介護福祉士実務者研修を、全盲視覚障害者でも、どんどん受講しているようだ。

ファーストペンギン


今日で7月もおわり、フランスではオリンピックがひらかれていて、日本勢は金メダルラッシュのよう。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。テレビは見ないので、いまいち、オリンピックの興奮がつたわらないのよね。


そんな今年の夏、去年の夏は何をしていたかというと。大阪の福祉専門学校で、介護福祉士実務者研修を受講していた私。そのときは、１年後に、こうやって、日本発の全盲視覚障害者によるヘルパー事業所、ウエカジハローセンターを設立し、利用者4名、ヘルパー9名のヘルパー事業所を経営しているとはおもわなかったね。


去年の7月から10月まで、研修をうけて、12月に介護福祉士実務者研修を修了し、終了証をもらって、そして、あけて2月に、豊中市にヘルパー事業所開設の申請、4月に豊中市から指定がおりて、6月からヘルパー事業所の開業。


1年前の私からしたら、今の私は、想像もつかなかっただろうね。


そして、今年の夏、私が、受講した専門学校では、現在２名の視覚障害者の若者が、私につづけとばかり、受講しているらしい。その人たちも、来年の７月には、それぞれ、自分のヘルパー事業所を開業しているのかな？


その２人にとって、私がファーストペンギンになれたのなら、私は本望。私の事業所　ウエカジハローセンターが、これから、指定取り消し、廃業したとしても、どんどん、私のうしろに若い人たちが、つらなっているね。ファーストペンギンが、海の中で、サメに食べられたとしても、セカンドペンギン、サードペンギンが、サメからのがれて、大海におよぎだしてくれるだろうね。ファーストペンギンとはそういう存在なのね。


みなさんも、ぜひ、全盲視覚障害者によるヘルパー事業所つくってみてね。私ができたんだから、あなたもできます。まちがいない。