読む日々

テーマばらばらの読書日記

5年3組リョウタ組

2013-02-06 | 
石田衣良「5年3組リョウタ組」


新聞連載小説だったみたい。

25歳のイマドキ風な風体だけど、子供と真摯に向き合える小学校教師リョウタの1年。

4月、初めて高学年の担任となり、勉強できるけど心に問題あり、の児童を、行き当たりバッタリながらも持ち前の素直さ正直さでぶつかり、乗り越えさせるお話からスタート。

同い年で、同じ独身寮に住む隣のクラス担任の染谷がいいアドバイザー。この人は冷静沈着で、むかしの少女漫画に出てくる、ヒーローの近くにいる浮世離れした優秀さをもつ完璧な先生。銀縁メガネだし。コクリコ坂でいったら、水沼。

将来的に大学院に進み、先生になる人を育てる先生になりたいとのこと。

このコンビ、いいな。

あとは、
ベテラン教師の、若手教師への陰湿な苛めを、この2人が関わる事で解決したり。いやぁ、怖いわ。苛めはダメといってる教師が苛めやってたらシャレニならない。

あと、自宅放火事件に学級委員が関わった疑いからおこるマスコミ対応やらなにやら。これは兄の単独犯だったけど、学級委員を暖かく迎えようとする子供たちに感動しました。

大学でて、社会経験のないまま先生と呼ばれてしまうって、確かに怖いなあ。そんな中、まともな感覚をもったリョウタはいい先生なんだろうけど…


泣けたし、いい話んだけど、なんでしょうこの違和感?
リョウタがなぜにそこまで周囲から認められるのか、が、簡単な展開すぎてリアル感が乏しいかんじかな?

私も5年3組だったな、そういえば。この題名はやはり「5年3組魔法組」をもじったんだよね、やっぱり。

私達も、クラスのことをやたらと、「5年3組〇〇組」と呼んでいたなぁ。

若い人はわかんないだろうなぁ(T-T)

満足度80

八重の桜・第5回

2013-02-06 | 映画・ドラマ
八重の桜・第5回「松陰の遺言」

安政の大獄から桜田門外の変までの回。

攘夷と開国で国が二つに割れて行ってますが、それを間違っていると強く憤る覚馬。

自身も攘夷派に自宅で襲われ、その際、妻が宿ったばかりの子を流産してしまう・・。

なぜ、自分の考えが正しいと思うと暴走するんだろうか。
そういう人間が多くなると争いが起きてしまう。

そんな中、会津の風習?なのか、お祭りでのケンカの際、迷い込んだ幼子に気付いた八重が助けると、いきり立っていた人々が落ち着いて踊り始める姿が。

冷静になるって大事なことなんだなあ・・。

そして松陰。なぜ攘夷を叫んで捕まった?と落ち込む覚馬が、勝からの手紙で真実の想いを知り号泣。

うーん。でもやはり死に急いだ感じがしますね。

八重、出番少ないなあ、というか、エピソードがない。
仕方ないのかな、まだ。