読む日々

テーマばらばらの読書日記

訃報記事

2013-03-14 | 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130314-00000041-mai-soci


自分のブログ内で検索したけど、平成16年に読んだ本の感想しか書いてなかった。

もうそんなに長く読んでなかったか・・。

一時はものすごく大好きで、よく読んだんですが・・・。「その夜の雪」の衝撃は大きかった。
でもだんだん、同じ江戸だと宇江佐真理さんとか、諸田玲子さんの方が面白く感じられて、だんだん北原さんのは読まなくなったんだっけ。

まだ作家としてはお若いのに。
残念です。

ハードな朝でした・・・

2013-03-13 | 雑感
今朝、目覚めたら、何かヘンな「ウォーンウォーンウォーン」って音・・・

何々???と階下へ降りたら、夫が「火災報知機。母さん、フライパン火にかけっぱなしで寝ただろ」と。

えっっ?

・・・夜中にお弁当作るんですよ、私。確かに使ったフライパン洗って乾かそうと火にかけたような・・・。

幸いなことに、持ち手もステンレスで、燃えるところのなかったフライパンの為、ただただ熱されていただけでした。
が、キッチン内のあらゆるモノが高温になってました。

熱探知機が作動して、どうやら夜中の1時頃から鳴っていたらしい(息子が聞こえたと)

真面目に命拾いしました。本当に気をつけないとだ。自分はともかく、息子を殺すところだったと思うと背筋が・・。

夫もあまりの事に衝撃が大きかったのか、それとも基本動じない男の本領発揮か、一切うろたえたり怒ったり、というのはなかったです。それが救いかも。



さらに

朝、そんなこんなでバタバタしているのに、今度は洗濯機が故障。
脱水機能が全く働きません。

8年使用して、もういいか、と決断し、昼休みに買いにいきました。明日届けてもらえます。

こんな日ってあるんだなあ。。。。。。。。。

終末のフール

2013-03-13 | 
伊坂幸太郎「終末のフール」





8年後に小惑星が地球にぶつかり、地球上の人間はすべて死に絶える、との発表から5年が過ぎた、仙台市のとあるマンションを舞台にした8編の連作短編。


・終末のフール  60代位の夫婦。自殺させてしまった息子への悔恨と娘との和睦
・太陽のシール  ずっとできなかったのに、地球の終わり3年前にして妊娠発覚した夫婦
・籠城のビール  マスコミのせいで自殺した妹の仇を討とうと元キャスターの自宅へ乗り込む兄弟
・冬眠のガール  両親が死に、マンションに籠ってた女の子が、彼氏を作ろうと思い立ち、昔好きだった同級生の家を訪ねる
・鋼鉄のウール  キックボクシングを習っていた男の子と、そこにいたプロ選手。騒動後もプロとジムマスターは淡々と・・
・天体のヨール  大学の同級生だった妻を亡くし自殺するつもりが失敗。そこへ天体オタクの元同級生から電話がある。
・演劇のオール  家族を亡くした人々の疑似家族を演じている女性。そのうちいろんな縁が繋がり・・
・深海のポール  世界の終わりを人より長く見つめたい、とマンション屋上に櫓を作る老父


で、どれも、終わりを前にしても最後まできっと生きて行く、という終わり方で、なんとなく大団円。
5年の間に、死ぬべき人は死に(発狂したり自殺したり、暴動に巻き込まれて殺されたり)小康状態の街が舞台。
実際こんな事がおきたら自分はどうかなあ。

奇跡を信じて淡々と生きれる自分だったらいいのにな、

と思いました


満足度80

いつか陽のあたる場所で

2013-03-12 | 映画・ドラマ
NHKドラマ「いつか陽のあたる場所で」

本日最終回でした。

原作読んで、ドラマ化のニュースみて、楽しみにしてたドラマ。
うっかり初回を見逃してしまったけど、2回目からは欠かさず見てました。

キャスティングが絶妙。物語の世界、そのままでした!

上戸彩の芭子、すごくよかったし、飯島直子の綾香もイメージ通り。

上戸彩が飯島直子に「あやさん」と呼びかけるのがへんな感じではあったけど
毎回テレビの前で涙しました罪の重さとか、友情とか、親子の関係とか、世間の目とか、
いろいろ考えさせられもしました。

何回目かな、刑務所仲間のスリの女の役を演じた坂井真紀の演技が凄くて、「うまい・・」とくぎ付けになりました。
あと原作に出てきたかわからない、多分いなかった気がする、芭子と恋する男の子が斉藤工で。
こちらは大河ドラマの神保修理と重なり、どうしても不幸になるような予感がしてちょっとなあ、とは思いました上手でしたけど。

楽しみにしていて、本当に満足できてよかったです。
またいいドラマが見たいなあ。

気高き昼寝

2013-03-11 | 
天野作市「気高き昼寝」


精神疾患を持つ男。同じ病だった友人の自殺で遺された、彼の苦悩を著した小説の原稿。それを目にし、彼の代わりに復讐を誓う。

友達の人生を辿るビジネス小説で、東アジアの様子も面白いけど、主役、影薄いなぁ、
と、読み進めていたら、ラストで

なるほど!!!そういう事かぁ、と納得。

以下ネタバレ



友達は、精神疾患中に登場した自分の分身みたいなもの?小説は夏目自身が書いた自分の人生。

幼馴染みの山室を、踏みつけて自殺させた代議士を懲らしめる為に、目の前で自殺に見せかけて致死量に満たない睡眠薬を飲む計画。

それは、まるで釈迦の涅槃像のよう。
そう、気高き昼寝みたい。

いやぁ、かなり面白かったです。オモシロイって言い方は失礼かも?

著者も精神疾患の経験あり、とのこと。そうじゃなきゃ書けないかも。

満足度100