獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

トイレットペーパー理論

2007-12-27 22:16:59 | 網膜色素変性症と私
 トイレットペーパー。使い始めたときはこんな厚いロールしてある紙がなくなるなんて思わない。

 けれど、だんだん使うとトイレットペーパーのロールが小さくなっていく。その減り方は加速度的に減っていく。まっさらの状態のあのまるまると太った円柱状の時は使ってもへっていないように感じていたのに・・・。

 網膜色素変性症の私デスペア。どんどん視野が狭まっていく私の目。網膜が外周から中心へどんどん機能不全になっていく。

 最近白いタイルの風呂場で蛇口をさがしたり、シャンプーとリンスのボトルの判別に時間がかかったり、なにより、風呂場では体を洗うときなど目をつぶるようになった私。白いタイルがまぶしい。

 今日ホームセンターへ行った。ホームセンターへの行き道の歩道上の車侵入防止の円柱にどんなに目をこらしてもぶつかるようになった。店の中でも物を探すのに時間がかかるようになった。

 冬場だというのに、遮光眼鏡をかけていてもまぶしくかんじるようになった。1年前まではそんなことはなかったのに。

 視野狭窄と網膜細胞の機能不全がここへきて加速度的に進んでいるように思われる。まるでトイレットペーパーのように。

 できれば私のトイレットペーパーは使い切っても芯は残ってほしい。
コメント (4)
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