獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

松浦亜弥コン「進化ノ季節」@大阪 に行った、涙が出た。

2006-09-17 22:15:23 | コンサート舞台
  さほど松浦亜弥が好きではない私デスペア。デビュー当時もなんかおさるさんみたいな子だなぁの印象。

  いままで後浦コンや家の近所であったハロプロパーティには行ったことある。松浦のソロコンサートはなし。今日初めて松浦亜弥ソロコンサート昼に行ってきた。

  客層は昼ということ、それとハロプロ一のTV露出の多さのため、家族連れちらほら。はじめてファミリー席2階最前列で着席して観戦の私デスペア。

  隣は小学生中学年のお兄ちゃんと低学年の妹とその家族。さわぐわけでもなく泣きわめくわけでもなくしっかり観戦していたようす。女の子がおおいかと思いきや、小学校3年生ぐらいの男子を2人ほどみかけた。

  網膜色素変性症な私デスペア。視野が狭くそれほど人間ウォッチングができない私。そんな私の視野で2人の少年発見。実際はもっと多いはず。さすがあやや。なっちコンではまず少年はいない。

  
  デスペア的見るポイント。

1,悔しくて涙が出てきた。

   本編ラストの曲「絶対解ける・・」。5人のバンドメン(女子1人含む)を引き連れて両脇の花道へ。手を伸ばせば観客とタッチできるほどの距離で松浦が歌う。盛り上げる。2階席から見ている私。へんなヲタがあややに抱きつきやしないかとひやひや。それほどの花道と観客の距離。

  そんなヲタを至近距離にしても堂々たる松浦亜弥。盛り上げかたもうまい。涙が出てきた私デスペア。松浦の成長に涙。そして、高橋愛や安倍なつみを大きく引き離した松浦のステージング。愛ちゃんやなっちでもあややには完敗。

  松浦は愛ちゃんほど綺麗な伸びのあるすきとおった声はしていない。年を取るごとに場末のちーママみたいにかすれ声気味の松浦。だけど高橋は松浦亜弥にかなわない。

  松浦はなっちほど観客をつつみこまない。どちらかとうと愛情ある毒舌気味に観客を突き放す。だけどなっちは松浦亜弥にかなわない。

  そのことを今日実感した。そして悔しくて悔しくて涙が出てきた。我が愛しのなっちや高橋の上を行く松浦亜弥のステージをも見て涙が出る。悔しくて悔しくて。あっぱれ松浦亜弥。


2,ぷよぷよおなか。

   デビュー当時のあややはとっても細いイメージ。今日ラストのほうではビキニ風の黒の衣装。2階席から見るあやや。ふともももからウエストにかけて女性らしいふっくら。あの少女特有の少年ぽい細さはなくなっていた。

  双眼鏡でみる。あややのおなか。腹筋は割れていない。どちらかというと道重さゆみのおなかみたいにちょっとプヨプヨ。それでも堂々たるあやや。あっぱれ。


3,ジャズ?スイング?ブラス?

   途中からバンドを引き連れて歌う松浦。このバンドがいい味をだしている。トロンボーン、サックス、トランペットの3人のブラスメン。サングラスに黒のスーツ。楽器を振っての演奏。様になる。トランペットをくるくると片手で回したり。簡単なふりで客をもりあげたり。かっこいい。

   普通好きなアイドルが男とバンド演奏はいやなものだが、あややではそれは感じない私デスペア。ブラスメンの演奏とパフォーマンスにも目を奪われた。


4,座らせて聞かせる。

   前回のあややコン。生演奏がとてもよかったとの評判。それを聞きつけ今回参加の私デスペア。ファミリー席でじっと聞く。今回も後半からは、客を座らせる。ギターのみで歌う松浦。ブラスだけで歌う松浦。聞かせる。すばらしい。

   カラオケでは松浦の歌声にだけ気がいく。生演奏だとギターと松浦の声のハーモニー、緊張感がいい。20の小娘が30,40のおっさんを引き連れて歌う姿はかっこイイ。あややはそれほど歌はうまいとはおもわないが、雰囲気というかオーラが松浦は絶品。


5,スケバン刑事の予行編。

   9月30日ロードショーの松浦亜弥主演「スケバン刑事 コードネーム麻宮サキ」の予告編が3分ほど流れる。

   爆破ありアクションありで、予想外にこった作りにびっくりの私デスペア。石川梨華の悪役ぶりも大注目「お前の存在自体がうぜぇんだよー」とタンかをきる石川。ギャップを通り越してなぜだがぴったりとはまっていた。視野が狭く映画館の大スクリーンは視野に納めきれない私デスペア。縮小ルーペをもってでも映画館に足を運びたくなった。石川の演技が見てみたい。


  アンコールでは英語?の歌の半分ちかく歌詞をわすれる松浦。しかしそれもエンターテイメントだといわんばかりの松浦のオーラ。その後言い訳で、緊張してるんですよのあやや。

  いやいやあなたは緊張なんてしません。どっちかというとすべてをなめているのです。それが松浦亜弥。オーラの源泉はそこにある。

  松浦のステージングをみて、悔しくてうらやましくて涙がでたが、それでもアンコールが終わり、緞帳が下りてあややが見えなくなり、会場の照明がともされると、なんともいえない満足感と高揚感。余韻を楽しめる。それほどまでに松浦亜弥に魅了された1時間50分であった。

  松浦のステージを見て、高橋愛の卒業後のソロ歌手としてはやっていけないことを確信(もちろんミキティのソロもありえない)。松浦のステージを見て、なっちがもしアイドル路線から松浦のように歌手路線に変更すればやっていけないことを確信。

  松浦をさほど好きでない私デスペア。松浦のステージングに脱帽の私デスペア。次回の松浦のソロコンサートが楽しみ。進化する松浦が楽しみ。そんなことを感じた、進化しないなっちがとてもいとおしいデスペアであった。   
コメント (2)
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