先日のJuice=Juice宮崎由加のブログで海賊と呼ばれた男という映画をみて、原作をよみたくなったと書いていた。その前は宮本佳林が映画「君の名は。」を見て泣いたとブログで書いていた。Juice=Juiceファンの私としてはメンバーが見た映画はみたいとおもう。宮崎さんが見た映画、佳林が見た映画どっちを見ようかなと思う私。まずは佳林の見た映画がみたかったけれでも、君の名ははバリアフリー上映されていない。網膜色素変性症な私デスペア。視覚障害者なので、映画をみるとき音副音声で音声解説がついている映画じゃないといまいち映画の中身が把握できない。
検索してみると、バリアフリー上映の大賞になっているのは、いまのところ、妖怪ウォッチの映画と、聖の青春、海賊と呼ばれた男、ぼくは明日、昨日のきみとデートする、この世界のかたすみでの5つぐらいの映画しかない。残念ながら君の名ははバリアフリー上映ではない。
ちなみに、このバリアフリー上映というのは、あらかじめ視覚障害者がスマホでUDCASTというアプリをダウンロードして、映画の音声データをダウンロードして
そのスマほをもって映画館にいけば、スマほにさしたイヤホンから、その映画の音声解説がきこえてくるというもの。テレビでいうところの副音声解説包装。
バリアフリー上映 UDCASTの詳細はこちら
ということで、宮崎さんおすすめの下階族とよばれた男を見ようと、鵜梅田のJR大阪駅のルクアというビルの11階のステーションシネマへ。ほんとは朝はやおきして9時スタートの回をみよとおもったけどおきられず、
結局、12時50分の回を見ようと家をでる、途中梅田でルクアのビルの中にまよいこんでしまって、ひとり白杖をもってあたふたしていると、親切な若いカップルが声をかけてくれて、一緒にステーションシネマへのエレベーターをさがしてくれた。私の頭の中野エレベーターとはちがう別のエレベーターだったけど、なんとか12時50分にはステーションシネマの11階についた。もちろんその若いカップルには宮本佳林がセンターをつとめるJuice=Juiceの8thシングル「KEEP ON 上昇志向」をありがとうカードと一緒にプレゼンと。カップpルなので二人で1枚ということで1枚プレゼント。彼女のほうが、私にたいして、彼氏さんいま聞いてくれてますといっていた。彼氏さんという言い方が新鮮だった。
無事にシネマについて、さて海賊と呼ばれた男のチケッとを買おうとしたら、なんと売り切れ、次の15時50分の分ならかえますよとのこと。
そこまでまっていられないので、ほかのバリアフリー上映対応の映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のチケッとを買って、こっちを先にみて、おわってからすぐに海賊を見よと予定変更。
チケッとカウンタのスタッフは、バリアフリー上映のアイポッドをおかししましょうか?ときいてくれたけど、私は自分のスマほで音声ガイドをききますので結構とことわる。このステーションシネマにはなんと20大のアイポッドがあって、無料で貸出をうけることができて、そのアイポッドから音声ガイドを聞くことがっできる。ただ貸出のアイポッドのイヤホンは耳の穴につっこむタイプじゃなくて、耳にかぶせるタイプなので、劇場内だと隣の人に音漏れして迷惑がかかる気がする。
スタッフに手引きされてシアター内の客席へ。一番前の席。映画泥棒のCMがスクリーンでながれて、ぼくは明日、昨日の君とデートするがはじまった。200席で8割がたうまっている客席。女性同士やカップルがおおい客層の中に42歳のおっさんがひとり、イヤホンをききながら見ている。野球場のおっさんみたいだな。
1時間50分の上映時間があっというまだった。1時間行こうはずっと涙涙のなきっぱなしの私デスペア。42歳のおっさんがずっと泣いていた。こんなおっさんは野球場の内野席にはいないだろうな。よかった。感動した。
原作がまんがだときいていたので、この映画はアニメかな?君の名はみたいなアニメ映画かなとおもっていたら、実写だった。主人公はフクシソウタといういまのりにのっているイケメン、恋人役は小松ナナという人。あと朝ドラにもでていた男性もでていていて、若手オールキャストという感じだった。ただその若手俳優のだれも私は顔がおもいうかばない。たくさんのキャストの中でその声でわかったのは宮崎よしこだけだった。お母さん役の宮崎よしこ。彼女の顔だけは私の頭の中野イメージがある。
私のの目が見えなくなったのは5年ぐらい前から、そのころからテレビ画面の人間の顔が認識できなくなった。つまりは、今日の映画の主役たちは、ここ5年ぐらいにどどどと出てきた俳優たち。私も視覚障害者のベテランになってきたな(笑い)
ストーリーは、とても映画君の名はににている。いうなれば、君の名は。と私の頭の中野消しゴムのをかけて2でわって、さわやかをたしたような感じ。
私の好きなソナタ形式。はじめとおわりがうまくリンクしている物語。アップアップガールズのハイスパートライぶのような映画、いったんストーリーがおわって、そこからまた巻き戻されるような物語。時がさかのぼることで、ああそういうことだったのか。エミの涙の意味はそういうことだったのかとわかるストーリー。
はじまりはおわり、おわりははじまり、失われていく記憶と、若返っていく恋人。
もし、これが恋人との最後のキスだとわかっていたら、あなたは笑顔でいられるだろうか?
結末をしった上で、もう一度この映画をはじめから見たい。小松ナナの演技をもう一度見てみたい。
あまり書くとネタバレになるので、このぐらいにしておこう。
35歳の中年と15歳の女子高生。ヲタとアイドルの年齢差のような場面もあるので、Juice=Juiceファンにもたのしめること間違いなし。宮本佳林のバースデーを毎年祝える喜び。
おすすめの映画。ぼくは明日、昨日のきみとデートする。見てね。今日が公開日です。
ハンカチがびしょぬれで、手一種も鼻水と涙でまるまった状態。いまにも思い出してまた泣いてしまいそうになっている私を、スタッフが急いで次のシアターへと手引き。次は海賊と呼ばれた男。
2時間30分の映画。テンポがわるく、ヤマバもなく、ハラハラも、胸キュンもなく、まったくおもしろくなかった。百田なおきの原作なので、もっと愛国心や自己犠牲をあおるストーリーかとおもったらぜんぜんそうじゃなかった。なぜこの原作がベストセラーになったのかわからない。まったくつまらない映画。300席で私が見た会も満員で、老夫婦カップルがおおかった。見終わった後、だれもよかったねおもしろかったねという人はいなかった。
海賊をみるのなら、ぼくは明日を見ることをおすすめします。私がまた見たいと思った映画ははじめて。
海賊でよかったのは、岡田ジュンイチの演技、20大から90歳までを演じていて、20大のころの声と60大のころの声がまったく別人で、これは岡田が若い時代を演じて、60歳のころのは別の役者が演じているのかなとおもったほど、最後の音ガイドで、主人公のマツゾウが岡田ジュンイチひとりがやっていることを知った私。あと、ユキは綾瀬はるかだったのね。声だけだともっとおさないように感じた。
海賊で唯一の泣き所は、ユキのスクラップ帳だけ、ただそれだけ。
ps
音声ガイドでは小松ナナ演じるフクジュエミの目はボブで、アーモンド形の目と開設していた。アーモンド形の目ってどんなんだろう?だいたい目ってアーモンドの形だとおもうんだけどな。でも佳林の目はアーモンドっていうより、ピーナッツのよなつぶらな目かな。