読む日々

テーマばらばらの読書日記

実さえ花さえ

2014-01-21 | 
朝井まかて「実さえ花さえ」


先日直木賞を受賞された朝井まかてさん。受賞作は図書館で見つけられませんでしたが、ほかのを借りてみました。

江戸時代、寛政の改革のころ?

花師として植木屋を営む夫婦の物語ですが、人情あり、はらはらドキドキもあり、ロマンスあり、勧善懲悪あり、でとても面白かったです。

主人公夫婦が事情で預かる男の子を巡り、夫婦を常日頃支える太物屋の隠居の活躍が爽快だし、隠居とまつだいら定信が仲良しだなんて面白すぎる。

心地よい終わり方と、20年後くらいの後日譚がよかった。

満足度90