読む日々

テーマばらばらの読書日記

カカシの夏休み

2011-07-08 | 過去の記録
平成16年6月18日(金)

重松清「カカシの夏休み」

三篇収録。
①カカシの夏休み→ダムの底へ沈んだ故郷を出て20年。旧友の死が4人の同級生を再会させた。"帰りたい、あの場所に---。"
家庭に仕事に難題を抱え、人生の重みに喘ぐ者達を励ましに満ちた視線で描く。
②ライオン先生→若い頃、教え子だった妻を亡くし一人で娘を育てた教師。40代を迎え、髪がウスくなり、昔の髪型のカツラをかぶって教壇に立つ。「ライオン先生」のあだ名は昔、妻がつけたもの。二重瞼にしたいという娘を叱ると「お父さんのカツラはどーなんだ」と切り返されるが、その髪型こそ自分への励ましなのだとわかる。最後にカツラを外すライオン先生-----

③未来→高2の頃、話した事もないクラスの男子より「これから死ぬ」という電話を受けてそっけない態度を取り、周囲から責められて心のバランスを失った主人公。弟のクラスのいじめられっ子が自殺し、遺書に弟を名指しで批判され、家の中はメチャクチャに。しかしその子は実はクラスメイト全員分の遺書を用意していた。


感想、書いてなかったです。
ただ、カカシの夏休みは時々ストーリーを思い出してました。故郷がダムの底に沈むってどんな気分なんだろうか、って。
そして今年の大災害でも、故郷を失った方々がたくさんいます。その時もこの物語をチラっと思いだしました。
もう一度読んでみたいかも。

霧の橋

2011-07-08 | 過去の記録
平成16年6月17日(木)

乙川優三郎「霧の橋」


刀を捨てて紅を扱う紅屋の主人となった惣兵衛だったが、大店の陰謀、父親の仇の出現を機に武士魂が蘇った。
妻は夫が武士に戻ってしまうのではと不安を感じ、心のすれ違いに思い悩む。
夫婦の愛のあり方、感情の機微を叙情豊かに描き、鮮やかなラストシーンが感動的な傑作長編。
・・・・・・・・・・・たぶん、文庫の裏書より。


感想・・・おもしろいとにかくおもしろかった。緊迫感でなんとも言えず一気読み。
ひとつひとつ問題を乗り越えて最後スッキリできたし、よかった。この人の本はたまにスッキリできないから・・・。



<追記>えー、覚えてないけど面白そう。うちのロフトに仕舞ってあるのかなあ。文庫の値段まで書いてあるし。
探してみよう


あじさいin町内

2011-07-08 | 雑感


よく考えたら、我が家もアジサイが植わってました。
ダンナが去年、勝手に剪定したせいで、今年は1コも咲かないと思ってました。
でも1コだけ咲いてくれました鉢植えで買った時は私好みのものすごく濃い青、だったんですが、
地植えにしたらこんな色になっちゃいました


あとは近所の庭先で勝手に撮影




白もいいですねえ。