奇想天外 (PART 1)
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デンマンさん。。。 今日は奇想天外なお話ですか? うふふふふふ。。。
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そうです。。。 いけませんか?
いったい、どのようなお話なのですか?
あのねぇ~、ジュンコさんが生まれる前に、“奇想天外”な映画があったのですよ。。。
マジで。。。?
当たり前田のクラッカー!
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最近、デンマンさんは、このギャグばっかり連発してますよねぇ~。。。
今日は特別です! なぜなら、その奇想天外な映画に、上のクリップに出てくる「藤田まこと」も出演しているのですよ。。。
マジで。。。?
当たり前田のクラッカー! その予告編を見てください。。。
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つまり、奇想天外というタイトルは、この映画のことを話すために付けたのですかァ~?
いや。。。 僕は、この映画には あまり関心がないのですよ。。。 ただ、“クレージーだよ 奇想天外”というタイトルがついていたので、取り上げたまでです。。。
要するに、奇想天外なものが他にあるということですか?
その通りです。。。
いったい、その奇想天外なものってぇ、どのようなものですか?
だから、奇想天外ですよ。。。 「奇想天外より落つ」の略で、奇抜な考え、転じて、奇抜な事物のことを言うわけです。。。
わたしは、奇想天外の意味を聞いているのではなくてぇ、奇想天外なモノ、そのモノは いったい何ですか? と尋ねているのですわ。
だから、奇想天外です。。。
デンマンさんは、私をおちょくってるのですかァ~?
いや。。。 僕は極めて真面目にジュンコさんの質問に答えているのです。。。
答えになってないではありませんかァ!
奇想天外というのが答えです。。。
だから、奇想天外なモノ、そのモノは いったい何ですか?
奇想天外です。。。 うししししし。。。
デンマンさん! いい加減にしてくださいなァ~。。。 真面目に答えてください。。。
あのねぇ~、キソウテンガイという名前の植物があるのです!
マジで。。。?
当たり前田のクラッカー!
そのギャグだけは、止めてもらえませんかア!
分かりました。。。 じゃあ、キソウテンガイをジュンコさんに見せますねぇ~。。。
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奇想天外 (ウェルウィッチア)
ウェルウィッチアはグネツム綱に属する裸子植物である。
ウェルウィッチア科に分類され、この科の現生種は本種のみである。
アフリカのアンゴラ及びナミビアのナミブ砂漠に分布する。
1対のみの葉を伸ばし続ける特異な形態を持つ。寿命は非常に長い。
和名はサバクオモト(砂漠万年青)やキソウテンガイ(奇想天外)。
"生きている化石"とされることもある。
分類
1859年9月3日に、オーストリアの探検家フリードリヒ・ヴェルヴィッチュ(ウェルウィッチとも、1806年-1872年)によってアンゴラの砂漠で発見された。
ヴェルヴィッチュはこの記録をロンドン・リンネ学会のジョセフ・ダルトン・フッカーの元に持ち込んだ。
これには簡単な記載文が添えられ、現地語に由来する"Tumboa"の属名を与えることが提案されていた。
だが、その直後にイギリスの画家・探検家トーマス・ベインズがナミビアで別個体を発見しており、保存状態の悪い標本とともに、"tumbo"は本種を特定した名称ではない(n'tumbo や otjitumboの形で「切り株」を意味する一般名詞)という情報をもたらした。
このため、フッカーは属名をヴェルヴィッチュの名に由来するWelwitschia とすることを提案した。
ヴェルヴィッチュはこれを受け入れ、記載のためにより保存状態のよい標本を提供した。
種小名は、ベインズの名前にちなんだ bainesii とされることもあるが、この名は1975年に Welwitschia mirabilis のシノニムとされた。
mirabilis はラテン語で「驚異の」を意味する。
本種には2亜種が認められている。
アンゴラから得られた基亜種Welwitschia mirabilis mirabilis は雄花が赤褐色であるが、ナミビアから得られたWelwitschia mirabilis namibiana の雄花は灰緑色である。
分布
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ナミブ砂漠の北に広がるカオコランド (Kaokoveld) と呼ばれる地域の固有種である。
北はアンゴラ南部のBentiaba Riverから、南はナミビアのクイセブ川まで見られ、海岸から内陸100km程度の場所まで自生する。
この地域は極度に乾燥しているが、2-4月の雨季には斜面の下に100mm以下の雨が降る。
霧からの水分や地下水に依存するため、これらの集まる季節的な川沿いに自生する傾向がある。
形態
茎は木質で分岐せず、高さは最大個体でも1.5mを超えないが、植物体の直径は8mにも達する。
茎そのものは塊状でその径は1m程まで。
茎の先端は盤状で大きく2裂し、それぞれに帯状の葉を1個ずつ持つ。
この2枚の葉は、茎の末端の溝にある分裂組織から成長する。
葉は2-4mに達すると、木部の捻れや風などの外的要因によって擦り切れて裂け始め、一見何枚もあるように見える。
葉先は次第に枯れていく。
機能する葉を1対しか持たないことから、一時は、本種の形態は幼形進化によるものではないかと考えられた。
だが、その解剖学的特徴は苗木のものとは全く異なり、実際には成長の初期に成長点を失うことによるものだと分かっている。
茎の中央部にはくぼみがあり、そこから細かい枝を出し、花序(胞子嚢穂)をつける。
雌雄異株で、雌花序は雄花序より大きく、共に灰緑色や深紅色をしている。
雌花は球果状(他の裸子植物と同様に松かさ状)で、長さ2-8cm程度。
雄花は1.5-4 cm、退化した胚珠1つと小胞子嚢柄6本を有す。
種子は径5-6mmで黒く、径2cmの薄い皮膜があって有翼。
生態
種子の発芽後、子葉は25–35 mmまで伸び、その後すぐに2枚の本葉が形成される。
およそ4ヶ月で本葉は子葉の長さを超え、子葉の成長点は死ぬ。
本葉は子葉と直角に位置し、生涯に渡って伸び続ける。
本種がこれ以上の葉を形成することはなく、茎の分裂組織は本葉の形成後に枯死する。
乾燥に適応するために、葉の気孔から大気中の湿気を吸収し、長さ3-10mにも達する根によって地下水を吸い上げる。
また、クチクラ層が厚く、気孔が葉の両面で同数有り、高い蒸散能力を有しているが、葉を冷却するためと考えられている。
この根は栽培下でも真っ直ぐに下に伸び、本葉が出る頃には30-50cmに達する。
根を詳しく調査したChris H Bornmanは、"構造はかなり単純で、先細りになった長い主根と、そこから分岐した太さの変化しない側根からなる。組織は繊細なスポンジ状である。"と書いている。
彼はまた、根の深さは、地上の葉の端から端までの長さと概ね等しいとしている。
花粉は風媒及び昆虫媒により送粉される。
双翅目・半翅目などの昆虫を送粉者とし、最も一般的にはホシカメムシ科に属するOdontopus sexpunctatus(Probergrothius 属とすることもある)である。
このカメムシはほぼ本種のみを利用していると考えられる。
バオバブ属のような他の植物でもこの昆虫が見られたという報告もあるが、実際にそれらの植物を利用しているかどうかは定かではない。
稀にハチが送粉者となることもあり、いくらかの昆虫は球果が分泌する"蜜"に惹き寄せられている。
種子は2枚の翼を持ち、風で散布される。
本種はCAM型光合成を行うと考えられている。
だが、このタイプの光合成による本種の炭素固定量は非常に少なく、その理由は不明である。
個体の寿命の計測は難しいが、1000年以上生きると考えられる。
いくつかの個体は2000歳を超えている可能性もある。
種子から発芽した個体が、再び種子をつけるまでに、25年ほどかかると考えられている。
なお、栽培下では種子の発芽から4年で開花した例がある。
出典: 「ウェルウィッチア」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナミビアに行かないと見られないのですか?
いや。。。 日本でも見ることができますよ。。。
どこで。。。?
京都植物園です。。。
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今度 京都に行くときには この植物園にも立ち寄ろうと思います。。。
なるべく早めに行ったほうがいいですよ。。。
どうして。。。?
あのねぇ~、2004年8月13日に温室から鉢2株が盗まれたのですよ。。。 奈良県に住んでいる あの馬鹿が この記事を読んで、残りの株を盗みに行くかもしれないから。。。
奈良県に住んでいる あの馬鹿ってぇ誰ですか?
次の記事の中の男です。。。
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■『現実主義者 馬鹿の見本』
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