千の命
2011-10-26 | 本
植松三十里「千の命」
江戸時代、杉田玄白の「解体新書」よりも早く、死産の際の母体を救うすべ「回生術」を編み出し、「産論」という本を弟子に出版させた、賀川玄悦の生涯。
武家の妾の子として生まれ、正室たる養母に冷たく扱われ、実母の死と共に実母の家の養子となるも、そこでもうまく行かず、
若くして医者を志し、彦根から京都へ出てきた玄悦が、医者への入門も叶わず、按摩師として働く傍ら、クズ鉄回収業をしていたのが、隣の産婦の命を救ったことから、死産の胎児を掻きだして母体を千人救いたい、とその道に邁進していく生涯を描いてます。(長)
途中、世間から後ろ指を差されながらも信じた道を行くことで、妻子と気まずくなったり、助けた産婦と恋仲になり、軽蔑していた父親と同じ事をしている自ら悩んだり。
でもだんだん世間からも認められ、弟子ももち、最後は家族とも強い絆で結ばれて、充実した一生を終えた玄悦。
できすぎだから創作かと思ったら、実話がベースだ
すごい人がいたんですね。
もう、引き込まれて一気読みしちゃいました。
ラスト辺りは会社で昼休みに読んでいたのに、涙が止まらなくて困りました
満足度100
これから、史実も調べてみようっと。
江戸時代、杉田玄白の「解体新書」よりも早く、死産の際の母体を救うすべ「回生術」を編み出し、「産論」という本を弟子に出版させた、賀川玄悦の生涯。
武家の妾の子として生まれ、正室たる養母に冷たく扱われ、実母の死と共に実母の家の養子となるも、そこでもうまく行かず、
若くして医者を志し、彦根から京都へ出てきた玄悦が、医者への入門も叶わず、按摩師として働く傍ら、クズ鉄回収業をしていたのが、隣の産婦の命を救ったことから、死産の胎児を掻きだして母体を千人救いたい、とその道に邁進していく生涯を描いてます。(長)
途中、世間から後ろ指を差されながらも信じた道を行くことで、妻子と気まずくなったり、助けた産婦と恋仲になり、軽蔑していた父親と同じ事をしている自ら悩んだり。
でもだんだん世間からも認められ、弟子ももち、最後は家族とも強い絆で結ばれて、充実した一生を終えた玄悦。
できすぎだから創作かと思ったら、実話がベースだ
すごい人がいたんですね。
もう、引き込まれて一気読みしちゃいました。
ラスト辺りは会社で昼休みに読んでいたのに、涙が止まらなくて困りました
満足度100
これから、史実も調べてみようっと。