唐茄子屋政談
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デンマンさん。。。、唐茄子(とうなす)というのはカボチャのことですかァ〜?
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そうです。。。
なんで唐茄子など取り上げるのですかァ〜?
あのねぇ〜。。。僕は古今亭志ん朝さんのファンなんですよ。。。もう亡くなってしまったけれど、久しぶりに志ん朝さんの落語を聴こうと思ってユーチューブで探したら次のクリップに出くわしたのですよ。。。
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唐茄子屋政談
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遊びすぎて、「お天道様と釜の飯は付いてくる」と自ら勘当された若旦那”徳さん”は最初の内は良かったが、その内誰にも相手にされなくなった。
悲観して自殺しようと吾妻橋までさしかかり欄干から飛び込もうとするところを、たまたま叔父さんに助けられた。
何でもするからと、達磨横丁の叔父さんの家に連れられていった。
おばさんに挨拶して食事もすむと疲れがどっと出て、死ぬ様に眠った。
翌朝、叔父さんに起こされ、今日から「唐茄子」を売り歩けという。
みっともないから、と言うと、さとされ天秤を担いでヨロヨロしながら長屋を出ていった。
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アミダになった 笠も直せず、天秤にしがみついて歩いていたが、吾妻橋を渡って田原町に来た時にはたまらず、荷を投げ出して倒れてしまった。
親切な住民が手分けして買ってくれた。
残った二つを担いで歩き始めたが売り声も出ない。
吉原脇の田んぼの中で売り声の練習をしながら、道楽三昧の日々を思い出していた。
(上のクリップでは、ここまでを語る)
売り声も出る様になって、誓願寺店に入って来ると、質素だが品のいい奥さんに声を掛けられ、売り切った。
弁当を使わしてくれと頼んで食べ始めると五つ位の男の子が「おまんまだ!」と言って離れない。
事情を聞くと亭主の送金が無く買う事も出来ずに、困っていると言う。
ひもじいのはよく分かると、子供に弁当をやって、売り上げを全部渡して振り切る様にして戻ってきた。
完売した事に叔父さんも喜んでくれた。
食事の出る間、顛末を聞いていたが、売り上げを見せろと言うが無い。
誓願寺店で親子に弁当とお金を全部上げたというと本当ならイイが、これから行こうと提灯を持って立ち上がった。
誓願寺店に着いてみると、長屋では大騒動。
話を聞いてみると、あげたお金を因業大家が全部、店賃として取り上げてしまったので、奥さんが悲観して首をくくってしまった。
徳さんは感極まって大家の家に怒鳴り込んで、やかん頭にやかんで殴りつけ、溜飲を下げた。
奥さんは医者に診てもらい、寿命が有ったと見えて助かり、叔父さんが親子を引き取り暮らした。
収まらないのは徳さんで、自分が行かなければ奥さんは助からなかっただろう。
この事を奉行に願って出た。
裁きの結果、大家はきついおとがめ、徳さんは人助けをしたとして、青差し十貫文の褒美をもらい、勘当が許されたという。
”情けは人の為ならず”
唐茄子屋政談の一席でした、と言って噺を終える。
噺の後半を聞きたい人は次のクリップをクリックしてください。
前半、後半を通して聴くことができます。
つまり、この噺は、貧乏長屋に住まって、困っている母親と空腹を抱えて泣く子供を 見かねて売上のお金をすべてを渡して、徳さんは逃げるようにしてオジサンの家に帰ってしまうのですわねぇ〜。。。
そうです。。。別に逃げるようにして帰る必要はないのだけれど、まごまごしているとお金を受け取った母親が、弁当をもらった挙げ句にお金までもらう事はできません、と言って返そうとする様子なので、徳さんは気を利かせて逃げ帰ったというわけです。
要するに、貧乏長屋に住んでいる困っている母子に徳さんは情けをかけてあげたわけですわねぇ〜。。。
そういうことです。。。色々とごたごたがあったけれど、裁きの結果、大家はきついおとがめを受け、徳さんは人助けをしたとして、青差し十貫文の褒美をもらい、勘当が許されたというわけです。。。
貧乏長屋に住んでいる困っている母子に徳さんが情けをかけたことで、結果として徳さんは勘当が許されたというわけですわねぇ〜。。。
そうです。。。それで”情けは人の為ならず” というオチで噺を締めくくっているのです。。。
徳さんが情けをかけたのは、結局、母子のためではなく、回り回って自分のためになるので、人には情けをかけるものだ、ということですわねぇ〜。。。
そうなのですよ。。。でもねぇ〜、この格言を「情けをかけると、ろくなことにならないので、人に情けをかけるべきではない」と思い込んでいる人が居るのです。。。
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ところで、若い女性の間で、カボチャが人気があるようだけれど、ジュンコさんはカボチャを使って料理することがありますか?
ありますわ。。。私はカボチャが大好きです。。。
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カボチャ
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カボチャ(南瓜)は、ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称である。
原産は南北アメリカ大陸だが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカである。
皮を含む果実を食用とし、不飽和脂肪酸、ミネラル、たんぱく質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、これらのビタミンを含む。
種には炭水化物と脂肪が含まれる。
若葉、茎、花も可食可能である。
種は油、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、パンプキンシードオイルの原料となる。
日本語の呼び名である「カボチャ」は、一般にはポルトガル語由来であるとされ、16世紀にポルトガル船が九州に渡来した際に、寄港地のカンボジアからもたらされた野菜と伝えられ、通説として「カンボジア」を意味する「Camboja」(「カンボジャ」)の転訛であるとされる。
当初は「かぼちゃ瓜」と呼ばれたが、のちに「かぼちゃ」となったと言われている。
今日では外来語としての意識が薄くなっている語のひとつとして挙げられる。
方言では「ぼうぶら」「ボーボラ」の名を用いる地方もあり、これもポルトガル語で「カボチャ」や「ウリ類」を意味する「abóbora」(「アボボラ」)に由来するとされる。
「唐茄子(とうなす)」「南京(なんきん)」の呼び名もあり、「南京」はポルトガル船の寄港地の一つであった中国の南京に由来する。
漢字表記「南瓜」は中国語: 南瓜 (ナングァ; nánguā)によるもの。
江戸時代後期の『和漢三才図会』(1713年)には、中国南京渡来の野菜ということから「南京瓜(なんきん)」、唐のナスだから「唐茄(とうなす)」、カンボジア由来なので「柬埔寨瓜(かぼちゃ)」などと記載された。
オックスフォード英語辞典によれば、「pumpkin」は「メロン」を意味する古代ギリシア語「πέπων」に由来するという。
ラテン語の「peponem」、中期フランス語の「pompon」を経て、初期近代英語の「pompion」に転化した。
17世紀、イングランドからやってきた人植者たちが、現在のアメリカ大陸の北東部に到着してまもなくこの植物を発見したのち、「pumpkin」と呼ばれるようになった。
「pumpkin」の語源はマサチューセッツ州の言葉「pôhpukun」で、意味は「丸く育つ」。
この言葉は、マサチューセッツ州の「Wôpanâak」の方言を話すワンパノアグ族(Wampanoag)が、現在のマサチューセッツ州プリマス入植地の入植者たちにカボチャを紹介する際の言葉として使われたようである。
英語の「squash」もマサチューセッツ州の言葉に由来し、「askꝏtasquash」、「ashk8tasqash」、ナラガンセット語(Narragansett Language)では「askútasquash」と、様々な表記がある。
「pumpkin」という言葉は、植物学の分野でも科学の分野においても意味が定まっておらず、「Squash」や「Winter Squash」と同じ意味で使われている。
アメリカ合衆国とイギリスにおいては「pumpkin」は「クークルビータ・ペポ」(Cucurbita Pepo)に由来するオレンジ色をした丸い品種の「Winter Squash」を指すが、オーストラリアやニュージーランドにおいては「Winter Squash」全般を指す。
オーストラリアとニュージーランドにおいては、「pumpkin」も「squash」も同じ意味で使われることが多い。
歴史
ニホンカボチャ(日本カボチャ)の原産地は諸説あり、北アメリカ南部・中央アメリカ地域の原産とする説が有力視されている。
一方、セイヨウカボチャ(西洋カボチャ)は、南アメリカ・中央アメリカの高地が起源とされている。
また、ペポカボチャは北アメリカ・中央アメリカ起源といわれている。
ヒトがカボチャを栽培した歴史は古く、南アメリカのペルーで紀元前4000 - 3000年頃の出土品、メキシコでは紀元前1440年の出土品がそれぞれ発見されている。
1997年には、栽培化が従来の推定よりも数千年早い、8000年から10,000年前にメソアメリカで起きたことを示す新しい証拠が出された。
メソアメリカにおける他の主要な食用植物群であるトウモロコシと豆の栽培化よりも、約4000年早かったということになる。
21世紀の遺伝子解析による考古学的な植物調査では、北米東部の民族が各々にカボチャ、ヒマワリ、アカザを栽培化したことが示唆されている。
ニホンカボチャは、1492年クリストファー・コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパに持ち帰られて、大航海時代に世界中に広まって東南アジア地域で古くから栽培されるようになり、日本へは1541年頃にポルトガル船によって九州に伝播した。
日本への渡来については諸説あるが、中央アメリカ原産のニホンカボチャ(日本かぼちゃ)は、天文年間(1532年-1555年)に豊後国(現在の大分県)に漂着したポルトガル人がカンボジアから持ち込み、当時の豊後国の大名であった大友義鎮(宗麟)に種を献上したという説が有力である。
このカボチャは「宗麟かぼちゃ」と名づけられ大分県などで伝統的に栽培されているほか、福岡県豊前市三毛門地区で栽培されている三毛門かぼちゃは、宗麟かぼちゃが伝わったものとされており、2018年には豊前市の天然記念物に指定された。
また南アメリカ原産のセイヨウカボチャは、1863年(文久3年)にアメリカから日本に渡来し、当初は北海道などの冷涼地を中心に広まり、大正時代に関東地方以南でも栽培されるようになった。
アイヌの人々もカボチャを栽培しており、北海道での栽培の歴史は古い。
なお、形態的に変異の大きいペポカボチャは、明治初年に8品種が日本に導入されたという記録が残されているが、20世紀にはあまり栽培されなかった。
ペポ種は中国を経由して来たため、「唐茄子」とも呼ばれる。
ジャック・オー・ランタン
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日本には冬至にカボチャを食べる風習が全国各地に残る。
ただし、この風習は江戸時代の記録に無く、明治時代以降の風習とされる。
アメリカの先住民の間では、冬カボチャ・豆・トウモロコシを密集させてコンパニオンプランツとするスリーシスターズ農法が行われていた。
豆はトウモロコシを支柱にツタを伸ばし、豆は窒素固定を行い土地を肥沃にして、冬カボチャは地面を覆うように育ち水分を保つ役割を担った。
この3種の植物は冬の間でも保存できる貴重な食物でもあった。
カナダのノバスコシア州ウィンザー (ノバスコシア州)では1999年から毎年恒例行事として「パンプキン・ボートレース」が行われ、このレースは最も長距離で競う「パンプキン・ボートレース」として知られる。
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出典: 「カボチャ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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あらっ。。。もとはカボチャじゃなく カブで ハロウィーンのランタンを作っていたのですわねぇ〜。。。
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そうなんですよ。。。日本でも近年、ハロウィーンは人気のある年中行事になっているようですよねぇ〜。。。
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アメリカが本場だと思っている人が多いようですわァ〜。。。
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もともとはヨーロッパに住んでいたケルト人の収穫祭と悪魔祓いのお祭りだったのですよ。。。それが移民によってアメリカに伝えられたと言うわけです。。。
デンマンさんもハロウィーンには仮装して大騒ぎをするのですか?
いや。。。僕は仮装したことはないけれど、バンクーバーにあるランガラ・カレッジでパスカルというコンピューター言語を教えていたクラスで、10月31日にクラスの半分ぐらいの学生が仮装して教室に入ってきたのでビックリしたことがありました。。。
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学校にやって来てきてから着替えたんじゃなく、家から仮装してやって来たというのです。。。その日は、一日中仮装で過ごすのですよ。。。ここまでやるのかと思って驚きました。。。10年ほど前の話です。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたもカボチャが大好きですか?
では、ここに珍しいカボチャ料理を紹介しますわァ〜。。。
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どうですか?
あなたも作ってみたいと思いますか?
ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」
あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわ。。。
じゃあ、ホログラムを使った面白い動画をお見せしますわァ〜。。。
「面白いけれど、それだけじゃつまらん。他に何か面白いことを話せ!」
貴方が 更に そう言うのでしたら、ワンワンちゃんの面白い動画をお目にかけますわ。。。
ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!
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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
あなたなは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?
わかりましたわァ。。。
では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。
日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。
次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。
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