「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」
数週間前のラジオ番組「嗣永桃子のぷりぷりプリンセス」文化放送・KBS京都で嗣永桃子がおすすめした小説「容疑者Xの献身」を読み終えた。
単行本400ページほどあるのだが、読み始めた当初はたいしておもしろくもないありきたりの推理小説かなとおもっていたが、残り50ページぐらい、特に381ページと384ページからの数ページを読んでいると涙があふれてきた。
小説で涙がボロボロでたのは、「アルジャーノンに花束」を以来だな。
・将来に絶望したことがあり、
・結婚をしないもしくはしないと決心し、
・当然子供をつくることもあきらめて、
・渇望する愛をアイドルへの熱意で代替している、
・独身の30代の男性
が読めば、おそらくは私と同じページでボロボロと涙することまちがいない。
この小説の中の石神にとっての花岡親子は、私デスペアにとって嗣永桃子や須藤茉麻なんだな。
夏の1冊としておすすめします。
ただ、桃子がこの小説をすすめていたけど、女の子桃子はこの小説の誰に感情移入というか自己投影して感動したのだろう。それともただ単に桃子は謎解きがおもしろかったという理由でおすすめしたのかな?。
家族の愛情をいっぱいうけて、みんなからちやほやされているアイドル嗣永桃子に、石神の気持ちなどわかるはずもないと思うのだが・・・。
それと、この小説の最後の数ページは蛇足だな。私にとってはその前で話は完結している。
数週間前のラジオ番組「嗣永桃子のぷりぷりプリンセス」文化放送・KBS京都で嗣永桃子がおすすめした小説「容疑者Xの献身」を読み終えた。
単行本400ページほどあるのだが、読み始めた当初はたいしておもしろくもないありきたりの推理小説かなとおもっていたが、残り50ページぐらい、特に381ページと384ページからの数ページを読んでいると涙があふれてきた。
小説で涙がボロボロでたのは、「アルジャーノンに花束」を以来だな。
・将来に絶望したことがあり、
・結婚をしないもしくはしないと決心し、
・当然子供をつくることもあきらめて、
・渇望する愛をアイドルへの熱意で代替している、
・独身の30代の男性
が読めば、おそらくは私と同じページでボロボロと涙することまちがいない。
この小説の中の石神にとっての花岡親子は、私デスペアにとって嗣永桃子や須藤茉麻なんだな。
夏の1冊としておすすめします。
ただ、桃子がこの小説をすすめていたけど、女の子桃子はこの小説の誰に感情移入というか自己投影して感動したのだろう。それともただ単に桃子は謎解きがおもしろかったという理由でおすすめしたのかな?。
家族の愛情をいっぱいうけて、みんなからちやほやされているアイドル嗣永桃子に、石神の気持ちなどわかるはずもないと思うのだが・・・。
それと、この小説の最後の数ページは蛇足だな。私にとってはその前で話は完結している。