いつでも愛し合いたい。
いつまでも一緒に居たい。
『比翼連理(ひよくれんり)』
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男女の相思相愛の仲をいう。
思い寄せる二人のきずなが永遠であること。
中国の西の果てに想像上の鳥が居ると伝えられています。
その鳥はオスとメスがそれぞれ一足、一翼、一目で常に雌雄一体で翼を比(なら)べて飛んでいる。
これが比翼の鳥です。
連理とは、根元は別々の二本の木がくっついて幹や枝が重なり、木目(理)が連なったものを、そう呼びます。
そのような枝のことを“連理の枝”と言います。
だから「比翼連理(ひよくれんり)」と言えば、いつでもくっついて離れられない男女(夫婦や恋人や愛人同士)の仲睦まじいさまを言います。
白楽天の「長恨歌」では、死んだ楊貴妃の魂は、天にあっていかにも寂しげに、梨花一枝(りかいっし)春雨を帯びる風情だった、と詠まれています。
玄宗との仲睦まじかった日々をしのんで楊貴妃は次のように語ります。
七月七日長生殿
夜半人無く私語せし時
天に在りては願わくば比翼の鳥と作(な)り
地に在りては願わくは連理の枝と為らん
もっと分かり易く言い直すと次のようになります。
七夕の夜、二人きり。
陛下はわたしにささやかれた。
天にあっては比翼の鳥、
地にあっては連理の枝。
二人はいつでもいっしょだよと。
その誓いも今は空しく、
私は天にあり、陛下は地にとどまって、
別れ別れです。
あたしはデンマンさんと比翼連理だと思っていました。
僕だって、そう思っていますよ。
いいえ、絶対にそう思っていませんわ。なぜなら、本当に心からそう思っていたのなら、あの夏の夜、デンマンさんはあたしと身も心も一つになってくれたはずですわ。
またあの真夏の夜の出来事ですか。。。?レンゲさんはずいぶんとこだわりますね?
あたしにとって、初めてのバンクーバーだったんです。
レンゲさんにとって“初めて”と言うのは特別な意味を持つようですね?
なぜ、そのようなことをおっしゃるのですか?
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デンマンさんは絶対にロリコンですわ。あたしが16才の時の写真をまた持ち出して、ハラハラ。。。ワクワク。。。どきどき。。。坂田さんに抱かれて桜の花びらを散らした、と言うんでしょう?
先に言ってもらっちゃ困りますよ。それは僕の台詞なんだから。。。んも~~
どうして、あたしが16才の時に処女を失ったことにそれ程こだわるのですか?
僕はこだわっているわけじゃないですよ。レンゲさんが“初めて”という事にこだわっている事を説明するために、レンゲさんの16才の頃の写真を持ち出したまでですよ。バンクーバーにこだわるのも“初めて”だからですよ。去年の6月、椎名さんと別れたあと、レンゲさんは落ち込んでいたんですよ。抑鬱状態になって死にたい、死にたい、ともらしていた。レンゲさんは救いを求めていたんですよ。ちょうど16才の時のようにね。
あたしは、デンマンさんの中に坂田さんの面影を見ていたとおっしゃるのですか?
坂田さんの面影を見ていなかったとしても、レンゲさんは、バンクーバーにやって来ることで、抑鬱(よくうつ)状態から抜け出そうとしていたんですよ。
つまり、あの真夏の夜の出来事も、あたしが抑鬱状態から抜け出すためだと。。。?
違いますか?
あたしは怖い夢を見たんです。
分かりますよ。レンゲさんは、あの時8才の女の子のようになっていたんですよ。
あたしの気持ちは、デンマンさんと比翼連理になっていたんです。デンマンさんだって、“僕もそうなんだよ”と、言ってくれたじゃありませんか?
だから、8才の女の子になりきっていたレンゲさんとの会話で、そう言ったまでですよ。
つまり、口先だけで調子を合わせていたのですね。
そういう雰囲気だったですからね。
だったら、そういう雰囲気の中で、あたしと身も心も一つになれたはずではありませんか?
8才の女の子になりきっているレンゲさんと、そうなるわけにはゆきませんよ。
だったら、デンマンさんは、あたしの中の熟女と身も心も一つになれたはずです。
でも、その熟女は居ませんでしたよ。
どうして、そのようなことを。。。。
あなたは、まだ失敗から充分に学習していないんですよ。だから、いまだに同じような“恋愛”を繰り返しているんですよ。
だから、失敗を繰り返さないようにするために、あたしはバンクーバーに行ったんですわ。それで、デンマンさんにお会いしたんです。
でもね、あの時あなたが“失敗を繰り返していたら”、つまり、レンゲさんの言うように身も心も一つになっていたら、あなたは今以上に苦しむことになったんですよ。
どうして、そのように断言なさるのですか?
なぜなら、あなたは次の失敗から全く学んでいないからですよ。
長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。
2004-07-21 10:11:08
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一度の関係で
終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、これで完結した、という気持ちがあったからです。
でも、長い間モーションをかけ続けておいて、セックスして、「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。
結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。
彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・
でも、わたしの頭には、“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”という図式ができあがってしまい、嫉妬に苦しむようになったのです。
そのうち、彼から「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」と言われました。
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。
つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、相手から勝手な妄想をぶつけられたら、何を言えばいいのか、どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。
わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。
by レンゲ
『不倫の悦びと苦悩』より
レンゲさん、あの時あなたが身も心も一つになった気になっていても、あなたはまたこの苦しみを味わうことになったんですよ。分かりますか?
いいえ、あたしはそのようにはなりません。
一度の関係で満ちたりるというのですか?
そうです。
レンゲさんが、それだけ成長していたら、野々宮さんとの破綻は無かっただろうし、そのあとで清水君と新しい関係を結ぶことも無かったでしょうね。
デンマンさんは、。。。何もかも、。。。何もかも、自分勝手に結論を出してしまうんです。あたしのことなど本当に心から愛してなんて居ませんわ。
レンゲさんこそ、そうやって飛躍して勝手に結論を出してしまうんですよ。レンゲさんのことを心から愛して心配していないのなら、このようにブログでとりあげていませんよ。
でも、。。。でも、。。。デンマンさんは、あたしのことを本当に愛していないから、無理やりあたしを日本に連れ戻してしまったんですわ。だから、あたしが、こうなってしまったんです。
今度は、すべての責任を僕に擦(なす)り付けるんですかァ?
だって、そうじゃありませんか?あたしをデンマンさんは精神的にもてあそんでいるだけですわ。あたしは、デンマンさんのモルモットです。あたしは、こうしてブログの材料にされているだけですわああああ。。。。
レンゲさん、落ち着いてくださいよ。
落ち着いていますってばあああああァ~。。。。
レンゲさん、どうしてまた去年の夏のことなど持ち出して話し始めるのですか?
あたしはバンクーバーにずうっと居たかったんです。
今更、そのようなことを言ってもどうにもならないでしょう?。。。レンゲさんは埼玉県の熊谷に居るんですよ。バンクーバーに居たかったからと言っても、僕が、それじゃあ、またやって来てください、とは言えませんよ。
どうしてですか?
レンゲさんは、またこの話を蒸し返すのですか?。。。それは全く意味がありませんよ。
どうしてですの?
レンゲさん、。。。もしかして。。。清水君と何かあったんでしょう。。。どうなんですか?
いいえ、。。。何も。。。何もありませんわ。
“下つき”と言われた事に、まだこだわっているのですか?そのことで清水君と喧嘩でもしたのですか?
しません。。。洋ちゃんとあたしの間に、デンマンさんが心配するようなことは、本当に何もないんです。
だって、おかしいじゃないですか、急にまた去年の夏の話を持ち出してきて、バンクーバーにずうっと居たかった、なんて言い始めて。。。“あたしはデンマンさんと比翼連理だと思っていました” 急にこんな事を言い出したんですよ。。。今のレンゲさんは、清水君と比翼連理のはずでしょう?
そうです。
だったら、今のレンゲさんは充分に幸せでしょう?
ええ、。。。まあ、そうですわ。
なんだか、実感がなさそうな言い方ですね。。。。ちょっと、今日のレンゲさんは、何か変ですよ。。。僕に何か隠していることがあるんでしょう?
やっぱり分かりますか?
何を隠していたんですか?
隠していたわけじゃありません。。。ただ、。。。ちょっと、。。。。
ちょっと、何ですか?
気になることがあって。。。
最近、レンゲさんには気になることが多いんですね。。。また、レンゲさんの体のことですか?
違いますよ。ちょっとこれを見てくださいな。
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あららァ~。。。これファンディ-(fundies)じゃないのォ~
デンマンさん、良くご存知ですね。
アメリカとカナダではノベルティーとして隠れたブームですよ。
デンマンさんも試してみたのですか?
まさかァ~。。。そこまではしませんでしたよ。
なぜご存知なんですの?
ジューンさんの誕生パーティーに招かれた時に女の子たちが面白がってこれを試していたんですよ。
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これがその時の写真ですか?
そうですよ。。。でまた、どうしてレンゲさんは、ファンディ-を持ち出したんですか?
洋ちゃんが、これはイケルんじゃないかと言ってサンプルを持ってきたんですよ。
。。。で、どうだったんですか?
確かに、面白いというので売れたんです。でも、奥様に見つかってしかられてしまいました。
どうして。。。?
大人のおもちゃのようなものは“ブティック・フェニックス”では売らないことにしていますから、って言われてしまいました。
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へへへ。。。直美の言いそうなことですよね。とにかく、京都のしきたりの厳しい旧家で育ちましたからね、直美はファンディ-のようなモノは感覚的に受け付けないんですよ。
デンマンさんは、どうなのですか?
僕は、“ブティック・フェニックス”で売ってもかまわないと思っていますよ。でもね、あの店は直美がやっていますからね、僕は尋ねられれば意見を言いますが、直美の方針にはとやかく言わないようにしているんですよ。
でもデンマンさんだって出資なさっているんでしょう?
20%ぐらいね。だから、あまり権限がないですよ。あの店はほとんど直美が一人でやってきたから、彼女のやり方に僕は反対できませんよ。
そうなんですの?。。。ところで、なんでファンディ-(fundies)って呼ばれるんですか?
Undiesというのはunderwearのことですよね。レンゲさんも知っているでしょう。そのunides と fun を一緒に結びつけたわけです。 fun + undies = fundies というわけですよ。つまり、“面白い楽しい下着”という意味なんでしょう。 まだ、一般には知られていないようで僕が良く使う “英辞郎 on the web” には出ていません。もちろん僕が持っているすべての辞書に出ていませんでした。
あたしはGOOGLEで調べたんですよ。そしたら、なんと、732,000件も引っかかったんですよ。このカップル専用のパンツって、すっご~く出回っているということですよね。それだけ売れているんですね。ジューンさんの誕生パーティーで女の子たちが面白そうに試していたというのも分かるような気がしますわ。
でもね、GOOGLEの検索結果のすべてが “ファンディ-(fundies)”のことじゃないんですよ。例えばね、fundieには次のような意味がありますよ。
それに、fundie を religious fundamentalist とか Christian fundamentalist として使う人も居る。 fundemental food (natural and organic health food) として使う人も居ますよ。 Fundies Store と書いてあったから、カップル専用パンツ専門店かと思ったら、“自然食品の店”だったですよ。
あらっ、デンマンさんも、このパンツを買いに行ったのですか?