9月11日。とある地方の簡易裁判所へ向かう私デスペア。開廷は1000。バスが少し渋滞に巻き込まれて5分遅刻の私。
裁判所の階段を上りひとつしかない法廷へ。傍聴席ドアをあける。OMCの社員らしき男性が傍聴席に1人。法定内には司法委員のおじいさんと書記官。
傍聴席ドアを開けてすぐの椅子にOMCの社員らしき男性。「遅れて申し訳ありません」と私。男性社員は目線はあわせずすこしうなずく程度。
法定内の書記官が原告(デスペア)、被告(OMC社員)を法定内に入ってくるように促す。書記官法廷を一度出て裁判官を呼びに行く。書記官戻る、すこしして裁判官入廷。法廷内は5人の男達。さぁ3回目の口頭弁論の始まりです。
全員起立して一礼。着席。まず裁判官が被告の人定質問(?)。OMCの担当者社員と確認。
裁判官がはじめて3回目にして初めて法廷に現れたOMC社員の意見陳述を促する。しゃべりはじめる社員。裁判になれているようなしゃべり方、営業サラリーマン特有の丁寧な言葉遣い。これから対決するぞ!!の私デスペア。少々拍子抜け。そして、思いも寄らぬ衝撃の発言が飛び出す。
OMC社員<「社内で検討しました結果、過払い金はお支払いします。それから、カード取引も継続させていただくことで、和解を申し入れたい。」
えっーーーーーーー!!。どうしたOMC!!今までは過払い金は払うが、そのかわりカード契約の解消を要求していたのにーーーーーー!!。何があったOMC。私のOMCのよさを書き連ねた準備書面に心を動かされたのか!!
もうそれからはとんとん拍子。和解案が固まっていく。
デスペアOMC的和解のポイント。
1,デスペアには32万円の債務。OMCには20万円の債務。
私デスペアはOMCカード利用債務が32万円。これはOMCに払わないといけない債務。一方OMCも過払い利息として20万円を私に払わないといけない債務。両者の債務額合意。
2,OMC20万円の過払い金の返還方法。
OMCは過払い金を支払うか、それとも相殺するか。私デスペアに尋ねる。OMCとしてはどちらでもいいとのこと。簡易な決済手段として相殺を希望する私。結果私のOMCへの支払い債務は12万円。
3,過払い金に発生した利息は放棄する。
和解協議の時に、利息のことを持ち出す私デスペア。すると裁判官。
裁判官<「確かに、不当利得では利息は発生します。ただ、和解ではあまり利息はいわないほうがいいですよ。まとまる噺もまとまらなくなりますよ。それに過払いの判例も今年でたばかりですし・・・。(過去にさかのぼってOMCに利息を支払わせるのは酷ですよ・・・とのニュアンス)」
裁判官に促されて、
デスペア<「わかりました それでかまいません」
利息は放棄する。カード取引の継続がうれしくてそれぐらいはよしと納得。
3,カード取引の継続。
現在は30万円のカード利用限度額(うちキャッシング利用限度額は10万円)。カード取引は継続。そのかわりキャッシングの利用限度額は0円としてもらっていいですか。とOMC。
もちろんです。それは私が前回提示した和解案の1内容です。断る理由などありません。
4,個人信用情報の履行遅滞情報の削除。
ここまで和解案が固まって、一つ心配。先日個人信用情報機関CICで私デスペアの個人情報を開示請求。そこにはなんと、OMCカード利用欄に、私の都合での「未入金」情報がしっかり登録されてあった。
このせいで、私はIC乗車券付きクレジットカードを申し込んでも、審査に通らなくて、カードつくれず。ジャパンネット銀行のクレジットラインというキャッシングが一方的に呈しされた。私の信用にキズがついているため。それはOMC発の情報。
この不信用情報は、今後5年間は消えないとCICで聞く。この個人情報についてOMCに尋ねる。
デスペア<「信用情報機関CICの私の未払い情報は訂正していただけるんですか?」
OMC<「そのようにさせて頂きます。」
えっーーーーーーーーーーーー!!。どうしたOMC。
5,和解そして取り下げ。
OMCの数少ない要求。キャッシング利用限度額を0円とすることと、それともう一つ。裁判の記録には残らないように、訴えの取り下げという形を私デスペアにとってもらいたいということ。
和解には、裁判官に判決と同等のの効力ある「和解調書」を出してもらうのが本来の形。だがOMCは和解調書ではなく、訴えを取り下げてくれとのこと。
いまいちOMCの意図が読めないが、おそらくは類似の訴訟を多く抱えているのOMCとしては、和解内容を和解調書として確定してそれが公表(?)されるて、それが一つの基準となるのがいやなのだろう(憶測)。
その申し出に私は、
デスペア<「私はOMCさんを信頼してますので、強制力のある和解調書を求めることはしません。訴えの取り下げでイイですよ。ただ、信用情報が訂正されて、カード取引が実際に継続されていることを確認したうえで、訴えの取り下げます。」
和解案もまとまり(書面をかわしたわけでなく、あくまで口約束だけどね・・・)、裁判官。
裁判官<「では、本日はこれでいいですか」
デスペアOMCさんは<「はい」 閉廷。
カバンに書類を片づけながら、OMCの社員の人と一言二言会話。それに裁判官も乗ってくる。その会話から、OMC社員の人はわざわざ東京本社から来てくれたとのこと。OMCもいま大変だということ。
そして、OMC社員の実に誠実な態度。カード取引の再開の進行状況などを連絡してくれるとのこと。なんと実直な男性。好印象。そしてやっぱりいいねOMC。いままで高利貸しだなんて言ってゴメンなさい。そして、
「ありがとう! オーエムシー!!」
裁判所を出て、補装具の遮光メガネの申請のために市役所に向かう私デスペア。日差しはまぶしいが、日の光が気持ちがいい。腕時計をみるとまだ1035。たかだか30分の出来事。そんな9月11日。
裁判所の階段を上りひとつしかない法廷へ。傍聴席ドアをあける。OMCの社員らしき男性が傍聴席に1人。法定内には司法委員のおじいさんと書記官。
傍聴席ドアを開けてすぐの椅子にOMCの社員らしき男性。「遅れて申し訳ありません」と私。男性社員は目線はあわせずすこしうなずく程度。
法定内の書記官が原告(デスペア)、被告(OMC社員)を法定内に入ってくるように促す。書記官法廷を一度出て裁判官を呼びに行く。書記官戻る、すこしして裁判官入廷。法廷内は5人の男達。さぁ3回目の口頭弁論の始まりです。
全員起立して一礼。着席。まず裁判官が被告の人定質問(?)。OMCの担当者社員と確認。
裁判官がはじめて3回目にして初めて法廷に現れたOMC社員の意見陳述を促する。しゃべりはじめる社員。裁判になれているようなしゃべり方、営業サラリーマン特有の丁寧な言葉遣い。これから対決するぞ!!の私デスペア。少々拍子抜け。そして、思いも寄らぬ衝撃の発言が飛び出す。
OMC社員<「社内で検討しました結果、過払い金はお支払いします。それから、カード取引も継続させていただくことで、和解を申し入れたい。」
えっーーーーーーー!!。どうしたOMC!!今までは過払い金は払うが、そのかわりカード契約の解消を要求していたのにーーーーーー!!。何があったOMC。私のOMCのよさを書き連ねた準備書面に心を動かされたのか!!
もうそれからはとんとん拍子。和解案が固まっていく。
デスペアOMC的和解のポイント。
1,デスペアには32万円の債務。OMCには20万円の債務。
私デスペアはOMCカード利用債務が32万円。これはOMCに払わないといけない債務。一方OMCも過払い利息として20万円を私に払わないといけない債務。両者の債務額合意。
2,OMC20万円の過払い金の返還方法。
OMCは過払い金を支払うか、それとも相殺するか。私デスペアに尋ねる。OMCとしてはどちらでもいいとのこと。簡易な決済手段として相殺を希望する私。結果私のOMCへの支払い債務は12万円。
3,過払い金に発生した利息は放棄する。
和解協議の時に、利息のことを持ち出す私デスペア。すると裁判官。
裁判官<「確かに、不当利得では利息は発生します。ただ、和解ではあまり利息はいわないほうがいいですよ。まとまる噺もまとまらなくなりますよ。それに過払いの判例も今年でたばかりですし・・・。(過去にさかのぼってOMCに利息を支払わせるのは酷ですよ・・・とのニュアンス)」
裁判官に促されて、
デスペア<「わかりました それでかまいません」
利息は放棄する。カード取引の継続がうれしくてそれぐらいはよしと納得。
3,カード取引の継続。
現在は30万円のカード利用限度額(うちキャッシング利用限度額は10万円)。カード取引は継続。そのかわりキャッシングの利用限度額は0円としてもらっていいですか。とOMC。
もちろんです。それは私が前回提示した和解案の1内容です。断る理由などありません。
4,個人信用情報の履行遅滞情報の削除。
ここまで和解案が固まって、一つ心配。先日個人信用情報機関CICで私デスペアの個人情報を開示請求。そこにはなんと、OMCカード利用欄に、私の都合での「未入金」情報がしっかり登録されてあった。
このせいで、私はIC乗車券付きクレジットカードを申し込んでも、審査に通らなくて、カードつくれず。ジャパンネット銀行のクレジットラインというキャッシングが一方的に呈しされた。私の信用にキズがついているため。それはOMC発の情報。
この不信用情報は、今後5年間は消えないとCICで聞く。この個人情報についてOMCに尋ねる。
デスペア<「信用情報機関CICの私の未払い情報は訂正していただけるんですか?」
OMC<「そのようにさせて頂きます。」
えっーーーーーーーーーーーー!!。どうしたOMC。
5,和解そして取り下げ。
OMCの数少ない要求。キャッシング利用限度額を0円とすることと、それともう一つ。裁判の記録には残らないように、訴えの取り下げという形を私デスペアにとってもらいたいということ。
和解には、裁判官に判決と同等のの効力ある「和解調書」を出してもらうのが本来の形。だがOMCは和解調書ではなく、訴えを取り下げてくれとのこと。
いまいちOMCの意図が読めないが、おそらくは類似の訴訟を多く抱えているのOMCとしては、和解内容を和解調書として確定してそれが公表(?)されるて、それが一つの基準となるのがいやなのだろう(憶測)。
その申し出に私は、
デスペア<「私はOMCさんを信頼してますので、強制力のある和解調書を求めることはしません。訴えの取り下げでイイですよ。ただ、信用情報が訂正されて、カード取引が実際に継続されていることを確認したうえで、訴えの取り下げます。」
和解案もまとまり(書面をかわしたわけでなく、あくまで口約束だけどね・・・)、裁判官。
裁判官<「では、本日はこれでいいですか」
デスペアOMCさんは<「はい」 閉廷。
カバンに書類を片づけながら、OMCの社員の人と一言二言会話。それに裁判官も乗ってくる。その会話から、OMC社員の人はわざわざ東京本社から来てくれたとのこと。OMCもいま大変だということ。
そして、OMC社員の実に誠実な態度。カード取引の再開の進行状況などを連絡してくれるとのこと。なんと実直な男性。好印象。そしてやっぱりいいねOMC。いままで高利貸しだなんて言ってゴメンなさい。そして、
「ありがとう! オーエムシー!!」
裁判所を出て、補装具の遮光メガネの申請のために市役所に向かう私デスペア。日差しはまぶしいが、日の光が気持ちがいい。腕時計をみるとまだ1035。たかだか30分の出来事。そんな9月11日。