読む日々

テーマばらばらの読書日記

みにくいおひめさま

2011-09-22 | 絵本
「みにくいおひめさま」フィリス=マッギンリー作/まさきるりこ訳/なかがわそうや絵


 学研の読み物シリーズが復刻されていた感動感激

子供の頃、全作買ってもらい、何度も何度も読んだ中で、一番のお気に入りがこれ。

なんと、図書館で見つけました。

同シリーズで「ちびくろおじさん」だけは廃棄を免れ、今、私の手元にありますが、あとは全部母が捨ててしまって
で、図書館で「たいようのぼうや」と「みつばちおじさんのたび」だけは発見出来て読みました。
でもこの「みにくいおひめさま」は以前検索かけた時は見当たらず。
なのに今日、ピカピカの本を発見しました!


瑞雲舎、というところから復刻されたらしいです、というかされました。
全作なのかはこれから調べよう。

うぅ・・大人買いしたい・・けど息子は読まないだろうし、第一、幼稚園から低学年向けだろうし。

で、この本は、ある国の何不自由ない生活を送る王女様は、とてもみにくかったんだけど、国内に住むある夫人の魔法(って本当の魔法じゃないけど)で美しく変身する物語。

つましい暮らしの夫人の家に同居して、その家の五人の美しい娘達とともに同じ暮らしをするうちに王女の内面が磨かれて
美しく変わるんです。
幼稚園児の私の心をわしづかみにしたのは、王女が自分でマフィンを焼くシーン。
王女は8歳なんだけど、5歳児の私は「8歳になったら自分でお菓子がつくれるんだ」というところにくぎ付けでした当時から食いしん坊だったのね。。。

久々に読んで、改めて「いい話だなあ」と。人の外見は、内面が大きく左右するんだ、って事、日ごろの行い、心がけがその人の姿形に現れるんだ、ってことをしみじみ実感します。そしてそれをわかりやすく子供に伝える事ができる凄い本です


懐かしさもプラスして、満足度300

<追記>
ネットで調べたら、この本と「はんぶんのおんどり」しか復刊されてないらしい。残念