デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

左甚五郎の張形

2024-01-28 03:33:39 | エロいけれどためになる
 
左甚五郎の張形

 


(dildo90.jpg)

江戸米沢町二丁目(薬研堀)にあった

四つ目屋(媚薬・秘具の専門店)で

「張形(はりがた)」を買う年増の女



(dildo88.jpg)

鼈甲(べっこう)製の張形: 日本では

江戸時代に大奥で使われていたとされる。

中が空洞になっており、

湯に浸した綿を詰め、

人肌に温めて利用したという。



(zuiki91b.png)

肥後ずいきで作られた張形:

湯に浸して、人肌に温めて利用した。



(himiko93.jpg)





デンマンさん。。。、どういうわけで 左甚五郎の張形 を取り上げるのでござ~♪~ますかァ~?



あのねぇ~、春風亭柳朝の『蛙茶番』という噺を聴いていたら、マクラに次の小咄が出てきたのですよ。。。

 


(jingoro10.jpg)


(preg12.jpg)



 



デンマンさん。。。、どうして、あたくしが妊娠している写真を貼りだしたのでござ~ますかァ~?



上の小咄にふさわしい写真を探したのだけれど、ピッタリの写真が見当たらなかったのですよ。。。それで卑弥子さんの写真を拝借したのです。。。

このような誤解を招くような写真を無断で貼りだして欲しくありませんわァ~。。。あたくしは、まだ妊娠したことがないのでござ~ますゥ。。。

でも、卑弥子さんも、いつしか良い人に巡り会って結婚して子供をもうけることがありますよ。。。

そうだと良いのですけれど。。。ところで、上の小咄では名人と言われている左甚五郎が作ったので木製の張形にも魂が入り、それを使った女性が孕(はら)んでしまった、という事ですけれど、あたくしは木製のものでは、たとえ名人が作っても女性を孕ませることは到底不可能だと思うのでござ~♬~ます。。。

じゃあ、どういう材料なら女性を孕ませることができるのですかァ~?

木製では固すぎますわァ~。。。やっぱりもっと柔らかいお湯に浸すと人肌に近いようになる「肥後ずいき」でないと、駄目だと思うのですわァ~。。。

卑弥子さんは、意外に詳しいのですねぇ~。。。もしかして。。。、もしかして、卑弥子さんは肥後ずいきの張形を愛用しているのですかァ~?

いやですわァ~、そのような質問を ぶしつけに あたくしに投げかけないでくださいましなァ~。。。とっても恥ずかしい。。。

なにもカマトトぶることはないじゃありませんかァ~。。。卑弥子さんが、そのように恥ずかしがるなんて、マジで珍しいですねぇ~。。。

いやですわァ~。。。そのように、じっとあたくしを見つめないでくださいなァ~。。。顔から火が出るほど恥ずかしいですわァ~。。。

あのねぇ~。。。ちょっとわざとらしいのですよう。。。10代の娘が、恥ずかしがれば、絵になりますよう。。。でも。。。

でも。。。、なんですのォ~? あたくしが恥ずかしがるのは、みっともないとおっしゃるのでござ~ますかァ~?

急に、顔色を変えてムカつかないでくださいよう。。。あのねぇ~、なにも卑弥子さんが恥ずかしがることじゃない! 日本には、遠い昔から 張形信仰 があるのです。。。

あらっ。。。マジで。。。?

 


張形

 


(dildo88.jpg)

鼈甲(べっこう)製の張形: 日本では江戸時代に大奥で使われていたとされる。
中が空洞になっており、湯に浸した綿を詰め、人肌に温めて利用したという。


 

記録に残る日本最古の張形は、飛鳥時代に遣唐使が持ち帰った青銅製の物が大和朝廷への献上品に含まれていたという記述があり、奈良時代に入ると動物の角などで作られた張り形が記録に登場している。

江戸時代に入ると木や陶器製の張り形が販売され一般にも使われ始めた。大
奥など男性禁制の場において奥女中が性的満足を得るために使用する例も見られた。

江戸時代には陰間もしくは衆道という男色の性文化が存在し、キリスト教的文化圏と違って肛門性愛に対するタブーが存在しなかったため、女性用だけでなく男性が自分の肛門に用いることもあった。
明治に入ると近代化を理由に取り締まり対象となり、多くの性具が没収され処分された。

売春そのものは禁止されていなかったために、性風俗店での使用を前提とした性具は幾度も取り締まられながらも生き残っていった。
しかし終戦を迎えた1948年の薬事法改正から厚生大臣の認可が必要となった。

そのためそれまで認可されていない性具は販売が不可能となった。
そこで業者は張形に顔を彫り込んで「こけし」もしくは「人形」として販売を行なうこととなった。

そのため日本の性具は人、もしくは動物の顔が造形されるようになった。
そのため形状の似ている「こけし」という名称が使用された。

また電動式のものは「マッサージ器」もしくは「可動人形」「玩具」として販売されている。
インターネットの発達にともない規制の少ない海外製品も個人で購入できるようになったために、現在では顔のあるものは減ってきており、「ジョークグッズ」の一種として扱われることが多い。

 

信仰の対象

日本では特に男性外性器の形のものをさすことが多い。
陽物崇拝では、子孫繁栄を願ったお守りとしても用いられた。
現在の日本でも、木製の巨大な男性器像が神社に祭られている場合がある。

たとえば神奈川県のかなまら祭は男根を模した神輿が練り歩く奇祭として知られ、毎年4月第一日曜日に行われている。
日本国外でもよく知られ、国内外から、梅毒やエイズの等の性病の難を避ける祈願で観光客を集めている


この他にも地域信仰で体の悪い所(手足や耳・鼻といった部分)を模した木製の奉納物を神社に収める風習も見られ、古代のアニミズムにその源流を見出す事ができる。
これらの人体の模造品は、その機能を霊的なものとしてシンボル化したり、または霊的な災い(祟り)による病気を代わりに引き受けてくれるものとして扱われた。




出典: 「張形」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



分かるでしょう!? 巨大な張形は現在でも信仰されており、日本各地に張形を祀(まつ)る神社があり、そこでのお祭りは海外にまで知られているほどなのですよ。。。



あらっ。。。マジで。。。?

僕はウソは申しません。。。次のようなお祭りが現在でも行われています。。。

 


(shunga007c.jpg)



 


田縣(たがた)神社の豊年祭


(shunga007d.jpg)

「野も山も みなほほえむや 田縣祭」例大祭は国の内外で有名な豊年祭として、毎年三月十五日に執り行われます。

この祭は直径六〇センチ、長さ二メートル余りの大男茎形(男性の性器)を毎年新しく檜で作成し、それを厄男達が御輿に担ぎ、御旅所から行列をなして当社に奉納し、五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。

当日は世界各国からの参拝者で境内は埋まり、「見くらべて 笑えこの梅 あのさくら」の詩歌の如く、国境を越えてみな微笑む祭で、まさに「天下の珍祭」であります。




『田縣神社 公式ホームページ』より


 



日本には昔から大きな男根や大きな女陰を五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する時に、その象徴として大切にする習慣があったのですよ。

探せば、次のように日本各地に容易に見つけることができます。

 


(shunga007.jpg)

和歌山県の白浜美術館に隣接する歓喜神社には子宝安産、夫婦円満などに御利益のある男根と女陰が祀られている。





(shunga007b.jpg)

山口県の麻羅観音

境内には石で作られた男根像がキノコのようにたくさん地面から生えている。

社殿や祠にも木製男性器模型が多数奉納されている。





(kanamara2.jpg)

川崎市の金山神社で行われる“かなまら祭”

江戸時代に川崎宿の飯盛女達が性病除けや商売繁盛の願掛けを行った「地べた祭」に端を発する。

現在、祭は商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合などを願い、毎年4月第1日曜日に行われている。





(hodare02.jpg)

新潟県栃尾市の“ほだれ祭”

ほだれとは「穂垂れ」つまり稲や粟がたわわに実り、穂先が垂れる形に由来する言葉で、農耕の実りを表します。

道祖神のひとつである男根形のほだれ様は農耕の実りと人の実りを守る神様として、古くから信仰されてきました。

新潟県のほぼ中央に位置する栃尾市。

その市街からほぼ南へ7kmほどいった下来伝地区には、日本一の大きさを誇る「ほだれ様」が祀られており、毎年3月の第2日曜日には地区をあげて、高さ2.2m、重さ約600kgの巨大な男根形の御神体のご利益にあやかろうとする「ほだれ祭」が催されます。




つまり、日本人は昔から性的だけれど、健康で、おおらかで、楽しい文化を持っていたのです。

この文化が日本の春画を生んだといっても言い過ぎではないでしょう! だから、卑弥子さんが「張形」を愛用していたとしても決して恥ずかしがることはないのです。。。

でも。。。、でも。。。、やっぱり、恥ずかしいのでござ~♬~ますわァ~。。。おほほほほほ。。。

 


(himiko93.jpg)

 



あのねぇ~、そうやって わざとらしくカマトトぶると白けるのですよゥ。。。 卑弥子さんから受ける印象は12単衣(ひとえ)を着た平安朝の女と言うよりも、きわめて現代的な女性を彷彿(ほうふつ)とさせるのです。。。

 


(preg12.jpg)

 



だから、正々堂々と左甚五郎の作った「張形」を使って孕んでくださいねぇ~。。。



(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】



 

ですってぇ~。。。

あたくしは「張形」が これほどまでに信仰されているなんて 全く知りませんでしたわァ~。。。

あなたも巨大な張形に乗ってはしゃいだことがありますかァ~?

 


(hodare02.jpg)

 

ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で あたくしに御命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわ。。。

デンマンさんが10年以上も前にアンケートを作りました。

 


(wp91228.gif->june21-11-29.jpg->art09-12-26.jpg)


『拡大する』


『もう一度クリスマスのページ』

 

上のリンクをクリックすると、

左側のサイドコラムにたくさんの質問が出てきます。

ひとつひとつ見ながら ぜひアンケートに答えてみてください。

じゃあ、また。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

“本音と建前”

よく聞きますよね。

さて、英語で何と言うのでしょうか?

考えてみた事がありますか?

いろいろと言い方があると思います。

appearance and reality

見かけと実物そのまま


これも本音と建前と言い換えることができますよね。

form and substance

外観と実体


これも本音と建前と同じですよね。

one's real intention and

what one says on the surface


本音と建前を説明しているのですよね。

real motive and stated reason

これも間違いなく本音と建前ですよね。

what one says and what one means

本音と建前をこのように言うこともできますよね。

では、「本音と建前を使い分ける」を

英語でどのように言うのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。



次のように言うことができます。

You should be tactful as to

when to tell real intention

and when to show form.


ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。








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駅前のヌード

2024-01-28 02:45:36 | 美術・芸術

駅前のヌード



(tocho02.jpg)





(antibes81.jpg+heartx.gif+sayuri78.gif)




(sayuri55.gif)

デンマンさん。。。 ハルヴァの次にべーグルにハマったと思ったら今度はヌードですかァ~?


(kato3.gif)

いや。。。 別にヌードにハマってしまったわけではないのですよゥ。。。

でも、「駅前のヌード」というタイトルをつけているではありませんかァ!

実は、夕べ本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。
  

なぜ公園などの彫刻には

女性の裸像が多いの?



(yono02.jpg)

駅前広場や公園など、野外の公共スペースに設置された彫刻には、なぜか女性の裸像が多い。
これは、日本独特の傾向といえ、イスラム教文化圏や儒教文化圏では、野外の裸像はまず存在しないといっていい。

欧米では、裸像もみられないことはないが、日本ほどリアルな作品はすくないという。
女性の裸を違和感なく公共のスペースに受け入れているのは、欧米人から見ても理解に苦しむことのようだ。

現在確認できる野外における最初の裸像は、1920年、東京駅前の日本工業倶楽部屋上につくられた無題の男女像だといわれる。

女性の裸像がにわかに増えだしたのは戦後のことで、民主主義で自由を謳歌できる世の中になって、裸像を西洋的で進歩的なイメージでとらえる雰囲気が生まれたことが背景にあったという人もいる。
また、日本の文化の土壌は、性的な要素を豊穣なめでたいものとするところがあり、それを日本に裸像が多い理由だとする説もある。

確かに、まわしひとつで相撲を取ったり、いまでも混浴の露天風呂があったりと、日本という国は、裸や性に関して解放的な国といえるのかもしれない。

(【デンマン注:】
写真はデンマン・ライブラリーより
読み易いように改行を加えています。
赤字はデンマンが強調。)




43ページ 『日本人の総疑問』
編者: 素朴な疑問探求会
2012年12月31日 初版第1刷発行
発行所: 河出書房新社


 



上の文章を読んだので、デンマンさんは駅前のヌードにハマってしまったのですか?



いや。。。 別に上の小文を読んだからってぇ、駅前のヌードにハマってしまったわけではありません。 あのねぇ~。。。 読みながら、不意に思い出したのですよ。 「そう言われてみれば、確かに駅前には女性の裸像がけっこう多いなァ~。。。」、と。。。

それほど多いのですか?

実は、上の本には写真はないのだけれど、僕が貼り付けた写真は埼玉県の与野駅前にある裸像ですよ。

でも、なんで私と話をするのに「駅前のヌード」を持ち出してきたのですか?

あれっ。。。 小百合さんは忘れてしまったのでっすかァ~?

何をですか?

何をですか?と訊くところを見るとすっかり忘れてしまったのですね。 僕は以前に次の記事を書いているのですよ。

 


着いたのが夕方だったので、ぶらっと高崎駅周辺を散歩し、適当に惣菜を買ってホテルでテレビを見ながらの夕食。
楽しい。
店を探したり、かってのわからないところで緊張しながら食べるのが、最近ますます嫌になってきた。
旅先で何を食べたってわたしの勝手だもーん、と開き直りたいが、まだ「これでいいのか?」という思いもある。
わたしは普段から保守的な人間だと思う。
「いつも食べに行く店で、どんどん友達が増えちゃって!」
などというオープンな生活スタイルなど、絶対に考えられない。

知らない客同士がしゃべるなんて、想像しただけで疲れる……。
嫌。
うらやましくない。
いろんな人に会って、人脈を広げ、自分を高めるチャンスをつかむ。
わたしにもやればできるのだろうか?
なんか寿命が縮まりそうだなぁ。
チャンスと寿命だったら、やっぱり寿命のほうが大事だよなぁ。
などと、群馬県と関係ないことばかり書くなっつーの!

 (中略)

去年、栃木県にひとり旅したとき、田楽屋で相席になったおばあさんたちが、
「群馬県の館林のつつじは、とってもきれいですよ」
とわたしに一生懸命、説明してくれたのだ。


(tsutsuji2.jpg)

わたしは、ほんの社交辞令で、
「じゃあ、ぜひ見に行きます!」
と答えていたんだけど、本当に行ってみる気になった。
知らない客同士が店で話すのなんか嫌い、と書いたものの、去年の栃木旅行では、初対面のおばあさんたちとわたしはおしゃべりをしていた。
適当に愛想よくしておけばよいという気持ちだったのだが、わたしは、そのおばあさんたちとの約束を果たすため館林に向かう。


(tateba90.jpg)

高崎から両毛線で伊勢崎まで行き、乗り換えて館林へ。
つつじが岡公園のつつじは、きれいに咲いていた。
人が多くてゆっくり見られなかったけど、おばあさんたちとの約束を守ったと思うと、つつじは、もうどうでもよかった。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




154-156ページ
『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
著者: 益田ミリ
2008年6月25日第1刷発行
発行所: 幻冬舎

 



あらっ。。。 益田ミリさんはつつじが岡公園へ行かれたのですわね。



そうですよ。 僕は思い込みで記事の中では「つつじヶ丘公園」と書いていたのですよ。 上の文章を読んで改めて調べてみたらつつじが岡公園が正しいのですよ。

その事を言うために館林の旅を取り上げたのですか。

いや。。。そうじゃありませんよ。 「つつじが岡公園」は僕にとって忘れられない場所だからですよ。

マジで。。。?

やだなあああァ~。。。小百合さんには「つつじが岡公園」の思い出はないのですか?

館林は私が生まれ育った町で、小さい頃からたびたび訪れているので、なんだかあまりにもありふれた風景になってしまって特に心に残る思い出はありませんわ。

そういうものかなァ~。。。? 僕にとって「つつじが岡公園」は小百合さんとの忘れられない思い出の場所なのですよ。 小百合さんも僕の記事を読んだでしょう?

ええ。。。読んだ覚えがありますわ。

もう忘れてしまったのですか?

読んだ覚えがあるから忘れてはいないのですわよ。 うふふふふふ。。。

ぜひもう一度読んでくださいよ。


11月に桜が咲いている!


(cherry21.jpg)

館林駅に着くと小百合さんが迎えに来てくれて「花山」へ行きました。
「花山」と呼ぶのは地元で育った40代の人たちが、そう呼ぶらしい。
館林市のガイドマップを見ると「県立つつじが丘公園」と書いてある場所です。


(tsutsuji2.jpg)

五月ごろ来れば、きれいな“つつじ”がたくさん咲いているのでしょう。
当然のことですが、11月なのでつつじは咲いていなかった。
ところが桜が咲いているのですよね。

11月に桜が咲いている!
ビックリしました。
上の写真ほど見事なものではありませんでした。
でも、間違いなく桜の一種です。
小百合さんもビックリしていました。
名前は分かりません。

バンクーバーやバーナビーの植物園のように名札をつけてくれればいいのに!
小百合さんは、そう言っていましたね。
ごもっともです。


(2awan10.jpg)

旧秋元別邸(最後の館林藩主・秋元家の別邸)の菖蒲園(しょうぶえん)のすぐそばにある橋の近くに白鳥が3羽居ました。
泳ぎ疲れたのか3羽とも岸辺に上がって草原(くさはら)の上で羽を繕(つくろ)って、これから昼寝するところでした。
小百合さんは近寄るのが怖いと言うのですよう。

40代の女性の怖さを持っている小百合さんにも
こういう童女のような繊細さがあるのですよね。
小百合さんの“かわゆい”ところです。

僕は50センチまで近寄りましたが
その白鳥たちも、人に慣れているようで
全くビクビクしませんでした。

旧秋元別邸の近くに田山花袋が9歳から14歳まで住んでいたという旧居が保存されていました。


(tayama.jpg)

田山花袋の『田舎教師』を読んだ事がありますが、僕の記憶では、主人公は羽生の田舎にあるお寺に下宿して僕の母校・熊谷高校(当時の旧制熊谷中学)に毎日、朝4時から5時ごろに起きて4時間歩いて通っていた、というような事を読んだことがあります。
初めて読んだ時、信じがたい事をしていたものだと驚きました。
僕が通ってた頃、校長室の前の廊下にガラス張りのケースがあって、その中に旧熊谷中学校第三回卒業生の写真の中に、小林秀三(林清三のモデル)の少年時代の姿を見たことがあります。

小百合さんが卒業した館林女子高校は田山花袋の旧居から歩いて5分のところにありました。
女子高時代、校門の近くの食べ物屋さんでラーメンだか、うどんだか、あるいはカップヌードルだったか。。。
それを買って戻って来る時に校門のすぐ前で、それをぶちまけてしまい、後片付けをしなければと思ったけれど、結局、何もしないでそのままにして教室に戻ってしまった。
そんな事をいつだったか小百合さんが書いていました。

12月にバンクーバーに戻るまでに
小百合さんの面白いエピソードが、もっともっと聞けるような気がするのです。
楽しみにしていま~♪~す。

では、小百合さんに捧げる短歌を。。。


 
 
館林
 
 
季節外れの
 
 
桜咲き
 
 
かわゆいきみに
 
 
胸ときめかせ

 
 


(cherry81.jpg+sayuri78.gif)





『味噌がビミョーな田楽』より
(2012年1月19日)


 



館林駅前で小百合さんを待っている時に、手持ち無沙汰のままブラリと広場に向かって歩いて行ったら次の裸婦像に出くわしたのですよ。

 


(tateba02.jpg)

 



。。。で、このヌードの像にデンマンさんはハマってしまったのですか?



いや。。。 別にハマったわけではありませんよう。 たまたま上の本を読んで懐かしく思い出したのですよ。

埼玉県にも駅前には裸婦像が多いのですか?

与野駅の裸婦像はすでに貼り出したけれど、東松山市にある、東武東上線高坂駅の西口を出ると歩道の両脇に裸婦像が並んでいるのですよ。

 


(matsuya2.jpg)


(matsuya3.jpg)


(matsuya1.jpg)

 



なんと32体の塑像が並んでいるのです。 まるで駅前の野外ギャラリーですよ。



有名な芸術家の作品ですか?

有名かどうか知らないけれど、高田博厚さんという彫刻家が制作したものですよ。 なかなか見ごたえがあります。

つまり、デンマンさんは 上の裸婦像を含めた32体の塑像が駅前の通りに並んでいることに 改めて感動して「駅前のヌード」というタイトルにしたのですか?

いや。。。 そればかりじゃありません。 考えてみたら、確かに アメリカやカナダの駅前には ヌードの像なんてどこにもないですよ。 少なくとも僕の記憶にはない。 バンクーバーの鉄道や地下鉄の駅前にも裸婦像はないですよ。

どうしてですか?

おそらく、ヌードの像は美術館だけで公開するという暗黙の了解事項になっているのかもしれませんよ。

じゃあ、なんで日本では駅前に裸婦像がたくさん展示されているのですか?

もちろん、はっきりとした理由は僕には解らないけれど、日本の場合は前例があると真似をしますからね。 日本人の特性として、隣がテレビを買うと、自分の家でもテレビを買いたくなるでしょう!? 隣が車を買うと、自分の家でも車を買う。 右向け右をすれが、日本人一億人が右向け右をするような。。。 “一億玉砕!” 戦争中は特にそのような傾向があったようですからね。。。

つまり、「1920年、東京駅前の日本工業倶楽部屋上につくられた無題の男女像」を真似て、西洋かぶれした駅長さんの一人が駅前広場に裸婦像を設置した。 そしたら、それを前例として日本各地の駅前広場に、裸婦像が設置されるようになったと言うことですかァ?

たぶんねぇ~。。。 それ以外に考えられないでしょう!?




初出: 2014年3月13日



(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。
実は、あたくしも裸婦像のモデルになってください、と頼まれたのでござ~ますわよう。
うふふふふふ。。。

でも、一糸もまとわずに男性の前に立つのは恥ずかしかったのですわァ。
だから、パンツとブラをつけたままならいいです、とお答えしたのですう。

「仕方ありません、卑弥子さんが そう言うのであれば、それでもけっこうです」ということでした。
それで、あたくしは次のような姿になって彫刻家の前に立ったのでござ~ますゥ。


(curtain5.jpg)

つまり、あたくしがモデルになって出来上がった裸婦像が、どこかの駅前に立っているのですわよう。


(hakoda02.jpg)

たぶん、こんな感じでしたわァ。
うふふふふふふ。。。

ところで、どうして小百合さんが「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
ご存知でござ~♪~ますか?

実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわ。

そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。


(suikyu9.jpg)

それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。

そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。

軽井沢・雲場池の紅葉



軽井沢のイルミネーション



秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩



とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。


(hand.gif)


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(linger65.gif)


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(kinuga25.jpg)

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(godiva05.jpg)

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(curryind.jpg)


(byebye.gif)
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