読む日々

テーマばらばらの読書日記

さよならを言う前に

2011-10-07 | 過去の記録
平成16年8月11日

メアリ・H・クラーク「さよならを言う前に」

著名なコラムニストのネルは両親が事故で亡くなった時、両親がそばに立つのを感じた。海で溺れかけた時も、励ます父母の声が聞こえた。祖父の後を継ぎ政界に入る決意をした彼女に夫は激しく反対する。口論の直後、夫はクルーザーの爆発事故で帰らぬ人になった。罪の意識から事故の真相を調べるうち、思いもかけない事実が・・・。そして苦しむ自分の姿が目に浮かんだ・・。

感想・・・怖い。この夫、アダム。性格異常者で自分の欲しい物はそれがどんな些細な物でも必ず手に入れる、とか、平気で嘘をつく、とか、でもパッと見は礼儀正しくパリっとしていて人好きがする、とか。怖すぎ。どの国にもいるんだ、こういう異常者、と、痛感。


<追記>
まったく憶えてない。でもそれはきっと、「性格異常者」を記憶にとどめたくなかったからだと思う。
以前、会社にいて、酷い目にあった。最初、善人のフリをしていて、だんだん正体に気付いてきたら、今度はこっちを陥れようとしてあの手この手で攻撃された。最後は勝って、相手が解雇に近い退職となったが、やめる日に社内で追いかけてきて
「このままで済むと思うなよ」と言われた・・・。その後は車に傷をつけられたり、夜中に無言電話をかけ続けられたり。
とうとう電話番号を変えるところまで行った。こんなのを思い出しちゃうから、記憶から抹殺したんだと思う。

見ないふりして

2011-10-07 | 過去の記録
平成16年8月7日

メアリ・H・クラーク「見ないふりして」

不動産会社で働くレイシーは、ある日死んだ娘の部屋を売りたいという依頼を受ける。打合せのためのアパートを訪れた彼女を待っていたのは、銃声と、見覚えのある男が走り去る姿だった。
瀕死の依頼人イザベルは、娘が殺されたと信じていた。その証拠がここに・・・。殺人の目撃者となってしまったレイシーは、FBI証人警護プログラムを適用されるが。(文庫本裏書きより)


感想・・・会社の人より借りる。すごーくオモシロかった。次はどうなる、次は・・?と、一気に読み進んだ。主人公は大丈夫なはず、と思いながらも、つい結末を先に読んだりした。ただ犯人はなぜ娘の日記に自分を捜し当てる要素があると知っていたのかが疑問。もっかい読めばわかるのか?


<追記>この本からしばらく、この作者にハマりました。息つく展開がすごくて、夢中で読めるし、背景とかに違和感が感じられないので。ただ、ここでは上記のような疑問を当時抱いていたみたいですがしばらく読んでないな。。。

映画版「最後の初恋」

2011-10-07 | 映画・ドラマ
BSプレミアムで、4日に放送された、ニコラス・スパークス原作の映画「最後の初恋」

主演はダイアン・レインとリチャード・ギア。
海辺の町の映像が、とても綺麗でした。

長い小説を映画にすると、やっぱり物足りないなあ。
必要な部分は全部描かれていたと思うんだけど・・・。

たった4日間で恋に落ちる熟年カップル、という「あり得なさ」が、小説だとなぜか「あり得る」と納得させられるんだけど、映画だとやっぱり唐突さがぬぐいきれない感じ。

でも、ダイアン・レインのエイドリアンはイメージ通りで嬉しかった
リチャード・ギア、がなあ・・・・。

好きなんですけどね。小説読んだ時のポールの印象と違うかな、って感じがぬぐえません。
じゃあ、誰ならいいんだと言われると、ハリウッドの俳優さんなんてほとんど知らないから何とも言えませんが・・。
「HACHI」の教授役は、とってもよかったんだけど。

期待が大きすぎただけに、映画の満足度は60位です