獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

日本学生支援機構が障害のある大学生への支援状況を公表している。

2015-05-19 21:36:19 | 網膜色素変性症と私
 20年前私が大学生だったころは大学構内で障害者をかけたことはなかった。網膜色素変性症な私デスペア。まだそのころは私の視野障害も視力障害も進行してなくて、夜でも自転車にのっていたなぁ。今おもうと昔の私はすごいなと思う今の私。



 来年4月から障害者差別解消法が施行され、大学でも無理のない範囲で障害のある学生に配慮しなければならない。これからどんどん障害学生がふえていくのかな。



 大学がどんなように障害学生へ配慮しているかをあつめた事例集をネッとで見つけた。日本学生支援機構がまとめていた資料。視覚障害や聴覚障害などの障害別の事例集。視覚障害でも全盲と弱視にわけている事例集。



 視覚障害で大学が配慮していることとして目にとまったのが、視覚障害学生のためにその学生専用の休憩室をつくったこと、障害学生のために携帯点字端末を買って貸与していること、学生寮にはいるにあたって視覚障害者はネットから情報をえるためその学生のためにワイファイをそなえたことなど。とくに休憩室はたしかに必要だなとおもった。休憩室といっても体がつかれるのでそこでやすむというよりも、視覚障害者は講義がおわっても次の講義まで時間があるときや、昼休みなど、時間をつぶす場所がない。健常者学生ならそこらへんで時間をつぶしたり図書館にいくんだろうけど、視覚障害者だとその場所をみつけるのが大変。この休憩室の配慮ってのはいいね。たぶんこの休憩室はほかの肢体不自由の障害者もつかっているんあろうな。こういった部屋はあればいいね。



 そして、障害学生をうけいれる大学は、まずその学生が高校のときに、その高校の先生から問い合わせがあって、入学前からいろいろヒアリングとかをして受け入れ態勢を整えていることにもびっくり。



 もっといろいろな事例があるので、ぜひ以下のリンクを見てみてね。



日本学生支援機構の障害学生への支援の具体例の詳細はこちら



 p.s.

これらの配慮をうけるには、まず障害者がこうしてほしいという申し入れをする必要がある。これからは障害者はいままで以上に自分のっことをまわりの人に知ってもらって、援助をうける必要があるね。そして忘れてはいけないのは感謝の気持ち。権利意識だけが肥大化してしまって、感謝の気持ちが縮小してしまう障害者もおおいからね。Juice=Juiceのセンター宮本佳林の感謝の気持ち、素直さを見習わないとな。
コメント (1)
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