お受験と教育ママ(PART 1 OF 4)

母親たちが「越境入学」で走る、走る。
「学力」「環境」がこんなに違う!
お受験「名門公立小学校」ブームを追う!
シーズン到来!
親子で必読 PART II
「中学受験に有利」「設備が充実」「自由な校風」
入学のためには「住民票の貸し借り」までも。。。
小学校は自宅から最も近いところへ徒歩で通う
そんな“常識”は通用しなくなりつつある。
親たちのあくなき教育熱は、私立を目指す「お受験戦争」のみならず、人気公立小への「越境入学ブーム」を生んでいる。

45ページ 『週間ポスト 2008年11月14日号』
注: イラストはデンマンが貼り付けました。
『弘中先生と熊谷 (2009年9月6日)』に掲載

デンマンさん。。。「坊っちゃん」のお話から急に「お受験」でござ~♪~ますか?

あのねぇ~、おととい(9月6日)の記事『弘中先生と熊谷』の中で、たまたま「お受験」について触れたのですよう。
覚えていますわ。記事の中でデンマンさんが上の『週間ポスト』のページのタイトルを引用したのでござ~♪~ますわ。
そうですよう。。。そうしたら小百合さんもメールの中で「お受験」について書いていたのですよう。
それで、急に「お受験」について書こうと思い立ったのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。とにかく、そう言う訳なので小百合さんからのメールを読んでみてください。
日付: Wed, 26 Aug 2009 22:23:59 +0900 (JST)
(バンクーバー時間: 8月26日 午前6時23分)
差出人: "domini@yahoo.co.jp"
宛先: "green@infoseek.jp"

件名:デンマンさんの
「人間の証明」の記事を読みました。
\(*^_^*)/

昨日 今日と山小屋の苔の様子を見て
がっくり、 ゼニゴケが占領。
いのししが ホジクッテ まくれてるが~
まくれてるのを 戻して ゼニゴケを取り去って
まだまだ あと 2週間 かかるー
明日も行きたいけど、おじいちゃんの医者があって、
週末はずーっと 山小屋に泊って、ゼニゴケ退治です
自分の子供、そしてゼニゴケ、時間が足りない。
そんなの 誰か お手伝いを~と思っても、
私の思う通りに草取り、しないの!
バカたれ 手伝いなんて。
いらない 草、
残したいコケ、
私しか 分からないの。
なんだか メール来てたね。
デンマンさんの「人間の証明」の記事を読みました。

私もうるさく感じる、子供を自分から切り離したいっと思う時がある
映画的、現実から違う・・っと思われる。
そこが 生臭い、人間の浅はかさ。
自分の子を殺すなんて、道徳的には許されないけど、
この子をずーっと、生かすには 母親として「申し訳ない」
自分の産んだ子だからこそ、その最後を見取って、っと思う。
峠から袖を振るように、子供を見送る。
見送ってしまう。
母親の後始末ですよ。
ブログであまり 批判しなように。
デンマンさんは自分が批判されると、すぐに
ネットで 言い返す癖
やめた方がイイ。
他人は関係ない
人には 冷たく。 強く。 熱くならず。
血が引く位に・・
いやでしょうー
さあ どんな 返信?
さゆりより

Subj:小百合さんから長~い返信をもらって、
めちゃウハウハと喜んでしまいましたよう!
\(*^_^*)/キャハハハ。。。

Date: 26/08/2009 2:36:57 PM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間:8月27日 木曜日 午前6時36分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com
今朝メールをチェックしたら、意外にも小百合さんからの返信があったよう!
日本時間で午後10時23分に送信のクリックボタンを押したんだよねぇ~。
\(^▽^;)/ うしししし。。。
こういうことって、珍しいねぇ~。
いつも、朝9時から11時までに返信を書くのが小百合さんの習慣になっていたのだから。。。
小百合さんが、子供を寝かせつけて、やっと自分の時間を持って、
メールを読んで。。。、そしてブログを読んで。。。
うん、うん、うん。。。
久しぶりに夜一人になって、
パソコンに向かいながら一人の「女」になって考えながらキーボードをたたいている小百合さんの姿が思い浮かんできて。。。、
僕は妙にワクワクしてきましたよう!
\(*^_^*)/ キャハハハ。。。

昨日 今日と山小屋の苔の様子を見て
がっくり、 ゼニゴケが占領。
いのししが ホジクッテ まくれてるが~
今時、ゼニゴケと戦っているのは、日本狭し(広し)と言えども、小百合さん一人か、他に居たとしても2人か3人でしょうね?
そうですよう。。。そうですよう。。。
小百合さんも言っていたけれど、「こんな無駄な事をしている人は居ないでしょうね。」
\(^▽^;)/ きゃはははは。。。
その通りですよう。
日本人の1000人のうち998人までが、そう考えるでしょう!
でも、無駄と分かっていて、無駄をしている人は貴重な存在なのですよう。
なぜなら、世知辛(せちがら)い厳(きび)しい日本で、無駄な事をしていたら、生きては行けないのだから。。。!
1000人のうち990人までが、生きるために齷齪(あくせく)と働いているのですよう!
つまり、ゼニゴケと格闘していられるのは、心に余裕があって、財布にも余裕があるのですよう!
ヽ(´ー`)ノ キャハハハ。。。
そうして、こうして僕に返信を書いてくれるのは、
小百合さんの心に夢とロマンがあるからなんですよう!
つまり、小百合さんは間違いなく「軽井沢タリアセン夫人」なんですよう!
♪┌(・。・)┘♪ キャハハハ。。。
小百合さんに日本政府が文化勲章を上げなくても、
僕が間違いなく、小百合さんのために文化勲章を上げますからね。。。
\(^Д^)/ ギャハハハハ。。。。

まくれてるのを 戻して ゼニゴケを取り去って
まだまだ あと 2週間 かかるー
明日も行きたいけど、おじいちゃんの医者があって、
週末はずーっと 山小屋に泊って、ゼニゴケ退治です
はい、はい、はい。。。
僕のためにも、一生懸命にゼニゴケと格闘してくださいね。
10年後。。。20年後。。。
小百合さんと一緒に、そのすばらしい苔庭を眺めたいですよう!


自分の子供、そしてゼニゴケ、時間が足りない。
そうです。。。そうです。。。
時間はいくらあっても足りないものです。
そういう貴重な時間を割(さ)いて、小百合さんが僕に返信を書いてくれたのだから、僕は感謝、感激、雨、アラレ!ですよう。。。!
\(@_@)/ キャハハハ。。。
マジで感謝しているのですよう!
感激しているのですよう!
うれしいなあああァ~♪~!

そんなの 誰か お手伝いを~と思っても、
私の思う通りに草取り、しないの!
バカたれ 手伝いなんて。
それは、そうですよう。
お手伝いさんを雇っても、ゼニゴケを取らせたら、最近の若い人は辞めてしまうでしょうね。
人間のすることではない!そう思って、すぐに辞めてしまいますよう!
きれいで、雅(みやび)やかな苔庭を見て楽しむという優雅な「大和心」なんて、最近の日本人にはありませんよう!
1000人のうちで990人までが、齷齪(あくせく)と生きるために働いているのだから。。。
それで、多少金がある主婦は「お受験、お受験」と馬鹿の一つ覚えのように、それこそ子供に無駄な人生を歩かせようとしているのだから。。。
馬鹿馬鹿しい!
しかも、気づいていないのですようねぇ~
(哀れな日本人が多いのですよう!)
でも、分かっているけれど、その哀れな人生を歩かねばならない日本人も多いのですよう。
だから、僕は、バンクーバーで、こうして小百合さんにメールを書いていて、十分に幸せを感じるのですよう。
こうして、メールの交換するなんて、40代の普通の日本人はやらないからねぇ~。。。
\(^▽^;)/ うしししし。。。
そう言う訳だから、日本政府が小百合さんに文化勲章を上げなくても、
僕は、必ず小百合さんに大きな文化勲章を上げるからね。。。
きゃははははは。。。

いらない 草、
残したいコケ、
私しか 分からないの。
僕も分かっているよう!
10年後。。。、20年後。。。小百合さんと一緒に、ぜひ、きれいで雅やかな苔庭を見ようね。
僕は、楽(らく)して見たいよう!
♪(*^▽^*)ノ うしししし。。。
なんだか メール来てたね。
デンマンさんの「人間の証明」の記事を読みました。

私もうるさく感じる、
子供を自分から切り離したいっと思う時がある
映画的、現実から違う・・っと思われる。
そこが 生臭い、人間の浅はかさ。
自分の子を殺すなんて、道徳的には許されないけど、
この子をずーっと、生かすには 母親として「申し訳ない」
自分の産んだ子だからこそ、その最後を見取って、っと思う。
う~~ん。。。
めれんげさんのお母さんも、おそらく小百合さんのように考えていたんだろうねぇ~?
“親の心、子知らず。”

峠から袖を振るように、子供を見送る。
見送ってしまう。
母親の後始末ですよ。
う~~ん。。。なるほど。。。
子を持つ母親の悩みを感じますよう!
“我が子のために。。。”
小百合さんには、まだ、そう考えることができる!
しかし、本当にそのように思う母親が最近の日本には少なくなっている。
母親が自分の事しか考えられないようになってしまった。
「苫小牧密室見殺し事件」の悲劇はそこにある!
この事では次の記事を書くことができましたよう。
小百合さんのメールも使わせてもらいました。
ありがとね。

■『母親心 (2009年7月24日)』
■『ワガママなママ (2009年7月28日)』
小百合さんの「麦わら帽子」の思い出からは次の記事を書くことができました。
本当にありがとね。
■『人間の証明(2009年7月19日)』
■『女の証明 (2009年7月21日)』
■『母の証明 (2009年7月25日)』

小百合さんの「麦わら帽子」のおかげで八杉恭子(やすぎきょうこ)という人物を知ることができました。
「人間の証明」の小説の中で次期政権リーダーを狙う辣腕代議士・郡陽平の妻として登場するのですよう。
セレブの妻というだけでなく、本人もセレブで、物語の「現在」では、ファッションデザイナーとして活躍している。
ところが、この恭子には過去があった。
ホテルのエレベーターの中で殺されていたハーレム出身の黒人であるジョニー・ヘイワードは、実は、彼女が戦後まもなく黒人の男ともうけた我が子だった。
その我が子・ジョニーが「麦わら帽子」の詩が載っている西条八十詩集を胸に抱いたままエレベーターの中で倒れて死んでいた。
殺したのは実の母親の恭子だった。
ジョニーが子供だった頃、黒人の夫とジョニーがアメリカに渡って別れ別れに暮らさなければならないと分かった時、思い出にと親子3人で霧積(きりづみ)温泉へ出かけた。
しかし、その後、代議士・郡陽平の妻となり、有名デザイナーとなった恭子にとって、それは葬(ほうむ)り去らねばならない暗い過去でしかなかった。
小百合さんの思い出の「麦わら帽子」が出てくる西条八十の詩集と、恭子が買い与えた麦わら帽子こそ、ジョニーにとって「瞼の母」の象徴だった。
ジョニーはニューヨークからはるばるお母さんに会いたいと日本にやって来た。
日本に居る母に、もう一度会いたいと。。。
でも、有名デザイナーになっている八杉恭子にとって、黒い肌を持った息子は、名声を脅かす邪魔者でしかなかった。
それで我が子を殺してしまった。
この事実を知った棟居(むねすえ)刑事はムカついた。

「私はね、このごろジョニーがロイヤルホテルのスカイレストランへ胸にナイフを差し込まれた瀕死の身で上がっていった心根が哀れでたまらなくなったんです。
もの心ついたかつかないころ、父親と母親に連れられて行った霧積(きりづみ)温泉は、ジョニーの記憶に焼き付けられた。
おそらく彼の想い出の中で最も貴重で美しいものだったでしょう。
実の母によって胸に刺し込まれたナイフ。
これがはるばる日本へ母をたずねて来て得たものか。
ジョニーはどんなに絶望的なおもいでナイフを受けとめたことだろう。
それを八杉恭子は保身のために虫のように殺してしまったのだ。
自分の腹を痛めた子供を殺したんだ。
私はあの女が憎い。彼女は人間じゃない。母親の仮面を着た獣なんだ。
あの女には、人間の心なんかないんだ」
棟居の胸に、父と自分を見捨てた生みの母への憎しみが交錯する。
そんな棟居は、捜査部長に申し出る。
(すぐ下のページへ続く)