平成16年6月18日(金)
重松清「カカシの夏休み」
三篇収録。
①カカシの夏休み→ダムの底へ沈んだ故郷を出て20年。旧友の死が4人の同級生を再会させた。"帰りたい、あの場所に---。"
家庭に仕事に難題を抱え、人生の重みに喘ぐ者達を励ましに満ちた視線で描く。
②ライオン先生→若い頃、教え子だった妻を亡くし一人で娘を育てた教師。40代を迎え、髪がウスくなり、昔の髪型のカツラをかぶって教壇に立つ。「ライオン先生」のあだ名は昔、妻がつけたもの。二重瞼にしたいという娘を叱ると「お父さんのカツラはどーなんだ」と切り返されるが、その髪型こそ自分への励ましなのだとわかる。最後にカツラを外すライオン先生-----
。
③未来→高2の頃、話した事もないクラスの男子より「これから死ぬ」という電話を受けてそっけない態度を取り、周囲から責められて心のバランスを失った主人公。弟のクラスのいじめられっ子が自殺し、遺書に弟を名指しで批判され、家の中はメチャクチャに。しかしその子は実はクラスメイト全員分の遺書を用意していた。
感想、書いてなかったです。
ただ、カカシの夏休みは時々ストーリーを思い出してました。故郷がダムの底に沈むってどんな気分なんだろうか、って。
そして今年の大災害でも、故郷を失った方々がたくさんいます。その時もこの物語をチラっと思いだしました。
もう一度読んでみたいかも。
重松清「カカシの夏休み」
三篇収録。
①カカシの夏休み→ダムの底へ沈んだ故郷を出て20年。旧友の死が4人の同級生を再会させた。"帰りたい、あの場所に---。"
家庭に仕事に難題を抱え、人生の重みに喘ぐ者達を励ましに満ちた視線で描く。
②ライオン先生→若い頃、教え子だった妻を亡くし一人で娘を育てた教師。40代を迎え、髪がウスくなり、昔の髪型のカツラをかぶって教壇に立つ。「ライオン先生」のあだ名は昔、妻がつけたもの。二重瞼にしたいという娘を叱ると「お父さんのカツラはどーなんだ」と切り返されるが、その髪型こそ自分への励ましなのだとわかる。最後にカツラを外すライオン先生-----
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③未来→高2の頃、話した事もないクラスの男子より「これから死ぬ」という電話を受けてそっけない態度を取り、周囲から責められて心のバランスを失った主人公。弟のクラスのいじめられっ子が自殺し、遺書に弟を名指しで批判され、家の中はメチャクチャに。しかしその子は実はクラスメイト全員分の遺書を用意していた。
感想、書いてなかったです。
ただ、カカシの夏休みは時々ストーリーを思い出してました。故郷がダムの底に沈むってどんな気分なんだろうか、って。
そして今年の大災害でも、故郷を失った方々がたくさんいます。その時もこの物語をチラっと思いだしました。
もう一度読んでみたいかも。