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STAP事件の真相

2023-10-06 02:26:01 | 言論の自由 表現の自由


 

STAP事件の真相

 


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デンマン。。。、STAP事件というのは、あの小保方晴子さんが関わった事件ですか?


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そうです。。。

なんで今頃 小保方晴子さんが関わった事件を取り上げるのですか? 確か、あの事件は2014年の1月に発覚して、随分と世間を騒がせました。。。

そうですよ。。。今から10年ほど前ですよ。。。2,3年前のことのような気がするけれど、すでに10年近い歳月が経ったのですよ。。。

デンマンさんが2,3年前と思うのは無理ありませんわァ~。。。なぜなら、3ヶ月前に次の記事の中でSTAP事件を取り上げてましたから。。。

 


STAP細胞事件

 


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 (略) 週刊誌等の理解しがたいゴシップネタですから、私自身は無視していても、いろいろな意味で私自身の研究展開にマイナスに働くこともあるでしょう。

正直、この津波のようなドリフト状態を生み出すエネルギーが、いつまでどのように続くのか私には見当もつきませんが、今は、調査に協力し、またできる範囲で通常の自分の研究を、ラボメンバーを励ましながら胸を張って進めるしか、私のできることはありません。 (略)

(デンマン注: 後に自殺した笹井芳樹氏から著者の須田桃子さんへのメール)


 

疑義発覚後の目まぐるしい展開と連日の関連取材で、疲労がたまっていたせいもあるかもしれない。
私はメールを読みながら、涙があふれてくるのを抑えられなかった。
無性に悲しくなったのだ。

論文には深刻な過誤があり、STAP研究の信頼性はもはや崩れている。
この状況で、なおかつ「研究者人生への挽回できないかもしれない打撃」を認識していながら、なぜ笹井氏は、STAP細胞への「確信」をこうまで主張し続けるのだろうか……。

私には、笹井氏が出口のない密室に自らを閉じ込めてしまったように思えてならなかった。

 (中略)

笹井氏は、小保方氏の「研究者としての資質」についてはこう語った。


豊かな発想力があり、これはと思ったときの集中力は非常に高い。
それは採用時の全員が一致するところで、私は今もそう思っている。

同時にトレーニングが足りなかったところ、科学者として非常に早いうちに身につけていなかった部分が多々あることが、論文発表後に明らかになった。

例えばデータ管理で、結果的に取り違えをするようなある種のずさんさがあったと思う。
両極端が一人の中にある。

私が一番、アドバイザーとして、あるいはシニアの研究者として自戒というか後悔しているのは、私や理研の研究者仲間が一生懸命、彼女の強いところを伸ばしたと思うが、弱い部分を慮って、そこを強化してあげる、若い研究者はそういうところがあるということを認識した上で、背伸びさせるだけではなく、足元をきちっと固めてあげることができなかったことは、自分の足りなかったところでは、と非常に辛く思っている。


一部で報道された小保方氏との「不適切な関係」は否定した。

 (中略)

思えば私のSTAP取材は、1月の記者会見に「『絶対に』来るべきです」という笹井氏からの誘いのメールで始まった。
それ以後に受け取ったメールは約40通。

最後の1通の日付は7月14日だった。

査読資料に関する質問への回答で、「論文を撤回してしまったあとは、何を言ってももはや仕方ないと思います」と結ばれていた。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




135-136ページ、191ページ、341ページ
『捏造の科学者』
著者: 須田桃子
2014年12月30日 第1刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋


 





笹井正樹氏は2014年8月5日の朝に先端医療センター内で首をつっているのが見つかったそうですけれど、本当に惜しい人を日本はなくしてしまったものですわ。 それはそうと、小保方さんは一時、“時の人”として騒がれましたけれど、最近はどうなさっているのでしょうか?



僕も、そのことが気になっていたのでネットで調べてみたのですよ。。。 そしたら次のサイトに出くわしたのです。。。 興味のある所だけ抜き出したので小百合さんもじっくりと読んでみてください。



 


STAP細胞論文問題で

大きく注目された理化学研究所の

小保方晴子さんの最新情報です。



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◆小保方氏、STAP論文掲載費60万円を返還
STAP(スタップ)細胞の論文不正問題で、理化学研究所は7日、4件の不正があったと認定した小保方晴子・元研究員から、論文掲載費約60万円の返還を受けたと発表した。

理研によると、返還されたのは昨年(2014年)1月に英科学誌ネイチャーに掲載され、その後、撤回されたSTAP細胞論文2本の掲載料。
今月初めに弁護士から返還すると連絡があり、6日付で理研の口座に入金が確認された。

小保方氏からは連絡はないという。
理研は3月、研究不正防止の規定に基づき、英科学誌ネイチャーに論文2本を掲載する手続きでかかった費用の返還を小保方氏に求めた。
論文は昨年1月に掲載されたが、不正判明で約半年後に撤回された。

理研は小保方氏に約2年間で約4600万円の研究費を支給。
さらに、不正調査などに約8360万円をかけたが、小保方氏の研究全体が不正だったわけではないなどとして、返還請求の対象は論文掲載費だけにとどめた。

小保方氏の代理人をつとめる三木秀夫弁護士は「理研の調査結果に納得はしていませんが、係争にかかる負担の大きさを考えて、これ以上の係争を避ける判断をいたしました」というコメントを発表した。

さらに、返還がこのタイミングになった理由について、三木弁護士は次のように説明し、理研への不満を明らかにした。
「そもそも今回は組織として論文の投稿が決めたわけなのに、理研は一番若い研究者に全責任を押し付けて支払いを求めていました。そのような請求に応じることで、『今後の前例をつくるようなことは避けるべき』との意見も多く寄せられていたこともあり、対応に慎重になっていました」

60万円はあくまでもネイチャー誌関連の費用にすぎず、疑惑発覚後もSTAP細胞関連では膨大な費用がかかっている。
報道によると、STAP細胞が存在するかどうかの再実験関連でも法律家への相談費2820万円、検証実験費1560万円などを含め、不正の調査や実験にかけた金額は計8360万円に上る。

「彼女を迎え入れた際、壁をムーミンの図柄にするなど部屋の模様替えに1000万円もかけるなど、一研究員に対する処遇とは思えない。
彼女から返還されたカネも理研に戻るだけで、税金で好き放題してきた理研の責任は問われない。
理研は関連費用全額を国庫に戻すべきだ」(神戸市の医療関係者)など組織の体質を巡る批判はいまだに根強い。

一連の問題で理研は「STAP細胞由来とされた細胞や組織は既存の万能細胞・ES細胞(胚性幹細胞)からできていた」と結論づけ、既に退職していた小保方氏は懲戒解雇相当、と判断された。
理研は刑事告訴も検討したが、「ES細胞を故意に混入させたことを証明できない」として見送っている。

◆理研の元研究者が提出した告発状を兵庫県警が受理

STAP(スタップ)細胞論文を発表した理化学研究所元研究員、小保方(おぼかた)晴子氏(31)が所属していた研究室から、何者かが胚性幹細胞(ES細胞)を盗んだとする告発状を兵庫県警が受理したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

理研の元研究員の男性が窃盗罪で告発し、14日付で受理された。
県警は関係者から事情を聴き経緯を調べる。

元研究者によると、告発状では、小保方氏がSTAP論文共著者の若山照彦氏=現・山梨大教授=の理研研究室に在籍していた2011年4月以降、何者かが研究室からES細胞を盗んだ、としている。

理研の調査委員会は昨年、STAP細胞はES細胞が混入したものだと「ほぼ断定できる」との見解を示している。
県警によると、理研側から被害届は出ておらず、関係者に事情を聴くなどして慎重に調べる。

告発状によると、昨年4月、STAP細胞の論文不正に関する理研の調査が行われた際、小保方氏が使用していた冷蔵庫から、小保方氏がかつて所属していた研究室の研究員が作ったES細胞が見つかった。
何者かが、このES細胞を盗んだ疑いがあるとしている。

理研の調査委員会は昨年(2014年)12月、STAP細胞はES細胞が混入したものとほぼ断定。
小保方氏側は、故意や過失による混入を否定している。

小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は「小保方氏に関しては疑義を受けるような点はない」とコメントした。

◆小保方晴子氏の現状を知人が証言 気力なく引きこもり状態?

表舞台から姿を消した小保方晴子氏。
理化学研究所時代と変わらず今も神戸市内のマンションに住んでいるようだ。

体調も精神状態も優れず、部屋に引きこもっている。
千葉県の実家に移る気力もないようです。
親御さんが時折様子を見に来ているようですが……」(小保方氏の知人)

こう聞くと悲劇のヒロインだが、客観的に見て彼女への処分は甘々だ。


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(出典: writerzlab.com)

STAP細胞研究のため支給された研究費は4600万円、不正が指摘されてからの調査・検証費用は8360万円に上る。
にもかかわらず、理研が小保方氏に返還請求したのは論文投稿費のわずか60万円だ。

血税を浪費しておきながら、説明責任すら果たさない幕引きである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『NAVER まとめ』より


 





なるほどォ~。。。 マスコミがずいぶん騒ぎましたけれど、現在は体調も精神状態も優れず、部屋に引きこもっているのですわねぇ~。。。



あれだけ大きな問題になったのだから、相当 精神的に落ち込んだのでしょう。

。。。で、やっぱり男女関係で悩んだ挙句、笹井正樹氏は2014年8月5日の朝に先端医療センター内で首をつったのでしょうか?

あのねぇ~、確かに、そのように考える人もいるのですよ。。。 でもねぇ、僕は、そうじゃないと思うのです。 ちょっと次のやり取りを読んでみてください。



 


NEWS まとめもりー


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『拡大する』

7: キチンシンク(家)@\(^o^)/ 2014/08/12(火) 22:00:43.62 ID:oEx+wvIF0.net

小保方と楽しい出張を55回もできたんだから本望だろ




22: スパイダージャーマン(東日本)@\(^o^)/ 2014/08/12(火) 22:12:33.42 ID:1fwlTm/C0.net

>>7
ほんこれ。
5回ぐらい俺にも分けて欲しい。




71: アイアンクロー(大阪府)@\(^o^)/ 2014/08/12(火) 23:58:28.39 ID:PzIENwHg0.net

>>22
逆に考えるのだ。
よくもまあ55回も。
君を含めて常人は相手があれなら5回で十分飽きるよ。
惜しまれる人は違うなと感心した。


税金使ったことが後ろめたかったんだろうな。
予算を獲得するのがうまい人は、税金をうまく使う天才なのだな。
策士策にオボ(小保)れるなり。




8: 毒霧(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/08/12(火) 22:01:56.38 ID:TobRj+eG0.net

生きていれば今後明らかになる不名誉な事実、死ぬ事で有耶無耶になり、オボちゃんも守った。

仮にオボちゃんであれば、捏造の真相究明は止まらなかった。

自殺が最高最速最良の問題解決手段になった事を恥じるべきだは。




195. 名無しさん@NEWSまとめもりー2014年08月16日 00:44

※31
>不当と表現しているのは以下の2点でしょ。
>精神的に崩壊してもなんら不思議じゃないと思うな。

 〇小保方さんとは男女の関係ではないのに、あたかも男女の関係があったものと
  意図的にミスリードを誘うような報道がされていたこと


事実ではないと否定すればいいだけ、一度もそうしたことはしていない。

デンマン注: 上の本の中に書いてあるように笹井氏は記者会見で否定している。

 〇STAP細胞は存在するのに、的外れな議論ばかりで存在しないものと扱われていること

存在する根拠を出しなさい。
世界中の科学者が科学的に疑義を申し立てているのは無視かよ

最近はマスゴミのせいにして問題の本質を逸らして悪いことした人を擁護する俺かっこいいっていうジンケン屋が流行なのか?




201. 名無しさん@NEWSまとめもりー2014年08月16日 01:24

>>195
同感です。小保方のSTAP細胞の捏造について、異議があるのならさっさと証拠なり、しっかりと説明責任を果たせば良かった。
笹井さんも不倫も、公費流用も、全くの事実無根なら、さっさと名誉毀損で訴えたり、証拠をあげるなり、反論して堂々としてれば良かった。
やましいところがあったから小保方も笹井さんも説明責任と証拠提出責任をちゃんと果たせなかった。

実験に失敗したら小保方が真っ先に処分や責任追求を受けるのは当然だろう。
そして、笹井さんの研究者としての人生も非常に厳しいものになるのは明らか。

おまけに処分を連帯して受けるとともに、不適切な関係がまたクローズアップして家族は大打撃を受ける。

笹井さんにとっては、小保方の捏造だとわかっていたから、実験は失敗に終わると確信して、
それによる自分自身の最悪な結末も確信してたから、
実験結果も見ずに自ら命を断ったのだろう。

擁護派は、日本中、世界中の科学者の意見やSTAP細胞についての批判に全く反論や意見なんか言ってませんから。
最初から科学に関わろうとしないで、信じるか信じないの宗教レベルに過ぎません。

小保方は200回以上成功したにも関わらず今まで、客観的なまともな証拠やサンプルらしいもの出したでしょうか?笑。
それにも関わらず、小保方の言うことを信じるのは、非科学的、宗教レベルか工作員レベルに決まってますよね!
国民の大半は皆さん同じ意見なんで大丈夫だと思います。
まともな意見共感しましたよ!


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「NEWS まとめもりー」より


 





この“STAP細胞事件”の全貌をよく知らない人は、マスコミが興味本位に取り上げた“同伴出張”を“不倫旅行”と考えているのですよ。。。 つまり、“下衆のかんぐり”です。



記者会見で笹井氏が男女関係を否定したことを、マスコミは報道しなかったのかもしれませんわァ。。。

僕は日本のテレビも新聞も見てないので、実際にはどうだったのか知らないけれど、上のやり取りを見ていると、そうとしか考えられない。。。もう一度次の箇所を読んでみてください。



 



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195. 名無しさん@NEWSまとめもりー2014年08月16日 00:44

※31
>不当と表現しているのは以下の2点でしょ。
>精神的に崩壊してもなんら不思議じゃないと思うな。

 〇小保方さんとは男女の関係ではないのに、あたかも男女の関係があったものと
  意図的にミスリードを誘うような報道がされていたこと


事実ではないと否定すればいいだけ、一度もそうしたことはしていない。

デンマン注: 上の本の中に書いてあるように笹井氏は記者会見で否定している。

 〇STAP細胞は存在するのに、的外れな議論ばかりで存在しないものと扱われていること

存在する根拠を出しなさい。
世界中の科学者が科学的に疑義を申し立てているのは無視かよ

最近はマスゴミのせいにして問題の本質を逸らして悪いことした人を擁護する俺かっこいいっていうジンケン屋が流行なのか?


 





デンマンさんは、二人の間に マジで男女関係はなかったと信じているのですかァ~?



あのねぇ~、僕は、須田さんの本を読むまでは“STAP細胞事件”について 詳しい事は何も知らなかったわけですよ。。。 だから、先入観がなかった。。。 著者の須田さんと笹井芳樹氏とのメールのやり取りを読む限り、笹井氏と小保方さんの間に男女関係があったなどとは考えられない。。。 だから、上の“下衆のかんぐり”を読んだ時には、日本人が低俗化したのではないか!?。。。と思ったほどですよ。

でも。。。、でも。。。、そういう事だって考えられるでしょう?

あれっ。。。 小百合さんは、二人が出張という名目で不倫旅行していたと言うのですかァ~?

だから。。。、そういう可能性だってあると思うのですわァ。

でもねぇ~、記者会見では、笹井氏がきっぱりと否定しているのですよ!。。。

どうして、その事実をマスコミは報道しなかったのでしょうか?

だから、マスコミは二人の間に不倫関係があると匂わせておいた方が新聞の購読者数が上昇するし、テレビの視聴率も上がると思って わざと報道を控えたのですよう!

そうでしょうか?

あのねぇ~、もしもですよ。。。 二人の間に男女関係があったら、日本のことだから、笹井さんは一人で自殺しないで小保方さんと心中するのですよ。

そうでしょうか?

やだなあああァ~。。。 日本には心中という伝統があるじゃありませんかァ!


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つまり。。。、つまり。。。、二人の間に男女関係があったなら、二人は心中していたとデンマンさんは考えるのですかァ~?



だってぇ、そうでしょう!? 55回も不倫旅行をしていたとしたら、小保方さんは笹井さんの後を追ってあの世へ逝くのですよ!。。。 それが日本の伝統じゃありませんかア!

デンマンさん!。。。 そういう事を言うと小保方さんにプレッシャーをかけることになりますわア!

小百合さんが二人の間に男女の関係があると言うから、僕は日本の伝統を持ち出してきたまでですよ!

でも、小保方さんに自殺を促すようなことを言ってはいけませんわ。

だから、小保方さんが生きているという事は二人の間に男女関係がなかった証拠なのです!

でも。。。、でも。。。、それはデンマンさんの単なる推測だと思いますわ。

つまり、何が何でも、小百合さんは低俗化した日本人の見本のように、二人の間に男女の関係があったという“下衆のかんぐり”を支持するのですか?

いいえ。。。 そう言う訳ではありません。。。 ただ、人間は弱いものですから、そういう関係になっても仕方がないと。。。

だから、そういうことを“下衆のかんぐり”と言うのですよ! んもおおおァ~。。。




『盛り上がる@馬車道』より
(2023年7月25日)


 



小百合さんは、小保方晴子さんと笹井さんの間に男女の関係があるように勘ぐっているけれど、そういうことはなかったのですよ。。。



でも、そうだとしても本人以外には誰も真相は解らないのではありませんかァ~?

確かに、そうかもしれません。。。でもねぇ~、STAP事件の真相が暴(あば)かれるに従って、僕はやはり、小保方晴子さんと笹井さんの間に男女の関係はなかったと思うのですよ。。。

その真相というのをデンマンさんはどこで突き止めたのですか?

次のクリップに出くわしたのですよ。。。

 


(stapcase2.jpg)



 



なんと、あの事件は理研(理化学研究所)が特許を取ろうとして小保方晴子さんの研究成果を利用したというのですよ。



あの有名な理研がそういう悪い事をしたのですか?

あのねぇ~、どんなに有名だとしても、そういう研究機関にも悪い人間がいないとも限らない。。。人間は不完全ですからねぇ~。。。出来心で悪いことをする人もいるのですよ。。。

 



理化学研究所

 


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理化学研究所(Institute of Physical and Chemical Research、略称: 理研; 英略称: RIKEN)は、日本の埼玉県和光市に本部を置く国立研究開発法人。
アジア最初の基礎科学総合研究所として、1917年(大正6年)に創立された。

日本に2ヶ所設置されているバイオセーフティレベル4の実験室のうち1つを筑波研究所に有する。

1917年(大正6年)に創設された物理学、化学、工学、生物学、医科学など基礎研究から応用研究まで行う、日本国内では唯一の自然科学系総合研究所である。

明治維新後、若い科学者を留学させて、アジア最初の基礎科学総合研究所である理化学研究所(RIKEN)として設立された。

鈴木梅太郎、寺田寅彦、中谷宇吉郎、長岡半太郎、嵯峨根遼吉、池田菊苗、本多光太郎、湯川秀樹、朝永振一郎、仁科芳雄、菊池正士など多くの科学者を輩出した

戦前(第二次世界大戦前、太平洋戦争前)は理研コンツェルンと呼ばれる企業グループ(十五大財閥の一つ)を形成したが、太平洋戦争の終結と共に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)によって解体された。

1958年(昭和33年)に特殊法人「理化学研究所」として再出発し、2003年(平成15年)10月に文部科学省所管独立行政法人「独立行政法人理化学研究所」に改組された。
2015年(平成27年)4月、「国立研究開発法人理化学研究所」に改称した。

 

不祥事一覧

2004年(平成16年)2月 - 元理事の研究費不正流用(約526万円)と、環境型セクシャルハラスメントが発覚する。

2004年(平成16年)6月 - 海外出張旅費を二重取りしていた元主任研究員に対して、詐欺容疑(約190万円)で告訴状が出される(結果は不起訴処分)。

2004年(平成16年)12月 - 理研は、ある理研研究者の血小板に関する論文において実験データ図が改ざんされていた(科学における不正行為があった)、と記者発表した。

2006年(平成18年)4月 - 延べ1937名の職員に対して、放射線業務手当の過払い支給(1068万円)が発覚。

2007年(平成19年)3月 - 研究業務課長のタクシー券私的使用(189件・192万530円分)が発覚。(業務上横領罪(刑法253条))

2009年(平成21年)9月 - 主任研究員が架空取引を行い当研究所に損害を与えたとして背任容疑で逮捕。

2010年(平成22年)4月 - 事業仕分けにおいて、理研で「アシスタント」として配偶者を雇用してその配偶者に給与を支払っていることは問題だ、と指摘される。

2014年(平成26年)2月 - STAP論文事件発生。刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)、小保方晴子を参照

2014年(平成26年)5月 - 理化学研究所も対象予定であった「特定国立研究開発法人」法案の国会提出が見送りになる。

2014年(平成26年)6月 - 既に発覚していたマウス取り違え事件が大々的に報道される。

2014年(平成26年)8月 - 理研のCDBグループのディレクターで、STAP論文にかかわった笹井芳樹が自殺

2014年(平成26年)8月 - 個人口座へ公金の不正送金を行った北京事務所前事務所長を理研が提訴。

2015年(平成27年)1月 - 「匿名Aによる論文大量不正疑義事件」において、センター長が責任著者の論文2本が文科省に告発された。東京大学の予備調査の結果、不正の疑いはないと7月31日に発表された。




出典: 「理化学研究所」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



なるほどォ~。。。こういう素晴らしい研究所でも不正事件が発生しているのですわねぇ~。。。



小保方さんは無給研究員として理研で働いていたというのです。。。つまり、理研は小保方晴子さんを優秀な科学者とは認めていなかったのですよ。。。だから給料を払ってなかった!

あらっ。。。マジで。。。?

マジで無給だったのですよ。。。理研は国からの経済的支援を得たいために、素晴らしい研究成果を発表しなければならなくなった。。。ところが、理研では、その素晴らしい研究成果が見当たらない。。。調査していたら小保方さんの研究が素晴らしものに見えた。。。そういうわけで、彼女の研究に目をつけて、特許を取ろうとしたわけです。。。

理研は小保方さんの研究を元に特許を取ったのですか?

ところが、彼女の研究は、論文を見ると色々と未熟なところがあり、そのままでは研究論文として専門雑誌に発表することができなかった。。。そういうわけで、その後自殺することになる笹井氏の助けを借りて研究論文を専門雑誌にも発表できるように仕上げさせたのです。

つまり、全ては理研の上層部による陰謀だったのですか?

そうなのですよ。。。小保方さんの研究が不完全なものであることを知りつつ、理研は賭けに出たというわけです。。。その陰謀が発覚すると、理研は罪をすべて小保方さんになすりつけた。。。新聞やテレビにも手を回して、あの事件に仕立て上げたというわけです。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あたなは バンクーバーにやって来たことがありますか?

いいところですよ。。。

 


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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

お暇ができて、お金に余裕があったらぜひバンクーバーにやってきてください。。。

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」

あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわァ。。。

ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!

 


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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?

わかりましたわァ。。。

では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。

日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。

次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された

定慧出生の秘密

藤原鎌足と長男・定慧

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?



ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。

興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。

 


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(sylvie500.jpg)

『トランプ@マラウイ』

『きれじ』

『コッペパン』

『くだらない話』

『大蛇が破裂』

『グルーヴ』

『タスマニアデビル』

『女と反戦』

『裸女に魅せられ』

『素敵な人を探して』

『カクセンケイ』

『博士の異常な愛情』


(teacher9.jpg)

『パレートの法則』

『こんにちわ@ブリュッセル』

『いないいないばあ』

『食べないご馳走』

『10分間に900件を越すアクセス』

『5分間に340件のアクセス』

『縦横社会』

『村上春樹を読む』

『パクリボット』

『露出狂時代』

『露出狂と反戦』


(ken203h.jpg)

『オナラとサヴァン症候群』

『検疫の語源』

『共産党ウィルス』

『馬が合う』

『オックスフォードの奇人』

『風馬牛』

『未亡人の苦悶』

『群青の石deロマン』

『露出で検索』

『テレポーテーション』

『露出狂』

『第6感』

『大邱の読者』


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『無重力の性生活』

『純子さんのクローン』

『肥後ずいき使用感』

『アナスタシア』

『検察が裏金作り』

『ガリポリから愛を込めて』

『らくだ』

『皇帝ペンギン』

『007秘話』

『笠森お仙』

『江戸風呂事情』

『思い出のチョコ2』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)




(spacer.gif+betty5de.gif)
(hiroy2.png+betty5d.gif)
『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』

 


(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
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Jagel - Soft Japanese Bagel
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(linger65.gif)

『センスあるランジェリー』

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(beach02.jpg)

『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

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(rengfire.jpg)


(byebye.gif)


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ダンスとノーベル賞

2023-10-06 01:16:20 | 海外留学・国際化・グローバル化

 

ダンスとノーベル賞

 


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あらっ。。。 デンマンさん。。。 2015年のノーベル賞授与式の後の晩餐会で 私とデンマンさんがダンスしているのですか?


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いけませんか?

私は12月10日に スウェーデンにあるストックホルムのコンサートホールに出向いたことはないのですけれど。。。

真由美ちゃん。。。 堅苦しいことは抜きですよ。。。 真由美ちゃんと僕で仲良くダンスしているではありませんかァ~!

また、デンマンさんのお得意のコラージュで、上の写真をでっち上げたのですわねぇ~。。。?

うへへへへへへ。。。 やっぱり、バレてしまいますねぇ~。。。

当然ですわ。。。 私は、まだスウェーデンに行ったことがないのですもの。。。

スウェーデンのストックホルムはきれいな街ですよ。。。 真由美ちゃんも休みが取れたらぜひ訪ねてみたらいいよ。。。

 


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デンマンさんはストックホルムへ行ったことがあるのですか?



仕事でジューンさんと一緒に出かけたことがありますよ。。。 僕はジューンさんのカバン持ちでしたけれど。。。 (微笑)

 


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。。。で、ノーベル賞の授与式に参列したのですか?



いや。。。 ノーベル賞とは全く関係ありません。

それなのに、どうして今日、ノーベル賞を取り上げるのですか?

あのねぇ~、3月28日に軽井沢タリアセン夫人の小百合さんと“愛の偶然と必然”について語り合ったのですよ。

 


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偶然と必然のあいだ


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19世紀の科学者達の多くは、精密科学の領域で得られた豊富な、そして確実な成果によって裏づけられた力学的な世界観の上に立って、あらゆる細部にわたる決定論を避け難いものと結論した。
彼等にとっては「偶然」とは結局人間の無知に基づくものであった。

ある日の午後、私が道を歩いている時に、偶然旧友に出遭ったとする。
私がこれを偶然と感じるのは、彼等の考えによれば、私が旧友の最近の動静を知らなかったからである。
もしも超人的な能力を持った、いわゆるラプラスの魔物がいて、私と旧友の行動に目をつけていたとするならば、その日の朝から二人の出会いを予知し得たであろう。

それどころではない。
この魔物がこの世界の状態をもっと広く、もっと詳細に調べていたならば、何千年、何万年も前に二人の出会いを推定し得たであろう。

私どもの視野が狭く、知識が足りないために、思いがけない事件が起こるように感じるのである。
この意味において偶然はすべて主観的なものであるといわれる。

【昭和22(1947)年8月号】

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




65-66ページ
『「文藝春秋」で読む戦後70年』
【第1巻】終戦から高度成長期まで
編集人: 石橋俊澄
平成27(2015)年7月21日 発行
発行所: 株式会社 文藝春秋


 




あのねぇ~、これは日本で初めてノーベル賞をもらった湯川秀樹博士が書いたエッセイの一部なのですよ。 昭和24年11月3日の文化の日、コロンビア大学客員教授だった湯川秀樹博士が、日本人として初めてのノーベル賞を受賞した。。。 このエッセイはその2年前、プリンストン高等学術研究所に招かれて渡米するに際し、『文藝春秋』昭和22年8月号に掲載された科学エッセイなのですよ。。。



上の写真は湯川博士と娘さんがダンスをしている写真ですか?

違いますよ。 奥さんのスミさんと授賞式後のパーティーでダンスを踊っているときの写真です。

それで、上のエッセイのどこにデンマンさんは感銘を受けたのですか?

もっと詳細に調べていたならば、何千年、何万年も前に二人の出会いを推定し得たであろう”と書かれているところですよ。

この部分に それ程の感銘を受けたのですか?

そうですよ。。。 実は、僕も小百合さんとの出会いをかなり以前に推定していたのです。。。 小百合さんと僕はカナダで偶然に出会ったわけではないのですよ。

信じられませんわ。




『愛の偶然と必然』より
(2016年3月28日)


 



あらっ。。。 小百合さんとデンマンさんの出会いは千年以上も前に推定できたというのですか?



うん。。。 そうなのだけれど、今日はその事について真由美ちゃんと語り合うのではないのですよ。。。 昨日改めて上の記事を読んでねぇ、ちょっと考え込んでしまったのですよ。

何がそれほどデンマンさんを考え込ませたのですか?

あのねぇ~、湯川博士がノーベル賞を受賞したのは昭和24年なのですよ。。。 まだ日本が敗戦の痛手から完全に抜け出していないときなのですよ。。。 上野駅の地下道では食うや食わずで戦争孤児がたむろしていた時代なのです。。。 

 


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昭和24年頃までは、まだこういう悲惨な状況が日本の各地に残っていたのですよ。。。それにもかかわらず、湯川博士と奥さんがストックホルムの授与式に参加して、その後の晩餐会でダンスを踊ったのです。



つまり、湯川秀樹博士夫妻の豊かな生活をデンマンさんは非難するのですか?

いや。。。 別に非難するつもりはありません。。。 湯川博士だって日本に居る時には豊かな生活をしていたとは思えない。。。 当時の日本人は誰もが食うために一生懸命に仕事を見つけて働いていたのですよ。

 


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ただし、ここで考えさせられるのは、昭和24年当時、社交ダンスを踊れる人が いったい日本人にどれだけいたか?。。。当時の日本人は食うことに一生懸命で社交ダンスどころではなかったですからねぇ~。。。 ところで、真由美ちゃんは社交ダンスを踊れる?



いいえ。。。 お恥ずかしいのですけれど、私はこれまでにフォークダンスは女子高で習ったのですけれど、社交ダンスは正式に習ったことがないのですわァ。。。

フォークダンスが踊れるだけでもたいしたものですよ。。。 昭和24年には盆踊りを踊れる人は日本人にたくさんいただろうけれど、西洋のフォークダンスは踊れる人はまずいなかっただろうねぇ~。。。 もちろん、社交ダンスを踊れる日本人は、ごく少数だったと思いますよ。 女性では、外交官の奥さんか戦前の貴族の令嬢ぐらいだったと思うのですよ。

今でも、社交ダンスを踊れる人は日本ではそれほど多くないと思いますわ。

でもねぇ~、日本は明治維新を迎えて、文明開化の時代には、とにかく西洋文化を受け入れようと“鹿鳴館”という社交場を造って、毎晩のようにダンスパーティーを開いていた時期があったのですよ。

 


芥川龍之介 「舞踏会」


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(略) …が、鹿鳴館の中へはいると、間もなく彼女はその不安を忘れるような事件に遭遇した。
と云うは階段のちょうど中ほどまで来かかった時、二人は一足先に上って行く支那の大官に追いついた。

すると大官は肥満した体を開いて、二人を先へ通らせながら、呆れたような視線を明子へ投げた。

初々しい薔薇色の舞踏服、品好く頸へかけた水色のリボン、それから濃い髪に匂っているたった一輪の薔薇の花---実際その夜の明子の姿は、この長い辮髪(べんぱつ)を垂れた支那の大官を驚かすべく、開化の日本の少女の美を遺憾なく具えていたのであった。 (中略)

 


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二人が階段を上り切ると、二階の舞踏室の入口には、半白の頬髯(ほおひげ)を蓄えた主人役の伯爵が、胸間に幾つかの勲章を帯びて、路易(ルイ)15世式の装いを凝らした年上の伯爵夫人と一緒に、大様(おおよう)に客を迎えていた。
明子はこの伯爵でさえ、彼女の姿を見た時には、その老獪(ろうかい)らしい顔のどこかに、一瞬間無邪気な驚嘆の色が去来したのを見のがさなかった。

人の好(い)い明子の父親は、嬉しそうな微笑を浮かべながら、伯爵とその夫人とへ手短に娘を紹介した。
彼女は羞恥と得意とを交(かわ)る交(がわ)る味わった。
が、その暇にも権高(けんだか)な伯爵夫人の顔立ちに、一点下品な気があるのを感づくだけの余裕があった。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




72-74ページ
『日本人が忘れてしまった美しい日本語』
著者: 佐藤 勝 
2002年8月19日 第1版発行
発行所: 株式会社 主婦と生活社

『美しい日本語再び』に掲載
(2015年3月11日)


 



芥川龍之介も『舞踏会』という作品で、こうして“鹿鳴館”を取り上げている。。。 でもねぇ~、“鹿鳴館”にやって来た外国人の目には日本人が社交ダンスを見よう見まねで踊る姿は“猿真似”と映っていた。



マジで。。。? その証拠でもあるのですか?

ちょと次の対話を読んでみてください。

 




それで、明子さんはその将校と忘れられない思い出があるのォ~?



いや。。。 その夜、鹿鳴館で会っただけですよ。 ただ、二人でバルコニーに出て「ほとんど悲しい気を起こさせるほどそれほど美し」い花火を見ながら言葉を交わすのです。

どのような。。。?

「私は花火のことを考えていたのです。 我々の生(ヴィ)のような花火の事を」とフランス人の将校は言うのです。 花火は一瞬美しく輝いて永遠に真暗な闇の中に沈んでゆくので、そこにフランス人将校は「我々の生(ヴィ)」の象徴を見ていたと言いたかったのですよ。 つまり、人形のように美しい明子も、一瞬輝いて闇に消えてゆく。。。 美しさとはそのようなものと芥川は捉(とら)えていたのですよ、多分。。。 おそらく芥川がフランス人の口を借りて、そのように言わせたのですよ。

ただ、それだけのことですか?

そうです。 フランス人将校と明子さんとの間にそれ以上の発展はない。 ただ、物語を読んでゆくと僕はハッとしてある驚きを感じたのですよ。

どのような。。。?

明子さんの話を聞きながら、小説家は話の中の海軍将校がピーエル・ロティである事を知るのです。

あの『Madame Chrysanthème (お菊夫人)』を書いた作家ですか?

そうです。 芥川は短編の中で49歳の明子さんに次のように言わせているのですよ。

 



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存じて居りますとも。 Julien Viaud (ジュリアン・ヴィオ)と仰有る方でございました。


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あなたも御承知でいらっしゃいましょう。 これはあの『お菊夫人』を御書きになった、ピエール・ロティと仰有る方の御本名でございますから。。。


 


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「お菊」さんのモデルになった「オカネ」さん


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ケイトーにとってぇ、明子さんが鹿鳴館でピエール・ロティに出会ったということがそれほどの驚きなのォ~?



あのねぇ~、ピエール・ロティは1885年と1900~1901年の二度、日本へやって来ているのですよ。 鹿鳴館のパーティに出たのは1885年に日本へやって来た時なのです。 でもねぇ~、『お菊夫人』の中では芥川が『舞踏会』で書いているようなことは言ってないのですよ。

どのよなことを言ってるのですか?

鹿鳴館でダンスを踊る日本人を「しとやかに伏せた睫毛の下で左右に動かしている、巴旦杏(アーモンド)のようにつり上がった眼をした、大そうまるくて平べったい、小っぽけな顔」 「個性的な独創がなく、ただ自動人形のように踊るだけ」 「何と醜く、卑しく、また何とグロテスクなことだろう!」と書いている。

あらっ。。。 ピエール・ロティは日本人に対して蔑視に近い念を抱いていたということじゃない!?

だから、そのように言う評論家も多いのですよ。 でもねぇ、もしピエール・ロティが『Madame Chrysanthème (お菊夫人)』を書かなかったら、ヨーロッパやアメリカでの日本女性の人気はなかったのですよ。

でも、「(鹿鳴館でダンスを踊る日本人は)何と醜く、卑しく、また何とグロテスクなことだろう!」と書いているのでしょう?

でもねぇ~、そういう悪い事ばかりを書いているわけじゃない。 ヨーロッパ人やアメリカ人が読んだら、「日本へ行って、ぜひとも日本のきれいな女性とロマンスを味わいたい」というような夢を膨らませるようなことも書いている。




『美しい日本語再び』より
(2015年3月11日)


 



あらっ。。。 “オカネさん”というのは、あの有名なオペラ『蝶々夫人』のモデルになった人なのですか?



うん、うん、うん。。。 そうなのですよ。。。 でもねぇ~、今日は その事が問題じゃなくて、明治の鹿鳴館時代には、猿真似で日本人が社交ダンスを踊っていたのですよ。。。 でも、とにかく、日本は“文明開化”で西洋の文化を吸収した。 それで曲がりなりにも日本にも西洋の進んだ文化が根付くようになった。

つまり、昭和24(1949)年のノーベル賞授賞式の後の晩餐会で湯川秀樹博士夫妻が社交ダンスを踊れたのは、日本に西洋の文化が定着したことの証拠だとデンマンさんは見るのですか?

 


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そうですよ。。。 昭和24年といえば、一般の日本人は社交ダンスどころではなかった。。。 おそらく、日本人の90%が盆踊りは踊れても、食うために忙しくって、盆踊りどころではなかった。。。 だから、社交ダンスなどには見向きもしなかった時代だったでしょう!



それなのに、湯川秀樹博士夫妻がストックホルムの晩餐会で社交ダンスを踊ったことにデンマンさんは感銘を受けたのですか?

そうですよ。。。 つまり、ノーベル賞をもらえる人は専門馬鹿ではないのですよ。。。 やっぱり、湯川博士も奥さんも西洋文化の洗礼を受けていたということです。

私は違うと思いますわァ~。。。

ん。。。? 違う。。。? 何が違うのですか?

昭和24年11月3日の文化の日、コロンビア大学客員教授だった湯川秀樹博士が、日本人として初めてのノーベル賞を受賞したのですよね。

そうです。。。

デンマンさんが引用したエッセイは その2年前、つまり、昭和22年にプリンストン高等学術研究所に招かれて渡米する時に、『文藝春秋』昭和22年8月号に掲載された科学エッセイでしたよねぇ~!?

そういうことです。。。

つまり、湯川夫妻がアメリカに渡ってからノーベル賞を受賞するまでに2年の歳月があったのですわ。。。 だから、その間に湯川夫妻はアメリカで社交ダンスを習ったのだと思いますわ。

そうかなァ~。。。?

だってぇ、私も日本では社交ダンスは踊れませんでしたもの。。。 バンクーバーにやって来てから、デンマンさんに教わったのですわァ~。。。

 


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うん、うん、うん。。。 確かに、そうかもしれない。。。 でも、こればっかりは湯川夫婦に訊いてみないと分からないよねぇ~。。。




初出: 2016年4月16日



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【デンマンの独り言】


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真由美ちゃんは、現在ノース・バンクーバーでホームステーしながら
VCC (Vancouver Community College)にかよって
パン職人・ベーグル職人の勉強と実習に励んでいます。

先生やクラスメートとの英会話には、今でもまごつくことがあるそうです。
外国語というのは習得するのが実に大変です。

あなたは英会話を勉強してますか?
できれば、英語を話している国へ行って英会話を勉強するのが一番です。

でもねぇ~、英会話を勉強する方法に王道はありません。
人それぞれです。。。
自分に合った勉強法を見つけるのが、英会話の上達の早道だと僕は思いますね。

同じことを同じように勉強しても、人によって上達が違うのですよ。
僕の経験で言っても、人によって、語学の才能というのはまちまちです。

なかには、日本語を忘れてしまうほど、英語にどっぷりと浸かってしまう人もいます。
20年以上英語圏で英語を話してますけれど、
僕は、漢字を忘れることはあっても、日本語を忘れることはありません。

もちろん、今でも、英語を話すよりも日本語を話す方が楽に話せます。
僕自身は語学の才能があるとは思ってませんが、
僕が、カナダ人と笑いながら話しているのを聞いていると、
真由美ちゃんには さっぱり 何を話しているのか解らないと言うのですよね。

僕がペラペラと英語を話しているように見えるのだそうです。
早くデンマンさんのように 英語がしゃべれるようになりたい、と真由美ちゃんは言います。

しかし、僕は、常に、英語を日本語のように しゃべれたら いいなと思っているのですよ。
外国語を母国語のように話すのは、本当に難しいと思います。

いずれにしても、真由美ちゃんは小さい頃からの夢が叶ってぇバンクーバーにやって来たのです!


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現在、移住を目指して頑張っているところです。

ところで、あなたはバンクーバーに行ったことがありますか?

とっても素敵な街ですよ。


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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

卑弥子さんが バンクーバーにやって来たのは 2008年の元旦の2週間ほど前でした。

クリスマスをバンクバーで過ごして、それから元旦の“Polar Bear Swim (寒中水泳)”に参加したのです。


(polar10.jpg)



上のビデオを見ると、まるで真夏のようでしょう?

ところが気温は確か2度ぐらいでした。 

水の中の方が暖かかったのです。

とにかく、バンクーバーには面白い人たちがたくさん居ますゥ。

あなたも、お暇と お金の余裕があったらぜひ出かけてみてください。

では、また興味深い、面白い記事を書くつもりです。

だから、どうか、あなたも またやって来てくださいねぇ~~。
じゃあね。


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If you've got some time,

Please read one of the following artciles:




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『まんじゅう@富岡』

『ん?トゥーランドット』

『女の子の夢』

『イヴォワールのレストラン』

『151歳の誕生日』

『お皿をぺろぺろ』

『ポップス@蕎麦屋』

『検便と回虫』

『スコーンとプディング』

『スコーン姉妹』

『ピラミス 美術館』

『明治屋 圧力ジャム』




(surfin2.gif)


(dogs17.gif)


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コメント
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