神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

さよなら、ハエちゃん!!

2024年07月17日 | キリスト教

【ユダの接吻】ジョット・ディ・ボンドーネ

 

 いえ、今も完全にハエと100%縁を切った(?)わけではありません(笑)。

 

 単に発生原因(某フルーツ)を排除したので、残りのコバエちゃんたちは「コバエほいほい☆」へ吸い込まれるようにいなくなり、「そしてハエは一匹もいなくなった」状態になったわけです。

 

 とはいえ、これからもっと暑くなってくれば、またどこかからふらふら小さなハエが姿を現すでしょうし、ハエ以上に名前もよくわかんない虫が迷い込んでくるようなこともあるわけで……その~、自分的にキッチンの排水溝は一週間に一度くらいは中までスポンジで洗うので、「割と清潔にしてるはずなのにおかしいな?」と思って、軽くショックだったわけです。「それなりに綺麗にしてるはずと思うのに、何故?」とか思って。

 

 まあ、これで発生原因が排水溝じゃないとわかっただけでも良かったのですが……どうも「虫の苦労話」(?)はある一定の需要があるようで、カメムシとか何かの害虫系のものが部屋に出てきた時の対処法についてなど、「自分はこーゆう虫に悩まされた」、「刺されて痒みがなかなかな引かない」、「あ、うちではこんなふうに駆除してます」、「~~という駆除剤がよく効きまっせ」など、ラジオ番組などには色々な意見が寄せられるようで。。。

 

 うちの場合、たかがコバエとはいえ、「どこから出てくるのかわからん」、「今までこんなこといっぺんも経験したことない」といったことから、↓の「イライラする」っていう記事のところにこのことを書いたんですけど、とりあえずなんというかまあ、わたし自身はイライラしたりはしなかったわけです。ただ毎日「最低二十匹は殺してるんでは?」、「ここまでくるとハエちゃんが何か可哀想になってくるし」、「元を断たないと無用な殺生(弱いものいじめ☆)ばかりしてるみたいでなんかやだなあ」みたいに思ったというか。

 

 &部屋の中は一時的にいつも以上に綺麗になったというのも事実(笑)。いえ、コロナが今以上に深刻だった頃に買った除菌シートなどがまだ余ってるので、それで壁とか拭くと、そこにはコバエちゃんたちも寄っていかなくなったりと、それはなんかちょっと面白かったです(^^;)

 

 以前、年の暮れあたりに「大掃除、もうしてる?」、「ううん、うちまだ……」、「わたし、今日は壁拭いたわ。十二月になったら毎日少しずつ、「今日は壁」、「明日は窓」みたいに決めて、少しずつ綺麗にしていくの」、「へえ~……」といった話を職場(というか、そこに来てたお客さん)と話してたことがありました。わたしともうひとりいた同僚はですね……お互いそこまで清潔好きってわけでもないもんで、「大掃除の時、壁なんて拭く?」、「うんにゃ。壁なんか拭いたことね☆」みたいに、その方が帰ったあとに話してたものでした。。。

 

 が!!!「壁って案外結構汚れてるもんなのよ~」とおっしゃったその方の言葉の正しさが今回証明されたわけです。新型コロナウイルスがはじまった頃、ドアノブなどを拭いていて、「意外に汚れてるもんだなあ」とはその時も思ったものの……家に喫煙する人がいなくても、結構汚れてるもんだなあと思ったり。まあ、煙草吸う人がいたら、仮に毎日壁拭いたところで、間違いなく壁紙は黄色くなるとは思うものの

 

 で、何が言いたかったかというと、三つくらい下の「イライラする」の記事のところで、ハエは絵画に描かれていた場合、罪や腐敗の象徴……と書いたのですが、人間が生きてる間に一体何匹このハエちゃんたちを殺害しようとも――最終的に勝利するのは彼らなんではないかとはハッ☆としたという話。。。

 

 つまり、もし仮にわたしが人知れずして、どこか密室のような場所で殺され、遺体を放置された場合においてさえも、その部屋にその時点では一匹のコバエすらいなかったにせよ、換気扇その他の、それでも人間には「ちゃんと閉まってる」と思われる場所からでさえも、こうしたコバエというのは入り込んできて、人間の死体に卵を産みつけていくものなんだそうです(と、ハエ学者的な方が本に書いてるのをその昔読んだことがありました^^;)。

 

 で、自然界の全体の循環ということを考えると、腐敗が速やかに進んでそれが栄養分となるということが重要なことなわけで、その中でハエがいかに役立っているかということを思うと――ばい菌の源のように感じて排除するのは当然のこととはいえ、大切な隣人でもあるんだなあ~と思ったりもしたわけです。。。

 

『ウクライナ情勢による肥料高騰 宮崎発・食の救世主はハエ!?』 

 

 今回、トップ画がジョットなんですけど……自分的にハエと聞いて思い出すエピソードが、ジョットが少年の頃、師匠のチマブーエが留守中、師の絵の中にハエを描いておいたところ、チマブーエはそのハエを本物だと思って、何度も絵筆で追い払おうとした――という、実際には本当にあったかどうかわからないエピソードがあります。

 

 でもまあ、ジョットの絵を見てると、「そんなことがあったんじゃないか」と感じられますし、ハエが罪の象徴というのも、なんだか妙に納得してしまいます。何故といって、人はそのくらいありふれたような軽い気持ちで罪を犯し、「いやいや、このくらい大したことじゃないんだよ」なんて言いながら、同時にピシャピシャ☆ハエを殺すうち……そこからなんらかの伝染病にかかり、下痢や嘔吐を繰り返したりと、ある意味ハエより惨めな存在だ――そんな側面のあるのが我々ニンゲンというもの、という気がするからなんですよね(^^;)

 

 それではまた~!!

 

 


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