藤本ひとみ「オデパン」
超上流階級の子弟達が集まって楽しいお遊びをする会、オデパン。
そこの「女王」としてあがめられていた、企業グループ総帥の娘、真織。
若かりし頃、自分の世界を変えたくて、母親の反対を押し切って一緒になった夫はとにかく合わない。
女友達から「力を借りたい」と手紙をもらい、23年ぶりにオデパンへ出かける・・。
連作短編。面白い
自分の想像をはるかに超えた「セレブ」の生活っぷりも楽しいし、真織の、どこまでも強気な性格とアタマの良さにほれぼれ。
こういう世界の話、大好きです
ラストは続きがありそうな終わり方。検索したら、やはりあるみたい。
読みたい読みたい
ここに出てくる物知らずなのに自分が十分に魅力的だと信じ切っている容子というあさましい女が痛ましい。
架空のお話なので、悪役もデフォルメされているんでしょうけど。
満足度90