって見事な宝石になって行く。ところが、レンゲさんはこれまでに人間的にすばらしい磨き職人にも出会ってないし、熟練な宝石職人にも出会っていない。でしょう?
。。。
「不倫」の男とは線香花火に終わったし、心の傷を舐め合うようなあの男には殺されかけた。僕は不思議でならないんですよ。どうして、そういう男にばかりレンゲさんは惹かれるのか?
どうしてでしょうか?
レンゲさんの中にはダイアモンドの原石が眠っているんですよ。「不倫」の男もそれを磨こうとはしなかった。心の傷を舐め合うようなあの男は、その原石には全く気づいてもいない。
どうしたらよいのでしょうか?
レンゲさんは、心の傷を舐め合うようなあの男と、また縁りを戻すだろうけれど、あなたは精神を消耗して行くだけですよ。
だから、どうすれば良いのですか?
レンゲさんが書いた愛の詩をもう一度思い出してくださいね。
愛する人
心中の朝 (極私的詩集より)
2005/01/20
あなたの全てがいとおしい
そのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがっていく
あなたをつつむやすらぎの光
。。。
おだやかな時がいつまでも流れていく
あなたに再び出会い
そして愛し合う
こんなに強く抱きしめた腕
ふたりは確かに結ばれて
わずらわしい声から逃れて
身も心もとけあう
あなた。いとしいひと
あの出会いからわかっていた
今日朝の光のなかで
誰にもこわせない愛が
永遠とよく似た世界へ
ふたりがたどりつくことを
愛している
今朝はすべてが澄み切って
誰にもじゃまはできない
(『本当の愛にめぐり合うことが
できるでしょうか?』より)
この詩とダイヤモンドの原石がどうかかわっているのですか?
このレンゲさんの感じる愛が“幼児的な触れ合い”を求めるものである限り、原石は曇ったままですよ。
どういうことですか?
レンゲさんだって分かっているんですよ。次の手記を読んでください。あなたが書いたものですよ。
Looking For Love
「愛する」男女のラブだけじゃなくって
他を愛することは、
生まれながらにして
人間に備えられてるものなんかなあ?
それとも、時間とともに覚えていくのかなあ?
わたしは、何かあっても心配してくれるから大丈夫。
もしどうなろうとも生きられる。
人間は奥の奥のその奥に、
めったに見る事なんてできないキレイなものがある。
見たことないんですが、感じます。
Renge 2005 01/06 15:08
『愛って何?教えて!』より
「広い愛」が感じ取れるから『ビーバーランド XOOPS』にやって来たんでしょう?でも、怖気(おじけ)づいてしまったんだよね。心の痛みにまた立ち向かうのが怖くなってしまったんだよね。
そうかもしれません。まだまだ、私には「広い愛」、「愛の正体」が分からないのかもしれません。
それで“心の痛み”に立ち向かう勇気は持てそうですか?
持とうとしているのですけれど。。。
まだ話す気にはなれませんか?
もう少し時間が必要ですわァ。
そうですか、。。。分かりましたよ。これまで伸ばし伸ばしにして来たんだから、あせる事もないでしょう。
そう言ってもらえるとありがたいです。
でも、これを読んでいる人はがっかりするでしょうね。
どうしてですの?
レンゲさんの“心の痛み”とは何なのか?それを知りたくて読みに来ている人だって居ると思いますよ。
そうでしょうか?
僕だって聞きたいですよ。
だから、もう少し考えさせてください。
分かりました。じっくり考えてみたらいいですよ。
レンゲさんのバンクーバー滞在紀行は、次のリンクをクリックして読んでください。
■ 『レンゲのバンクーバー紀行』
バンクーバーから帰ってのレンゲさんの新たな悩みは、次のリンクをクリックして読んでみてください。
■ 『夢のバンクーバー【後記】』